VMware ESXi 7.0 Update 3q リリース ノート (2024)

VMware ESXi 7.0 Update 3q | 2024 年 5 月 21 日 | ビルド 23794027

これらのリリース ノートへの追加や更新を確認してください。

重要:ソース システムに、バージョンが ESXi 7.0 Update 2 ~ Update 3c のホストと Intel 製ドライバが含まれている場合は、ESXi 7.0 Update 3q にアップグレードする前に、「VMware vCenter Server 7.0 Update 3c リリース ノート」の「新機能」セクションを参照してください。このセクションのすべての内容は vSphere 7.0 Update 3q にも適用されます。また、関連する次の VMware ナレッジベースの記事も参照してください:KB86447KB87258、および KB87308

新機能

  • このリリースでは CVE-2024-22273 が解決されています。この脆弱性と VMware by Broadcom 製品への影響の詳細については、VMSA-2024-0011 を参照してください。

  • ESXi 7.0 Update 3q では、次を含む複数のサーバ用の vSphere Quick Boot のサポートが追加されています。

    • HPE

      • Alletra Storage Server 4110

      • Alletra Storage Server 4140

      • HPE Cray XD670

      • ProLiant DL110 Gen11

    • Dell Inc.

      • MX760c vSAN Ready Node

      • PowerEdge C6615

      • PowerEdge HS5610

      • PowerEdge HS5620

      • PowerEdge XR8610t

      • R7625 vSAN Ready Node

      • VxRail VP-760xa

      • VxRail VS-760

    • Cisco Systems Inc.

      • UCSC-C220-M7N

      • UCSC-C240-M7SN

      • UCSX-210C-M7

      • UCSX-410C-M7

    • Supermicro

      • SYS-221BT-HNC8R

    サポート対象のサーバの一覧については、VMware 互換性ガイドを参照してください。

ESXi 7.0 の旧リリース

ESXi の新機能、解決した問題、および既知の問題については、各リリースのリリース ノートに記載されています。ESXi 7.0 の旧リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0, ESXi 7.0 Update 3p リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0, ESXi 7.0 Update 3o リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0, ESXi 7.0 Update 3n リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0, ESXi 7.0 Update 3m リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0, ESXi 7.0 Update 3l リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0, ESXi 7.0 Update 3k リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0, ESXi 7.0 Update 3j リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0, ESXi 7.0 Update 3i リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0, ESXi 7.0 Update 3g リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0, ESXi 7.0 Update 3f リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0, ESXi 7.0 Update 3e リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0, ESXi 7.0 Update 3d リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0, ESXi 7.0 Update 2e リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0, ESXi 7.0 Update 1e リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0, ESXi 7.0 Update 3c リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0、ESXi 7.0 Update 2d リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0、ESXi 7.0 Update 2c リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0、ESXi 7.0 Update 2a リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0、ESXi 7.0 Update 2 リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0、ESXi 7.0 Update 1d リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0、ESXi 7.0 Update 1c リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0、ESXi 7.0 Update 1b リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0、ESXi 7.0 Update 1a リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0、ESXi 7.0 Update 1 リリース ノート

  • VMware ESXi 7.0、ESXi 7.0b リリース ノート

利用可能な言語、互換性、オープン ソース コンポーネントについては「VMware vSphere 7.0 リリース ノート」を参照してください。

製品サポートに関する注意事項

  • ps コマンドのメモリ使用量の削減:

    ESXi 7.0 Update 3q では、ps コマンドのメモリ使用量を最適化することで、このコマンドの実行に必要なメモリが最大 96% 削減されます。

本リリースに含まれるパッチ

ESXi 7.0 Update 3q のこのリリースでは、次のパッチが提供されます。

ビルドの詳細

ダウンロード ファイル名

VMware-ESXi-7.0U3q-23794027-depot.zip

ビルド

23794027

ダウンロード サイズ

574.6 MB

md5sum

a22098da50aa15f007a59e3501da8083

sha256checksum:

2ece2ea2b11c1fe03ca432612c042235e29ef60b634b090e4c055c33c7637c38

ホストの再起動が必要

はい

仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要

はい

コンポーネント

コンポーネント

通知

カテゴリ

重要度

ESXi コンポーネント - コア ESXi VIB

ESXi_7.0.3-0.125.23794027

バグ修正

最重要

ESXi のインストール/アップグレード コンポーネント

esx-update_7.0.3-0.125.23794027

バグ修正

最重要

VMware ネイティブ AHCI ドライバ

VMware-ahci_2.0.11-3vmw.703.0.125.23794027

バグ修正

最重要

VMware NVMe over TCP ドライバ

VMware-NVMeoF-TCP_1.0.0.3-1vmw.703.0.125.23794027

バグ修正

最重要

Intel(R) X710/XL710/XXV710/X722 アダプタ用ネットワーク ドライバ

Intel-i40en_1.11.1.32-1vmw.703.0.125.23794027

バグ修正

最重要

ESXi コンポーネント - コア ESXi VIB

ESXi_7.0.3-0.120.23794019

セキュリティ

重大

ESXi のインストール/アップグレード コンポーネント

esx-update_7.0.3-0.120.23794019

セキュリティ

重大

ESXi Tools コンポーネント

VMware-VM-Tools_12.3.5.22544099-23794019

セキュリティ

重大

重要

  • vSphere 7.0 以降では、VIB をパッケージ化するためのコンポーネントとともにパッチが使用されます。ESXi esx-update のパッチは、相互に依存しています。ホストにパッチを適用する際の障害を回避するために、両方を 1 台の ESXi ホスト パッチ ベースラインに含めるか、ベースラインにロールアップ パッチを含めてください。

  • ESXi 7.0 Update 2 より前のバージョンの VMware Update Manager を使用して ESXi ホストにパッチを適用する場合は、パッチ ベースラインでロールアップ パッチを使用することを強く推奨します。ロールアップ パッチを使用できない場合は、パッチ ベースラインに次のパッケージがすべて含まれていることを確認してください。次のパッケージがベースラインに含まれていない場合、アップデート操作は失敗します。

    • VMware-vmkusb_0.1-1vmw.701.0.0.16850804 以降

    • VMware-vmkata_0.1-1vmw.701.0.0.16850804 以降

    • VMware-vmkfcoe_1.0.0.2-1vmw.701.0.0.16850804 以降

    • VMware-NVMeoF-RDMA_1.0.1.2-1vmw.701.0.0.16850804 以降

ロールアップ パッチ

このロールアップ パッチには、ESXi 7.0 の初回リリース以降のすべての修正が入っている最新の VIB が含まれています。

パッチ ID

カテゴリ

重要度

詳細

ESXi70U3q-23794027

バグ修正

最重要

セキュリティとバグ修正

ESXi70U3sq-23794019

セキュリティ

重大

セキュリティのみ

イメージ プロファイル

VMware のパッチおよびアップデート リリースには、一般的なイメージ プロファイルおよび重要なイメージ プロファイルが含まれています。一般的なリリース イメージ プロファイルは、新しいバグ修正に適用されます。

イメージ プロファイルの名前

ESXi-7.0U3q-23794027-standard

ESXi-7.0U3q-23794027-no-tools

ESXi-7.0U3sq-23794019-standard

ESXi-7.0U3sq-23794019-no-tools

ESXi イメージ

名称とバージョン

リリース日

カテゴリ

詳細

ESXi7.0U3q - 23794027

2024 年 5 月 21 日

バグ修正

セキュリティとバグ修正のイメージ

ESXi7.0U3sq - 23794019

2024 年 5 月 21 日

セキュリティ

セキュリティのみのイメージ

各コンポーネントとパッチについては、「解決した問題」セクションを参照してください。

パッチ ダウンロードおよびインストール

Broadcom サポート ポータルにログインして、こちらのパッチをダウンロードします。

以前のリリースのダウンロード手順については、「Download Broadcom products and software」を参照してください。

vSphere 7.x では、vSphere Update Manager の管理に使用される Update Manager プラグインが Lifecycle Manager プラグインに置き換えられます。vSphere Update Manager による管理のための操作は Lifecycle Manager プラグインでも引き続き使用でき、それに vSphere Lifecycle Manager の新機能が加わります。

通常、ESXi 7.x ホストにパッチを適用するときは vSphere Lifecycle Manager を使用します。詳細については、「vSphere Lifecycle Manager について」および「vSphere Lifecycle Manager ベースラインとイメージ」を参照してください。

Lifecycle Manager プラグインを使用せず、代わりにイメージ プロファイルを使用して、ESXi ホストをアップデートすることもできます。これを行うには、オフラインのパッチ バンドルの ZIP ファイルを手動でダウンロードする必要があります。

詳細については、「ESXCLI コマンドを使用した、ホストのアップグレード」と、VMware ESXi のアップグレード ガイドを参照してください。

解決した問題

解決された問題は次のようにグループ化されています。

  • ESXi_7.0.3-0.125.23794027
  • esx-update_7.0.3-0.125.23794027
  • Intel-i40en_1.11.1.32-1vmw.703.0.125.23794027
  • VMware-NVMeoF-TCP_1.0.0.3-1vmw.703.0.125.23794027
  • VMware-ahci_2.0.11-3vmw.703.0.125.23794027
  • ESXi_7.0.3-0.120.23794019
  • esx-update_7.0.3-0.120.23794019
  • VMware-VM-Tools_12.3.5.22544099-23794019
  • ESXi-7.0U3q-23794027-standard
  • ESXi-7.0U3q-23794027-no-tools
  • ESXi-7.0U3sq-23794019-standard
  • ESXi-7.0U3sq-23794019-no-tools
  • ESXi7.0U3q - 23794027
  • ESXi7.0U3sq - 23794019

ESXi_7.0.3-0.125.23794027

パッチのカテゴリ

バグ修正

パッチの重要度

最重要

ホストの再起動が必要

はい

仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要

はい

影響を受けるハードウェア

該当なし

影響を受けるソフトウェア

該当なし

含まれている影響を受ける VIB

  • VMware_bootbank_gc_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_esx-xserver_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_esx-dvfilter-generic-fastpath_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_esxio-combiner_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_vdfs_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_crx_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_esx-ui_2.13.2-22721163

  • VMware_bootbank_esx-base_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_trx_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_vsanhealth_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_cpu-microcode_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_native-misc-drivers_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_vsan_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_bmcal_7.0.3-0.125.23794027

修正されたパッチ リリース

3269229、3336578、3332098、3324772、3337108、3319535、3336916、3331375、3326805、3335978、3267977、3323978、3331256、3332691、3313970、3312843、3309601、3317598、3323119、3326739、3317618、3244429、3328641、3328638、3328337、3326300、3329238、3328301、3297696、3296093、3317448、3285491、3276174、3297629、3314959、3309482、3320147、3297625、3297729、3311303、3297704、3309472、3297749、3298709、3320949、3310432、3297774、3302255、3270210、3311302、3257098、3311831、3309603、3317088、3321157、2964964、3305227、3318350、3256083、3269969、3317445、3314400、3267704、2760003、3313882、3243360、3293469、3284876、3265330、3303842、3303855、3293093、3309148、3307580、3301661、3304469、3260297、3260070、3297409、3252235、3287748、3306033、3273752、3288607、3289238、3284916、3303694、3284133、3273653、3298508、3289605、3289669、3291198、3240347、3280468、3285518、3283501、3275377、3267449、3282267、3256992、3251790、3275137、3240662、3259035、3259205、3266912、3282224、3273653、3346924、3346935、3346816、3237506、3331539、3271089、3291105、3346938、3312150、3388772

CVE 番号

CVE-2024-22273

ESXi と esx-update のパッチは、相互に依存しています。ホストにパッチを適用する際の障害を回避するために、両方を 1 台の ESXi ホスト パッチ ベースラインに含めるか、ベースラインにロールアップ パッチを含めてください。

以下の問題を解決するために、gc, esx-xserver, esx-dvfilter-generic-fastpath, esxio-combiner, vdfs, crx, esx-ui, esx-base, trx, vsanhealth, cpu-microcode, native-misc-drivers, vsan、および bmcal VIB を更新しています。

  • PR 3318350:sfcb サービスが失敗し、複数のダンプ ファイルが生成されることがある

    null 参照が原因で、sfcbd サービスが失敗することがあります。/var/core/sfcb-vmware_bas-zdump に複数のダンプ コア ファイルが作成されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3317598:vSAN クラスタ内のディスクがエラーを表示せずに動作を停止し、クラスタ内の仮想マシンの応答停止または動作の停止を引き起こすことがある

    まれに、vSAN クラスタ内のディスク上のハードウェアまたはファームウェアの問題が原因で I/O が停止し、一時的なエラーが同時に発生すると、停止した I/O と一時的なエラーの処理の間の競合により、デッドロックが発生することがあります。vSAN はデッドロック後のイベントに関するレポートを処理しないため、通知は送信されません。その結果、影響を受けるディスクのクラスタにある仮想マシンがログや警告なしで応答しなくなったり動作を停止したりします。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3273653:64 GB を超えるメモリ カードを使用している vSphere システムで、「Unable to allocate SCSI_Command」というログ メッセージが記録されることがある

    vSphere システムで 64 GB を超える物理メモリ カードを使用する場合、仮想マシンの台数が増えたときに、SCSI コマンドによるスラブやヒープの割り当てに関して、「VSCSI: 590: VSCSI_VmkAccumulateSG failed: Out of memory」や「Unable to allocate SCSI_Command」などのエラーが示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、物理メモリのサイズに基づくスケール係数が適用されます。

  • PR 3326739:vmkdevmgr サービスが失敗したときにデバッグ ログが出力されない

    ごくまれに、vmkdevmgr サービスが失敗し、コア ダンプが有効になっていない場合、失敗の元になった問題の特定に役立つデバッグ ログが出力されないことがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、vmkdevmgr サービスでコア ダンプが有効になっているかどうかの自動チェックが追加されます。

  • PR 3309601:ESXi ホスト上の仮想マシンに仮想マシン ポリシーを適用しているときに、vSphere Virtual Volumes サービスが失敗してダンプが生成されることがある

    まれに、vSphere API for Storage Awareness (VASA) セッションでベンダー プロバイダ パラメータに対する追跡されていない参照が削除後にアクセスされると、ダンプが生成されることがあります。その結果、ESXi ホスト上の仮想マシンに仮想マシン ポリシーを適用しているときに、vSphere Virtual Volumes サービスが失敗してダンプが生成されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3265330:vSphere Virtual Volumes がある仮想マシンの移行中、ソース上のボリュームを閉じるのに時間がかかると、VMX サービスが失敗することがある

    仮想マシンに vSphere Virtual Volumes と変更ブロックのトラッキング (CBT) がある場合や、仮想マシンで Content Based Read Cache (CBRC) が有効になっている場合など、一部のシナリオでは、ストレージの移行中、ソースのボリュームを閉じる際に保留中の I/O をフラッシュするのに 10 秒程度の長い時間がかかることがあります。VMX サービスがターゲット ホスト上のボリュームへのアクセスを試行するまでに保留中の I/O のクリアが完了しない場合、サービスは失敗します。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、ソース ホスト上のすべての vSphere Virtual Volumes とディスクは、ターゲット ホストが開こうとする前に確実に閉じられます。

  • PR 3331375:セキュア ワイプ処理中に、SATA ドライブへのパスが完全に失われた状態に移行することがある

    一部の SATA ドライブは、セキュア ワイプ処理中に、ホストからのクエリに対して適切な重要な製品データ (VPD) を提供しないことがあります。その結果、HPP プラグインが物理メディアの変更を誤って解釈し、SATA デバイスへのパスを永続的に失われたとマークすることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3328638:プローブ I/O が長時間にわたって再試行可能なエラーで失敗すると、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    まれに、一時的なデバイス エラーやコントローラのリセットなど、短時間の中断が原因で失敗した操作の再試行をアダプタまたはデバイスが長時間続ける場合に、CPU のロックアップが発生することがあります。その結果、ESXi ホストで障害が発生し、パープル スクリーンが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3293469:vSphere Client で、vSphere Virtual Volumes データストアの読み取り/書き込み I/O 遅延の統計情報に変化のない線が表示される

    vSphere Client で、監視] > [詳細] > [データストア の順に移動して仮想マシンの詳細パフォーマンス メトリックを表示すると、vSphere Virtual Volumes データストアの読み取り/書き込み I/O 遅延の統計情報として変化のない線が表示されることがあります。この問題は、読み取り/書き込み I/O 遅延のカウンタが誤って累積平均として計算されているために発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3303842:マッピング解除ビットが設定された WRITE SAME (16) コマンドがシック ディスクで失敗する

    ゲスト OS によるシック ディスクに対する WRITE SAME (16) コマンドのマッピング解除ビットの有効化が VPD ページ B2 の情報によって防がれない場合、このコマンドは予想されるとおり vSphere 環境で失敗します。また、ゲスト OS は適切なエラー コードを受け取らない場合、Block Zeroing とも呼ばれる WRITE SAME (16) を使用してマッピング解除要求を発行し続け、これによって I/O エラーが発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、VPD ページ B2 はマッピング解除がサポートされている WRITE SAME (16) に対して適切なレポートを返します。また、マッピング解除がサポートされていない場合は、ゲスト OS が適切なエラー コードを受け取り、ゲストによる不要なマッピング解除の試行を防ぎます。

  • PR 3314400:ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンと次のメッセージが表示される:@BlueScreen: NMI IPI: Panic requested by another PCPU

    NSX Data Center がある vSphere 環境では、vmxnet3 ドライバの追加のサニティ チェックにより、ポートまたはポートセットのロックが発生して、ロックの競合を引き起こす可能性があります。その結果、ESXi ホストが機能を停止し、パープル スクリーンと次のようなメッセージが表示されることがあります:@BlueScreen: NMI IPI: Panic requested by another PCPU

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、不要な vmxnet3 ドライバ チェックが削除されます。

  • PR 3346924:古い DVSPORT_FLAG_RESERVED フラグが原因で、VMware NSX のアップグレードが失敗する

    ごくまれに、失敗した vSphere vMotion タスクによってポートの DVSPORT_FLAG_RESERVED フラグが保持されて、そのポートを含むスイッチを削除できないために、VMware NSX のアップグレードが妨げられることがあります。このフラグをクリーンアップするには、ESXi ホストを再起動する必要があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3243360:Integrated Dell Remote Access Controller (iDRAC) で ESXi ホスト名が表示されない

    iDRAC 環境でコマンド localcli hardware ipmi bmc get を実行すると、ESXi ホスト名の一部のフィールドが空で表示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、ESXi ホストが静的に構成されて再起動された場合、固定 IP アドレスの構成時に IPMI BMC ホスト名が更新されます。

  • PR 3289605:転送キュー オプションが無効になっていると、ネットワーク パフォーマンスを最適化できないことがある

    転送キューの NetSchedHClkVnicMQ 詳細オプションが有効でない場合、複数のキューを持つ vNIC がすべてのキューを利用できず、スループットの大幅な向上が妨げられる可能性があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、NetSchedHClkVnicMQ オプションはデフォルトで有効になります。

  • PR 3346935:コンテナ ポートのマッピング先である ESXi ホスト ポートで vSphere Network I/O Control が有効になっていると、仮想マシンの移行が失敗することがある

    まれに、コンテナ ポートのマッピング先である ESXi ホスト ポートで vSphere Network I/O Control が有効になっていると、ターゲット ホストにダミー ポートが作成されるために仮想マシンの移行が失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3301661:IOFilterVP のメモリ リークが原因で I/O フィルタ プロバイダがオフラインと表示されることがある

    IOFilterVP のメモリ リークが原因で、ESXi ホストの I/O フィルタ プロバイダが vSphere Client の 構成 > ストレージ でオフラインと表示されることがあります。この問題は、SSL キャッシュが VASA API 要求を処理する際に、特定の場合にすべてのヒープ メモリを使用することが原因で発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、SSL キャッシュ セッションにタイムアウトが追加されて、メモリ リークが防止されます。

  • PR 3346816:ESXi ホストを再起動しないと、NVIDIA GRID vGPU グラフィック カードの VIB を更新できない

    NVIDIA GRID vGPU グラフィック カードの VIB のサイズが大きい場合、カーネル モジュールに十分な容量が割り当てられていないと、自動更新ができないことがあり、操作を完了するために ESXi ホストを手動で再起動する必要があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3309482:再起動時または vSAN ディスク グループのマウント時に vSAN ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示される

    vSAN 論理ログ LLOG のリカバリ中に、まれに発生する問題が原因でコンポーネントの内部属性の初期化が正しく行われないことがあります。その結果、vSAN ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示され、ログに次のようなエラーが記録されることがあります。

    VMK_ASSERT(cfDisableAssert || LSNEntryLessThan(entry, cfParams->gcpEntry))

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3306033:TCP/UDP のデフォルト ポート 514、SSL プロトコルのデフォルト ポート 1514 とは異なるポートでファイアウォールを手動で開く必要がある

    ESXi 7.0 Update 3q 以降では、Syslog リモート ホストまたは loghost を標準以外のポートで構成すると、永続的な動的ファイアウォール ルールが vmsyslogd サービスによって自動的に作成されます。TCP/UDP のデフォルト ポート 514、SSL プロトコルのデフォルト ポート 1514 のそれぞれと異なるポートでファイアウォールを手動で開く必要はなくなりました。標準ポートを使用してリモート ホストを構成する場合でも、引き続き Syslog ファイアウォール ルールセットを有効にする必要があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。詳細については、「リモート ホストに対する Syslog の排出のためにファイアウォールを開く」を参照してください。

  • PR 3282267:無効なセンサー データ レコードが原因で hostd サービスが断続的に失敗することがある

    まれに、ベースボード管理コントローラ (BMC) から hostd サービスに無効なセンサー データ レコードが提供されて、サービスが失敗することがあります。その結果、ESXi ホストが応答しなくなったり、vCenter Server から切断されたりします。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、センサー データ レコードを hostd サービスに渡す前に検証するチェックが実装されました。

  • PR 3237506:RAID5 または RAID6 のストレージ ポリシーを使用している場合に [vSAN キャパシティ] 画面での What If 分析で誤った値が表示される

    vSAN クラスタの キャパシティ 画面では、クラスタで RAID5 または RAID6 のストレージ ポリシーを使用している場合に、What If 分析で誤った空き容量が表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3276174:ESXi 7.x ホスト間の vSphere vMotion 操作が「Destination failed to preopen disks」というエラーで失敗する

    ESXi 7.x ホストで古い Virtual Volumes ストレージ プロバイダ(VASA プロバイダ)を使用している場合、移行とパワーオンのパフォーマンスを最適化するために複数の vSphere Virtual Volumes をまとめてバインドすることが許可されない可能性があります。その結果、7.x ホスト間で vSphere vMotion 操作を実行すると、vSphere Client に「Destination failed to preopen disks」というエラーが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3311831:ESXi ホストが断続的に動作を停止し、パープル スクリーンと「Spin count exceeded - possible deadlock」というエラーが表示される

    TCP 接続でパケットの順序が乱れるという問題がまれに発生することが原因で、ESXi ホストが断続的に動作を停止し、パープル スクリーンと「Spin count exceeded - possible deadlock」というエラーが表示される場合があります。vmkernel.log ファイルには、tcpip スタックのエラーに関する次のようなバックトレースが記録されます。

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bbf0:[0x42003081b976]Lock_CheckSpinCount@vmkernel#nover+0x26f stack: 0xfffffffffffffff8, 0x15a8f9ed9da6c33, 0x3ff, 0x43201ac1efd8, 0x1

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bc40:[0x420030908c8d]SP_WaitReadLock@vmkernel#nover+0xba stack: 0x43201ac1efd8, 0x43201ac1efdc, 0x0, 0x0, 0x41ffd380b7a0

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bc80:[0x420030908d2a]SPAcqWriteLockWork@vmkernel#nover+0x33 stack: 0x43201ac10f60, 0x420031ce1595, 0x43201cac3b80, 0x420031d4da3b, 0x43201cac3b80

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bca0:[0x420031ce1594]rw_wlock@(tcpip4)#<None>+0x8d stack: 0x43201cac3b80, 0x41ffd38030b0, 0x6, 0x41ffd380b7a0, 0x43201ac10f60

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bcb0:[0x420031d4da3a]tcp_usr_attach@(tcpip4)#<None>+0x7b stack: 0x6, 0x41ffd380b7a0, 0x43201ac10f60, 0x43201ac1aff0, 0x453c10e1bd58

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bcf0:[0x420031cff0a6]socreate@(tcpip4)#<None>+0x1fb stack: 0x58, 0x43201ac1aff0, 0x41ffd380b7a0, 0x1, 0x6

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bd40:[0x420031ceb2b6]vmk_socket@(tcpip4)#<None>+0xa3 stack: 0x1, 0x420031ccf047, 0x45dbc1758950, 0x4313d2803210, 0x43201ac01700

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3252235:親子関係にあるオブジェクトに対する開く操作と名前変更操作の間でまれにデッドロックが発生して、ESXi ホストの起動に失敗することがある

    名前変更操作では、親オブジェクトのアドレスの方が小さいという前提で、オブジェクト ポインタ アドレスに基づいてソース ディレクトリとターゲット ディレクトリをロックします。まれに、この前提条件に該当しない場合があり、子が先、親が後の順で名前変更のロックが行われ、一方で親が先、子が後の順で開く操作のロックが行われることがあります。その結果、開く操作と名前変更操作の間でデッドロックが発生し、ESXi ホストの起動に失敗します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3313970:アップリンク ウォッチドッグの書き込みロックが原因で、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    定期的なサニティ チェック中に、アップリンク ウォッチドッグが書き込みロックを保持して他のサービスからの読み取りを妨げ、ESXi ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示されることがあります。次のようなエラーがバックトレースに記録されます。

    Panic Message: @BlueScreen: NMI IPI: Panic requested by another PCPU. RIPOFF(base):RBP:CS

    [0x14e1e0(0x420033000000):0x430201d03440:0xf48] (Src 0x4, CPU14)

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、定期的なサニティ チェックでは書き込みロックが読み取りロックに置き換えられます。

  • PR 3331539:多数のコンテナ論理ポートがある NSX セグメント間の移行によって ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    多数のコンテナ論理ポートがある NSX セグメントでの vSphere vMotion タスク間でまれに発生する競合により、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3240662:ホスト プロファイルのコンプライアンス チェックで誤ったエラー メッセージ「IPv4 vmknic gateway configuration doesn't match the specification」が表示される

    vSphere Client でホスト プロファイルに対してコンプライアンス チェックを実行すると、「IPv4 vmknic gateway configuration doesn't match the specification」エラーが表示されることがあります。ホスト プロファイルを修正しても、エラーは引き続き発生します。ただし、デフォルト ゲートウェイ設定はホストのカスタマイズ ワークフローから定義されるため、コンプライアンス チェック時にこのエラー メッセージは表示されません。このメッセージはホスト プロファイルの機能に影響しないため、無視してください。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3271089:vmx サービスが失敗した後、Lightweight Delta (LWD) スナップショットを作成済みの仮想マシンの起動に失敗することがある

    まれに、LWD スナップショットの作成中に vmx サービスが失敗すると、部分的に初期化された LWD スナップショット ファイルがデータストアに残ることがあります。その結果、このような LWD スナップショットが作成された仮想マシンは、検証エラーが原因で起動に失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3304469:まれに発生する、namespacemgr.db ファイルに名前空間がないという問題が原因で、vSphere vMotion 操作が失敗することがある

    仮想マシンに名前空間が構成されていて、何らかの理由で namespacemgr.db ファイル内の名前空間テーブルが ESXi ホスト データベースで空になっている場合、vSphere vMotion を使用してそのような仮想マシンを移行すると失敗することがあります。vmware.log ファイルには次のようなエラーが記録されます。

    vmx - NamespaceMgrCheckpoint: No valid queue found while restoring the namespace events. The migrate type is 1.

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3291105:ESXi ホストから拡張ネットワーク スタック (ENS) ポートを分離するときに、ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    アップグレードや vNIC 構成の変更などのシナリオで ENS を無効にしているときに、ENS がアクティブな ESXi ホストから ENS ポートを分離すると、ポートがポート リストから削除されて、それ以降は参照できなくなり、無効なメモリ アクセス エラーが発生する可能性があります。その結果、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3346938:NSX Distributed Security のインストール後、vSphere vMotion がターゲット側のスイッチ セキュリティ フィルタをリストアしないことがある

    NSX Distributed Security の [セキュリティのみ] オプションをインストールするように選択すると、vSphere vMotion がターゲット側のスイッチ セキュリティ フィルタをリストアせず、アドレス解決プロトコル (ARP) が失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3312150:vSphere API for Storage Awareness (VASA) プロバイダからのメタデータの順序が正しくないため、vSphere Virtual Volume データストア上の仮想マシンのフェイルオーバーが失敗することがある

    特定の VASA プロバイダでは、ESXi ホストの要求とは異なる順序でメタデータ情報が返されることがあります。その結果、vSphere Virtual Volume データストア上の仮想マシンがリカバリ サイトにフェイルオーバーすると、ターゲット サイトで仮想マシンが再起動できなくなります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、ESXi ホストの要求とは異なる順序で VASA プロバイダからメタデータ情報が返されても、フェイルオーバーは成功します。

  • PR 3328641:Read-Modify-Write (RMW) 操作中にまれに発生する問題が原因で、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    512e ソフトウェアによってエミュレートされたデバイスでは、I/O 要求が 4,096 の倍数でない場合に ESXi が RMW 操作を実行します。このような場合は、最終的な書き込み I/O 発行パスが書き込みコマンド フレームにアクセスする前に、ターゲットへの書き込みが発行されます。発行パスが書き込みフレームにアクセスする前にターゲットが書き込み要求を完了すると、書き込みフレームは解放されます。その結果、ESXi ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示される Use-After-Free シナリオが発生することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3332098:vSAN ファイル サービスで SMB ファイル共有への非同期書き込み操作を行うと、データ転送の問題が発生することがある

    まれに、vSAN ファイル サービスで SMB ファイル共有に対して非同期書き込みを実行している間に競合状態が発生し、切り詰めなどのデータ転送の問題が発生することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3256992:無作為検出モードが有効になっているポート グループの仮想マシンで、vSphere vMotion タスクが失敗する

    受信時にパケット データの整合性がチェックされる安全なネットワーク プロトコルで顕在化する、ネットワーク パケットの破損に関する問題がまれに発生します。これにより、無作為検出モードが有効になっているポート グループで接続の問題が発生する可能性があります。その結果として、そのようなポート グループの仮想マシンで vSphere vMotion タスクが失敗することがあります。バックトレースに、「Failed to decrypt ciphertext」などのデータの整合性エラーが記録されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3244429:hostd サービスでの終了コード 127 エラーによって、ESXi ホストが vCenter Server から一時的に切断されることがある

    オープン ソースの glibc コンポーネントの問題により、ESXi ホストにインストールされている I/O フィルタのリストを hostd が処理する際に、終了コード 127 エラーが断続的に発生することがあります。/var/run/log/syslog.log に、次のような行が記録されます。

    2022-10-13T08:00:20.180Z watchdog-hostd[<PID>]: 'hostd ++min=0,swapscope=system' exited after X seconds 127

    その結果、hostd ウォッチドッグがサービスを再起動して接続がリストアされるまで、ESXi ホストが vCenter Server から一時的に切断されます。この問題は、vmwarelwd I/O フィルタのロード時に確認されています。

    本リリースで、この問題は修正されました。ESXi 7.0 Update 3q では、vCenter Server システムから I/O フィルタを削除せずに無効にして、そのようなフィルタのレポートをホスト構成オーバーヘッドでスキップできる hostd 構成オプションが追加されています。このオプションを使用するには、SSH にログインし、次の手順を実行します。

    1. VMware ナレッジベースの記事 KB82227 で説明されているとおり、hostd 構成の plugins/hostsvc/report_disabled_filters_in_host_config オプションを False に設定します。

    2. ホストで次の python スクリプトを直接実行して、vmwarelwd フィルタを無効にします。

      import vmware.vsi as vsi

      vsi.set('/iofilters/statusDisabledEvent', {'filterName': 'vmwarelwd', 'failureReason' : 'workaround'})

  • PR 3332691:仮想マシンのマルチライター仮想ディスクで vSAN IOPS パフォーマンス データを使用できない

    監視 > vSAN > パフォーマンス > 仮想ディスク にある vSAN 仮想マシン マルチライター仮想ディスクの次のパフォーマンス チャートは、使用できません。IOPS、IOPS の制限、遅延正規化 IOPS。これらのチャートは、マルチライター モードが有効になっていないディスクでのみ使用できます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3288607:NVMe デバイスでまれに発生するストレージ ヒープの破損により、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    まれに、NVMe デバイスを使用しているデータストアから仮想マシンを削除するなどの NVMe デバイスからの I/O スレッドが、High-Performance Plug-in (HPP) がデバイスに対してスレッドの完了を要求する前に完了することがあります。その結果、HPP は存在しないスレッドにアクセスを試行するため、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されて、「PSOD @BlueScreen: PANIC bora/vmkernel/main/dlmalloc.c:4763」などのエラーが示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3273752:ESXi ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示され、「#PF Exception 14 in world 2097479:HELPER_SCSI_」エラーが示される

    PsaNvmeController などのコントローラの名前空間リストを変更すると、更新セマフォは想定どおりに機能しますが、ロックが使用できないために変更が完了しない可能性があります。その結果、ESXi ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示され、「#PF Exception 14 in world 2097479:HELPER_SCSI_ error」エラーが示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3267977:仮想マシンのディスク スナップショットの作成後、遅延パフォーマンス メトリックに急増が発生する

    仮想マシンのディスク スナップショットの作成後、vSphere パフォーマンス チャートで遅延の急増が発生することがあります。これらの遅延の異常な急増は、ストレージ サブシステムでの一部の内部システム オブジェクトの再作成と、遅延パフォーマンス カウンタの再起動が原因で発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正で、仮想マシンのディスク スナップショット作成後の誤った遅延アラームは発生しなくなります。

  • PR 3305227:NSX-T Data Center カーネル モジュールをインストールする前に TCP/IP ヒープ メモリの制限を増やさないと、ESXi ホストがクラッシュすることがある

    負荷の高い ESXi ホストに NSX-T Data Center カーネル モジュールをインストールすると、起動中に事前割り当てされる、処理のために必要な TCP/IP ヒープが不足して、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。この問題は、このような ESXi ホストでメモリの断片化が発生したときに、TCP/IP ヒープを十分な速さで拡張して 2 MB の連続的なメモリ割り当てを提供することができない場合に発生します。その結果、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示され、次のような vmkernel.log エラーが示されることがあります。

    Heap: 3707: Heap tcpip (44384680/1073746344): Maximum allowed growth (1048576) too small for size (1203496)

    NSX-T Data Center カーネル モジュールをインストールする前に ESXi ホストをメンテナンス モードにすると、メンテナンス モードによってメモリに対する負荷が大幅に軽減されるため、パープル スクリーン障害の発生頻度は低下します。

    本リリースで、この問題は部分的に修正されました。ESXi 7.0 Update 3 以降では、NSX-T Data Center のインストールを計画している場合、起動時に事前割り当てされる TcpipHeapSize の上限を 128 MB に増やすことができます。たとえば、TcpipHeapSize の割り当てを最大値まで増やす場合は、次の手順を実行します。

    1. 次のコマンドを使用して、ヒープ サイズを 128 MB に増やします。 esxcfg-advcfg -s 128 /Net/TcpipHeapSize

    2. ヒープ サイズが 128 MB であることを確認します。 esxcfg-advcfg -g /Net/TcpipHeapSize

    3. ESXi ホストを再起動します。

    この問題を回避するには、ESXi ホストを再起動し、仮想マシンを実行していない状態で NSX-T Data Center をインストールします。

  • PR 3328301:High Performance Plug-in (HPP) で競合状態が発生したために ESXi ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示されることがある

    HPP でまれに発生する競合状態が原因で、ストレージ パスのフェイルオーバーとデバイスの削除が同時に発生すると、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3257098:仮想マシンが McastFilter_Deactivate エラーで失敗する

    ごくまれに、仮想マシンのメモリが少ない場合、再起動時にコード パスのすべてのメンバーが初期化されないために仮想マシンが動作を停止し、パープル スクリーンとなって「McastFilter_Deactivate」などのエラーが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。同様の問題を回避するために、仮想マシンのメモリが少ない状態を避けてください。

  • PR 3317448:ESXi ホストでルーターのアドバタイズを無効にした後、IPv6 ルーティングが表示されなくなり、ホストの接続が失われる

    物理ネットワークで IPv6 ルーター アドバタイズ (RA) を無効にするか、VMkernel レベルで [ルーター アドバタイズを使用して IP アドレスを取得] オプションをオフにすると、アダプタに固定 IPv6 アドレスがある場合でも、VMkernel アダプタのデフォルト ルートが表示されなくなることがあります。この問題は、固定 IP アドレスと RA メッセージで指定されたプリフィックスの両方の IPv6 プリフィックスが同じ場合にのみ発生します。この結果、固定 IP アドレスが同じプリフィックスに対してアクティブなままであるにもかかわらず、ESXi がその特定のサブネットのルート エントリを誤って削除するため、ESXi ホストの接続が失われます。

    本リリースで、この問題は修正されました。この問題を回避するために、固定 IP アドレスと RA メッセージで自動的に構成される IP アドレスの両方に同じ IPv6 プリフィックスを使用しないでください。

  • PR 3312843:ESXi ホストが vCenter Server システムから断続的に切断され、hostd サービスが再起動する

    ESXi ホストで使用されているマルチパス プラグインが HPP または NMP のいずれかのみの場合、hostd サービスがスケジュールされた間隔でテレメトリ データを収集するときに、呼び出しに対して null ポインタ値が返されることがあります。nullptr を逆参照すると hostd が失敗する可能性がありますが、サービスは自動的に再起動します。その結果、ESXi ホストが vCenter Server システムから断続的に切断されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、nullptr チェックが追加されます。

  • PR 3328337:プロセス間通信 (IPC) でまれに発生する問題が原因で、再起動後に hostd サービスが応答しなくなることがある

    IPC プロセスで IPC パケットのペイロードが正しくない場合(ヘッダーのバージョンが正しくないなど)、iSCSI デーモンでデッドロックが発生して、hostd の再起動後に hostd サービスが応答しなくなることがあります。その結果、影響を受ける ESXi ホストおよび仮想マシンでは、vSphere Client を使用した操作を一切実行できなくなります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3285491:Raw Device Mapping を使用するディスクに対して、ホスト プロファイルを使用してパス選択ポリシーを構成できない

    ホスト プロファイルを使用して複数の仮想マシンのパス選択ポリシーの変更または構成を試行すると、Raw Device Mapping を使用する仮想マシンに対する操作が失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3296093:ESXi ホストが断続的に動作を停止してパープル スクリーンと PF Exception 14 エラーが表示される

    ESXi アップグレードを実行すると、ディスクの初期化中のデバイス登録でまれに競合状態が発生して ESXi ホストの失敗を引き起こし、パープル スクリーンが表示されることがあります。パープル スクリーンには「@BlueScreen: #PF Exception 14 in world XXXXX:HELPER_SCSI_ IP」などのエラーが表示され、バックトレースには vmk_ScsiGetDeviceStatenmp_DeviceUpdatePathStates が記録されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3321157:Intel i40en 物理 NIC を使用し、拡張データ パスが有効になっている vSphere システムでネットワークが停止することがある

    Intel i40en NIC で、最大セグメント サイズ (MSS) である 8 セグメントを超える TSO パケットが原因で NIC が応答しなくなることがあります。まれに、仮想マシンまたは vmknic からの TSO パケットが 8 セグメントの制限を超えると、物理 NIC の Tx トラフィックがブロックされるためにネットワークが停止することがあります。Intel i40en 物理 NIC を使用し、拡張データ パスが有効になっている vSphere システムでは、この問題が発生する可能性が高くなります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3307580:TCP セグメンテーション オフロード (TSO) パケットのサイズが大きい場合、ネットワーク トラフィックの遅延が発生し、一部の仮想マシンの接続が断続的に失われることがある

    拡張データ パス ネットワーク スタック モードが有効になっている環境では、サイズの大きい TSO パケットの処理に関する問題のために、一部の仮想マシンでネットワーク トラフィックが遅延し、接続が断続的に失われることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3275137:サービス挿入を使用する vSphere システムでまれに発生するデータ破損の問題により、ESXi ホストが動作を停止することがある

    サービス挿入を使用する vSphere システムでは、データをプルする前の使用可能なバッファ サイズのチェックでエラーが発生することによってデータが破損し、ESXi ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、サービス挿入中のデータのプルは、十分なバッファがある場合にのみ実行されます。

  • PR 3270210:エコー モードを無効にした後、ESXi ホスト上の Busybox シェルが失敗することがある

    ESXi ホスト上の Busybox sh シェルでエコー モードを無効にする stty -echo の後にコマンドを入力すると、シェルが失敗してコアダンプが出力されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3319535:independent_nonpersistent ディスクを持つ仮想マシンは、リセット後にアクセスできなくなることがある

    independent_nonpersistent ディスクを持つ仮想マシンでは、リセット中に既存の redo ログ ファイルが削除され、新しい redo ログが作成されます。vmx プロセスは、.vmx ファイルではなくメモリ内の新しい .redo 設定を更新します。hostd サービスは同期時に .vmx ファイルからディスク プロパティを読み取るときに、redo ログに一貫性がないと認識する場合があります。その結果、hostd が仮想マシンを無効としてマークし、その仮想マシンはアクセスできなくなります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3317445:大規模な vSphere システムで拡張ネットワーク データパス (EDP) が過大なメモリを予約してリソースの問題を引き起こすことがある

    EDP 予約は合計メモリ量に対し線形的で、合計メモリの最大 1.6% を予約します。大規模な vSphere システムにおいて大量のメモリが予約された仮想マシンでは、このようなメモリ バッファは大きすぎる場合があります。たとえば、システムのメモリが 100 TB の場合、EDP 予約は 1.6 TB になる可能性があります。その結果、メモリ予約が多い仮想マシンに vNIC をホットアドできないなどのリソースの問題が発生することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、EDP 予約制限はメモリ合計の 1% に設定され、1 つのメモリ予約に 5 GB の上限が課されます。メモリ予約の制限は、VMKernel 起動オプション ensMbufPoolMaxMinMB を使用するか、次のコマンドを使用することによって調整できます。esxcli system settings kernel set -s ensMbufPoolMaxMBPerGB -v <value-in-MB>。いずれの場合でも、変更を有効にするには ESXi ホストを再起動する必要があります。

  • PR 3283501:次の古いロックファイルが原因で SFCB の開始、停止、レポート作成操作が失敗する:/var/run/sfcbd-init.lock

    まれに、スクリプトの複数のインスタンスが同時に実行されないようにロックファイル /var/run/sfcbd-init.lock を作成する sfcbd-init スクリプトが SIGPIPE 信号を受信します。これにより、スクリプトが終了してロックファイルが処理されないままになります。その結果、スクリプトをその後実行しても、ロックを取得できないため失敗します。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、sfcbd-init スクリプトの trap コマンドによって処理される信号のリストに SIGPIPE が追加されます。これにより、スクリプトが SIGPIPE 信号を受信した場合でもロックファイルはクリアされます。

  • PR 3285243:新しいディレクトリの作成中に NFS サーバから長さ 0 のファイル ハンドルが送信されると、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    NFSv4.1 を使用してマウントされたボリュームで、NFS サーバが新しいディレクトリの要求に対する応答として長さ 0 のファイル ハンドルを送信すると、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3317088:NVMe SSD を含む vSphere 環境で応答時間が長くなる

    NVMe SSD が機能を停止すると、未処理の I/O を閉じるなどの NVMe ドライバからのコマンドに応答しなくなります。その結果、多くの I/O および NVMe ドライバ コマンドが保留状態のままになり、vSphere 環境での応答時間が長くなったり、上位レイヤーのアプリケーションが失敗したりすることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、NVMe ドライバは、ドライバ コマンドが有効でないときには、未処理の I/O を閉じることができるようにコントローラまたはキューのリセットを開始します。

  • PR 3302202:新しい ESXi 仮想マシンのゲスト OS バージョンのドロップダウン メニューにプレースホルダが表示されることがある

    新しい仮想マシンを作成するとき、ゲスト OS のバージョン ドロップダウン メニューに、Windows 12 や Windows Server 2025 などのプレースホルダが表示されることがあります。このようなプレースホルダを使用して新しい仮想マシンを作成することはできません。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3289669:Open Virtual Format (OVF) ファイルのエクスポートが失敗した後、またはキャンセルされた後に、仮想マシンをパワーオンできない

    仮想マシンの OVF ファイルとしてのエクスポートが失敗したり、キャンセルされたりすることで、まれにデッドロックが発生し、それ以降、その仮想マシンが起動できなくなる場合があります。仮想マシンは、VM_STATE_EXPORTING 状態と表示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。この問題は、ネットワークの停止が原因で OVF ファイルのエクスポートが失敗する場合には回避できませんが、OVF エクスポートを手動でキャンセルしていない場合には回避できます。この問題がすでに発生している場合は、SSH コマンド /etc/init.d/hostd restart を使用するか、ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスの トラブルシューティング オプション の下にある 管理エージェントの再起動 を選択して、影響を受けている ESXi ホスト上の hostd サービスを再起動します。ホスト サービスを再起動すると、ESXi ホスト上のすべての処理が停止します。

  • PR 3313882:ESXi ファイアウォールの更新後、仮想マシンとデータ オブジェクトにアクセスできなくなることがある

    一部のシナリオでは、vSAN クラスタの ESXi ファイアウォールを更新すると、ESXi 構成ストア (ConfigStore) 内の不完全なオブジェクトが参照され、Reliable Datagram Transport (RDT) ファイアウォール ルールとクラスタ監視、メンバーシップ、ディレクトリ サービス (CMMDS) ファイアウォール ルールが無効になることがあります。その結果、一部のクラスタが隔離されて、仮想マシンおよびデータ オブジェクトにアクセスできなくなることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3280714:Linux 仮想マシンの Web コンソールで Caps Lock オプションの動作に一貫性がない

    Linux 仮想マシンの Web コンソールで Caps Lock オプションを有効にすると、入力に対する大文字の出力に一貫性が欠ける場合があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3287440:ESXi ホストが vSphere Client からのタスクへの応答を停止する

    競合するサービスからの vSphere Distributed Switch データへのアクセスによってまれに発生する競合状態が原因で、ESXi ホストが vSphere Client からのタスクへの応答を停止することがあります。たとえば、NSX Data Center for vSphere の環境で、他のタスクの実行を妨げる「TN Profile attachment to the cluster is in progress」などのエラーが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3282224:ゲスト仮想マシンからポート 4789 に対して生成された VXLAN トラフィックが失敗する

    ESXi ホストでは、VXLAN ポート 8472 がデフォルトで有効で、NSX 6.2.3 以降のデフォルトである UDP ポート 4789 は有効になっていません。その結果、VXLAN ポート 4789 へのトラフィックが失敗します。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、デフォルトで VXLAN ポートのリストにポート 4789 が追加されています。

  • PR 3260070:tardisk オブジェクト内の null ポインタ参照が原因で、ESXi ホストが機能を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    バックトレース中に VisorFSTarDoIOInt() を含む null ポインタ違反が発生すると、ESXi ホストが機能を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。この問題は、次の条件下で発生します。

    1. vSphere 管理者が SSH を使用してホストに手動でログインする

    2. /etc などに含まれている tardisk ファイルを完全に書き直すのではなく変更する

    3. そのファイルが含まれている VIB を置き換えるアップグレードを実行する

    4. 変更されたファイルに管理者または ESXi サービスがアクセスする

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3284133:NVMe PCIe デバイスがある環境の ESXi ホストの接続が、診断情報の収集中に一時的に失われることがある

    vm-support コマンドを使用してネットワーク、ストレージ、vSAN など ESXi システムについての情報を収集すると、NVMe PCIe コントローラのテレメトリ イベントおよび永続的イベントのログが一時的に ramdisk の /tmp ディレクトリに保存されます。システムに多数の NVMe PCIe デバイスが含まれている場合や、ログ ファイルが大きい場合は、ramdisk の /tmp ディレクトリに短時間で空き領域がなくなります。その結果、vm-support による収集が完了するまで、NVMe PCIe デバイスがある環境の ESXi ホストの接続が一時的に失われることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、空き容量が最も多い VMFS データストアが nvme ログの保存先として選択され、各ログ ファイルが圧縮されてストレージ容量が節約されます。

  • PR 3275377:AMD プロセッサで実行されている ESXi ホストで、VBS 対応の Windows 仮想マシンが断続的に停止してブルー スクリーンが表示されることがある

    AMD プロセッサで実行されている ESXi ホストで、仮想化ベースのセキュリティ (VBS) が有効になっている Windows 仮想マシンが断続的に停止し、ブルー スクリーンが表示されることがあります。BSOD の署名は次のとおりです。

    SECURE_KERNEL_ERROR (18b)The secure kernel has encountered a fatal error.Arguments: Arg1: 000000000000018c Arg2: 000000000000100b Arg3: 0000000000000000 Arg4: 000000000000409b

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3259205:ステートレス ESXi ホストの再起動後に vCenter Server との接続が失われることがある

    ステートレス ESXi ホストの起動中に、ごくまれに管理 vmknic が予期せず変更されて、ホストの IP アドレスが変更されることがあります。その結果、ホストが vCenter Server から切断されます。ホスト プロファイルを適用すると、vSphere Client に次のようなエラーが表示されることがあります。ホスト プロファイルの適用が次のエラーで失敗しました:Error: 指定されたパラメータが正しくありませんでした。SelectVnic.vnic.Specification.NetStackInstanceKey。

    本リリースで、この問題は修正されました。

esx-update_7.0.3-0.125.23794027

パッチのカテゴリ

バグ修正

パッチの重要度

最重要

ホストの再起動が必要

はい

仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要

はい

影響を受けるハードウェア

該当なし

影響を受けるソフトウェア

該当なし

影響のある VIB

  • VMware_bootbank_esx-update_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_loadesx_7.0.3-0.125.23794027

修正されたパッチ リリース

3317204

CVE 番号

該当なし

loadesx および esx-update VIB を更新しています。

Intel-i40en_1.11.1.32-1vmw.703.0.125.23794027

パッチのカテゴリ

バグ修正

パッチの重要度

最重要

ホストの再起動が必要

はい

仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要

はい

影響を受けるハードウェア

該当なし

影響を受けるソフトウェア

該当なし

影響のある VIB

  • VMW_bootbank_i40en_1.11.1.32-1vmw.703.0.125.23794027

修正されたパッチ リリース

3266231

CVE 番号

該当なし

次の問題を解決するために、i40en VIB を更新しています。

  • PR 3266231:TCP パケットの最大セグメント サイズ (MSS) が 64 バイト未満の場合、Intel X700 シリーズ NIC でネットワーク接続のドロップが発生することがある

    Intel X700 シリーズ NIC は、MSS が 64 バイト未満の TCP パケットを悪意のあるパケットと見なします。その結果、仮想マシンがこのようなパケットを送信する際に、Intel X700 シリーズ NIC は Tx パスを処理しないことがあります。これにより、ネットワーク接続が解除されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、Intel i40en ドライバは MSS が確実に有効なサイズになるように自動的に修正します。

VMware-NVMeoF-TCP_1.0.0.3-1vmw.703.0.125.23794027

パッチのカテゴリ

バグ修正

パッチの重要度

最重要

ホストの再起動が必要

はい

仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要

なし

影響を受けるハードウェア

該当なし

影響を受けるソフトウェア

該当なし

影響のある VIB

  • VMW_bootbank_nvmetcp_1.0.0.3-1vmw.703.0.125.23794027

修正されたパッチ リリース

3297607、3281791

CVE 番号

該当なし

次の問題を解決するために、nvmetcp VIB を更新しています。

  • PR 3297607:NVMe over TCP コントローラへの接続中に ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    nvmetcp ドライバでまれに発生する問題が原因で、NVMe over TCP コントローラへの接続中に ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。「WARNING: NVMFDEV:xxxx Failed to connect controller」のような警告がバックトレースに記録されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3281791:データ ダイジェストが有効になっている NVMe over TCP コントローラで I/O が失敗することがある

    データ ダイジェスト フィールドが 1 つのメモリ バッファを超えると、nvmetcp ドライバによる読み取りができなくなることがあります。その結果、ドライバが NVMe over TCP 接続をドロップし、キューのリセットをトリガする可能性があります。この状況が繰り返されると、I/O エラーが発生し始め、それによって NVMe over TCP ストレージがアクセス不能になったり、アプリケーションが失敗したりするなどの問題が発生し、最悪の場合、ESXi ホストが停止してパープル スクリーンが表示されることがあります。vmkernel ログには、「Failed to receive data digest: Failure」などのエラーが記録されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

VMware-ahci_2.0.11-3vmw.703.0.125.23794027

パッチのカテゴリ

バグ修正

パッチの重要度

最重要

ホストの再起動が必要

はい

仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要

はい

影響を受けるハードウェア

該当なし

影響を受けるソフトウェア

該当なし

影響のある VIB

  • VMW_bootbank_vmw-ahci_2.0.11-3vmw.703.0.125.23794027

修正されたパッチ リリース

3284149

CVE 番号

該当なし

vmw-ahci VIB を更新して次の問題を解決します。

  • PR 3284149:vmw_ahci ドライバからのメッセージが vmkernel ログに大量に記録される

    一部のサーバでは、デバイスが接続されていない場合でも、Advanced Host Controller Interface (AHCI) コントローラから予期しない割り込み信号 Port Connect Change Status が非常に頻繁に報告されることがあります。その結果、vmw_ahci ドライバは、vmkernel ログ ファイルに次のメッセージを毎秒約 100 回送信します。

    vmw_ahci[000000170]:<0> CompletionBottomHalf:hotplug port status: 40, IPM(0), SPD(0), DET(1)vmw_ahci[000000170]:<0> CompletionBottomHalf:Port Status Reporting Port Connect Enable: Clearing PxSERR.DIAG.xvmw_ahci[000000170]:<0> CompletionBottomHalf:hotplug port status: 40, IPM(0), SPD(0), DET(0)vmw_ahci[000000170]:<0> CompletionBottomHalf:Port Status Reporting Port Connect Enable: Clearing PxSERR.DIAG.x

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、AHCI コントローラは Port Connect Change Status 割り込み信号を生成しなくなり、ドライバは上記のメッセージを出力しなくなります。

ESXi_7.0.3-0.120.23794019

パッチのカテゴリ

セキュリティ

パッチの重要度

最重要

ホストの再起動が必要

はい

仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要

はい

影響を受けるハードウェア

該当なし

影響を受けるソフトウェア

該当なし

影響のある VIB

  • VMware_bootbank_crx_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_cpu-microcode_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_gc_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_esx-xserver_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_bmcal_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_vdfs_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_native-misc-drivers_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_trx_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_vsanhealth_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_esx-base_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_vsan_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_esxio-combiner_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_esx-ui_2.13.2-22721163

  • VMware_bootbank_esx-dvfilter-generic-fastpath_7.0.3-0.120.23794019

修正されたパッチ リリース

3352357、3340944、3330942、3293531、3368526、3373896、3378149、3331610、3293308、3269602、3293518、3312311、3293459、3293188、3260854、3293307、3302202、3293541、3269861、3296323、3280714、3293185、3388772

CVE 番号

CVE-2024-22273

ESXi と esx-update のパッチは、相互に依存しています。ホストにパッチを適用する際の障害を回避するために、両方を 1 台の ESXi ホスト パッチ ベースラインに含めるか、ベースラインにロールアップ パッチを含めてください。

以下の問題を解決するために、crx, cpu-microcode, gc, esx-xserver, bmcal, vdfs, native-misc-drivers, trx, vsanhealth, esx-base, vsan, esxio-combiner, esx-ui、および esx-dvfilter-generic-fastpath VIB を更新しています。

  • ESXi 7.0 Update 3q では、次のセキュリティ アップデートが提供されます。

    • Python ライブラリはバージョン 3.8.18 にアップデートされました。

    • zlib ライブラリはバージョン 1.3 にアップデートされました。

    • cURL ライブラリはバージョン 8.4.0 にアップデートされました。

    • c-ares C ライブラリはバージョン 1.19.1 にアップデートされました。

  • ESXi 7.0 Update 3q には、次の Intel マイクロコードが含まれています。

    コード ネーム

    FMS

    Plt ID

    MCU のリビジョン

    MCU の日付

    ブランド名

    Nehalem EP

    0x106a5 (06/1a/5)

    0x03

    0x1d

    5/11/2018

    Intel Xeon 35xx シリーズ、Intel Xeon 55xx シリーズ

    Clarkdale

    0x20652 (06/25/2)

    0x12

    0x11

    5/8/2018

    Intel i3/i5 Clarkdale シリーズ、Intel Xeon 34xx Clarkdale シリーズ

    Arrandale

    0x20655 (06/25/5)

    0x92

    0x7

    4/23/2018

    Intel Core i7-620LE Processor

    Sandy Bridge DT

    0x206a7 (06/2a/7)

    0x12

    0x2f

    2/17/2019

    Intel Xeon E3-1100 シリーズ、Intel Xeon E3-1200 シリーズ、Intel i7-2655-LE シリーズ、Intel i3-2100 シリーズ

    Westmere EP

    0x206c2 (06/2c/2)

    0x03

    0x1f

    5/8/2018

    Intel Xeon 56xx シリーズ、Intel Xeon 36xx シリーズ

    Sandy Bridge EP

    0x206d6 (06/2d/6)

    0x6d

    0x621

    3/4/2020

    Intel Pentium 1400 シリーズ、Intel Xeon E5-1400 シリーズ、Intel Xeon E5-1600 シリーズ、Intel Xeon E5-2400 シリーズ、Intel Xeon E5-2600 シリーズ、Intel Xeon E5-4600 シリーズ

    Sandy Bridge EP

    0x206d7 (06/2d/7)

    0x6d

    0x71a

    3/24/2020

    Intel Pentium 1400 シリーズ、Intel Xeon E5-1400 シリーズ、Intel Xeon E5-1600 シリーズ、Intel Xeon E5-2400 シリーズ、Intel Xeon E5-2600 シリーズ、Intel Xeon E5-4600 シリーズ

    Nehalem EX

    0x206e6 (06/2e/6)

    0x04

    0xd

    5/15/2018

    Intel Xeon 65xx シリーズ、Intel Xeon 75xx シリーズ

    Westmere EX

    0x206f2 (06/2f/2)

    0x05

    0x3b

    5/16/2018

    Intel Xeon E7-8800 シリーズ、Intel Xeon E7-4800 シリーズ、Intel Xeon E7-2800 シリーズ

    Ivy Bridge DT

    0x306a9 (06/3a/9)

    0x12

    0x21

    2/13/2019

    Intel i3-3200 シリーズ、Intel i7-3500-LE/UE、Intel i7-3600-QE、Intel Xeon E3-1200-v2 シリーズ、Intel Xeon E3-1100-C-v2 シリーズ、Intel Pentium B925C

    Haswell DT

    0x306c3 (06/3c/3)

    0x32

    0x28

    11/12/2019

    Intel Xeon E3-1200-v3 シリーズ、Intel i7-4700-EQ シリーズ、Intel i5-4500-TE シリーズ、Intel i3-4300 シリーズ

    Ivy Bridge EP

    0x306e4 (06/3e/4)

    0xed

    0x42e

    3/14/2019

    Intel Xeon E5-4600-v2 シリーズ、Intel Xeon E5-2600-v2 シリーズ、Intel Xeon E5-2400-v2 シリーズ、Intel Xeon E5-1600-v2 シリーズ、Intel Xeon E5-1400-v2 シリーズ

    Ivy Bridge EX

    0x306e7 (06/3e/7)

    0xed

    0x715

    3/14/2019

    Intel Xeon E7-8800/4800/2800-v2 Series

    Haswell EP

    0x306f2 (06/3f/2)

    0x6f

    0x49

    8/11/2021

    Intel Xeon E5-4600-v3 シリーズ、Intel Xeon E5-2600-v3 シリーズ、Intel Xeon E5-2400-v3 シリーズ、Intel Xeon E5-1600-v3 シリーズ、Intel Xeon E5-1400-v3 シリーズ

    Haswell EX

    0x306f4 (06/3f/4)

    0x80

    0x1a

    5/24/2021

    Intel Xeon E7-8800/4800-v3 Series

    Broadwell H

    0x40671 (06/47/1)

    0x22

    0x22

    11/12/2019

    Intel Core i7-5700EQ、Intel Xeon E3-1200-v4 シリーズ

    Avoton

    0x406d8 (06/4d/8)

    0x01

    0x12d

    9/16/2019

    Intel Atom C2300 シリーズ、Intel Atom C2500 シリーズ、Intel Atom C2700 シリーズ

    Broadwell EP/EX

    0x406f1 (06/4f/1)

    0xef

    0xb000040

    5/19/2021

    Intel Xeon E7-8800/4800-v4 シリーズ、Intel Xeon E5-4600-v4 シリーズ、Intel Xeon E5-2600-v4 シリーズ、Intel Xeon E5-1600-v4 シリーズ

    Skylake SP

    0x50654 (06/55/4)

    0xb7

    0x2007006

    3/6/2023

    Intel Xeon Platinum 8100 シリーズ、Intel Xeon Gold 6100/5100、Silver 4100、Bronze 3100 シリーズ、Intel Xeon D-2100 シリーズ、Intel Xeon D-1600 シリーズ、Intel Xeon W-3100 シリーズ、Intel Xeon W-2100 シリーズ

    Cascade Lake B-0

    0x50656 (06/55/6)

    0xbf

    0x4003604

    3/17/2023

    Intel Xeon Platinum 9200/8200 シリーズ、Intel Xeon Gold 6200/5200、Intel Xeon Silver 4200/Bronze 3200、Intel Xeon W-3200

    Cascade Lake

    0x50657 (06/55/7)

    0xbf

    0x5003604

    3/17/2023

    Intel Xeon Platinum 9200/8200 シリーズ、Intel Xeon Gold 6200/5200、Intel Xeon Silver 4200/Bronze 3200、Intel Xeon W-3200

    Cooper Lake

    0x5065b (06/55/b)

    0xbf

    0x7002703

    3/21/2023

    Intel Xeon Platinum 8300 シリーズ、Intel Xeon Gold 6300/5300

    Broadwell DE

    0x50662 (06/56/2)

    0x10

    0x1c

    6/17/2019

    Intel Xeon D-1500 Series

    Broadwell DE

    0x50663 (06/56/3)

    0x10

    0x700001c

    6/12/2021

    Intel Xeon D-1500 Series

    Broadwell DE

    0x50664 (06/56/4)

    0x10

    0xf00001a

    6/12/2021

    Intel Xeon D-1500 Series

    Broadwell NS

    0x50665 (06/56/5)

    0x10

    0xe000014

    9/18/2021

    Intel Xeon D-1600 Series

    Skylake H/S

    0x506e3 (06/5e/3)

    0x36

    0xf0

    11/12/2021

    Intel Xeon E3-1500-v5 シリーズ、Intel Xeon E3-1200-v5 シリーズ

    Denverton

    0x506f1 (06/5f/1)

    0x01

    0x38

    12/2/2021

    Intel Atom C3000 Series

    Ice Lake SP

    0x606a6 (06/6a/6)

    0x87

    0xd0003b9

    9/1/2023

    Intel Xeon Platinum 8300 シリーズ、Intel Xeon Gold 6300/5300 シリーズ、Intel Xeon Silver 4300 シリーズ

    Ice Lake D

    0x606c1 (06/6c/1)

    0x10

    0x1000268

    9/8/2023

    Intel Xeon D-2700 シリーズ、Intel Xeon D-1700 シリーズ

    Snow Ridge

    0x80665 (06/86/5)

    0x01

    0x4c000023

    2/22/2023

    Intel Atom P5000 Series

    Snow Ridge

    0x80667 (06/86/7)

    0x01

    0x4c000023

    2/22/2023

    Intel Atom P5000 Series

    Tiger Lake U

    0x806c1 (06/8c/1)

    0x80

    0xb4

    9/7/2023

    Intel Core i3/i5/i7-1100 シリーズ

    Tiger Lake U Refresh

    0x806c2 (06/8c/2)

    0xc2

    0x34

    9/7/2023

    Intel Core i3/i5/i7-1100 シリーズ

    Tiger Lake H

    0x806d1 (06/8d/1)

    0xc2

    0x4e

    9/7/2023

    Intel Xeon W-11000E シリーズ

    Sapphire Rapids SP HBM

    0x806f8 (06/8f/8)

    0x10

    0x2c000321

    8/21/2023

    Intel Xeon Max 9400 シリーズ

    Sapphire Rapids SP

    0x806f8 (06/8f/8)

    0x87

    0x2b000541

    8/21/2023

    Intel Xeon Platinum 8400 シリーズ、Intel Xeon Gold 6400/5400 シリーズ、Intel Xeon Silver 4400 シリーズ、Intel Xeon Bronze 3400 シリーズ

    Kaby Lake H/S/X

    0x906e9 (06/9e/9)

    0x2a

    0xf4

    2/23/2023

    Intel Xeon E3-1200-v6 シリーズ、Intel Xeon E3-1500-v6 シリーズ

    Coffee Lake

    0x906ea (06/9e/a)

    0x22

    0xf4

    2/23/2023

    Intel Xeon E-2100 シリーズ、Intel Xeon E-2200 シリーズ(4 または 6 コア)

    Coffee Lake

    0x906eb (06/9e/b)

    0x02

    0xf4

    2/23/2023

    Intel Xeon E-2100 Series

    Coffee Lake

    0x906ec (06/9e/c)

    0x22

    0xf4

    2/23/2023

    Intel Xeon E-2100 Series

    Coffee Lake Refresh

    0x906ed (06/9e/d)

    0x22

    0xfa

    2/27/2023

    Intel Xeon E-2200 Series(8 コア)

    Rocket Lake S

    0xa0671 (06/a7/1)

    0x02

    0x5d

    9/3/2023

    Intel Xeon E-2300 シリーズ

    Raptor Lake E/HX/S

    0xb0671 (06/b7/1)

    0x32

    0x11e

    8/31/2023

    Intel Xeon E-2400 シリーズ

esx-update_7.0.3-0.120.23794019

パッチのカテゴリ

セキュリティ

パッチの重要度

最重要

ホストの再起動が必要

はい

仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要

はい

影響を受けるハードウェア

該当なし

影響を受けるソフトウェア

該当なし

影響のある VIB

  • VMware_bootbank_loadesx_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_esx-update_7.0.3-0.120.23794019

修正されたパッチ リリース

該当なし

CVE 番号

該当なし

loadesx および esx-update VIB を更新しています。

VMware-VM-Tools_12.3.5.22544099-23794019

パッチのカテゴリ

セキュリティ

パッチの重要度

最重要

ホストの再起動が必要

なし

仮想マシンの移行またはシャットダウンが必要

なし

影響を受けるハードウェア

該当なし

影響を受けるソフトウェア

該当なし

影響のある VIB

  • VMware_locker_tools-light_12.3.5.22544099-23794019

修正されたパッチ リリース

3304808

CVE 番号

該当なし

tools-light VIB を更新しています。

  • ESXi 7.0 Update 3q での VMware Tools のバンドルの変更

    次の VMware Tools ISO イメージが ESXi 7.0 Update 3q にバンドルされます。

    • windows.iso:VMware Tools 12.3.5 は Windows 7 SP1 または Windows Server 2008 R2 SP1 以降をサポートします。

    • linux.iso:Linux OS、glibc 2.11 以降用の VMware Tools 10.3.26 ISO イメージ。

    次の VMware Tools の ISO イメージをダウンロードできます。

    • VMware Tools 11.0.6:

      • windows.iso:Windows Vista (SP2) および Windows Server 2008 Service Pack 2 (SP2) 用。

    • VMware Tools 10.0.12:

      • winPreVista.iso:Windows 2000、Windows XP、Windows 2003 用。

      • linuxPreGLibc25.iso:Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5、SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11、Ubuntu 7.04 より前のゲスト OS と、glibc バージョンが 2.5 より前のその他のディストリビューションをサポートします。

    • solaris.iso:VMware Tools イメージ 10.3.10 (Solaris)。

    • darwin.iso:Mac OS X バージョン 10.11 以降をサポートします。

    ESXi にバンドルされていない、特定のプラットフォーム用の VMware Tools をダウンロードする場合は、次のドキュメントに記載されている手順に従ってください。

ESXi-7.0U3q-23794027-standard

プロファイル名

ESXi-7.0U3q-23794027-standard

ビルド

ビルドの詳細については、「本リリースに含まれるパッチ」を参照してください。

ベンダー

VMware by Broadcom

リリース日

2024 年 5 月 21 日

許容レベル

PartnerSupported

影響を受けるハードウェア

該当なし

影響を受けるソフトウェア

該当なし

影響のある VIB

  • VMware_bootbank_gc_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_esx-xserver_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_esx-dvfilter-generic-fastpath_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_esxio-combiner_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_vdfs_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_crx_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_esx-ui_2.13.2-22721163

  • VMware_bootbank_esx-base_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_trx_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_vsanhealth_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_cpu-microcode_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_native-misc-drivers_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_vsan_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_bmcal_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_esx-update_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_loadesx_7.0.3-0.125.23794027

  • VMW_bootbank_i40en_1.11.1.32-1vmw.703.0.125.23794027

  • VMW_bootbank_nvmetcp_1.0.0.3-1vmw.703.0.125.23794027

  • VMW_bootbank_vmw-ahci_2.0.11-3vmw.703.0.125.23794027

修正されたパッチ リリース

3269229、3336578、3332098、3324772、3337108、3319535、3336916、3331375、3326805、3335978、3267977、3323978、3331256、3332691、3313970、3312843、3309601、3317598、3323119、3326739、3317618、3244429、3328641、3328638、3328337、3326300、3329238、3328301、3297696、3296093、3317448、3285491、3276174、3297629、3314959、3309482、3320147、3297625、3297729、3311303、3297704、3309472、3297749、3298709、3320949、3310432、3297774、3302255、3270210、3311302、3257098、3311831、3309603、3317088、3321157、2964964、3305227、3318350、3256083、3269969、3317445、3314400、3267704、2760003、3313882、3243360、3293469、3284876、3265330、3303842、3303855、3293093、3309148、3307580、3301661、3304469、3260297、3260070、3297409、3252235、3287748、3306033、3273752、3288607、3289238、3284916、3303694、3284133、3273653、3298508、3289605、3289669、3291198、3240347、3280468、3285518、3283501、3275377、3267449、3282267、3256992、3251790、3275137、3240662、3259035、3259205、3266912、3282224、3273653、3346924、3346935、3346816、3237506、3331539、3271089、3291105、3346938、3312150、3284149、3266231、3317204、3297607、3281791

関連する CVE 番号

CVE-2024-22273

このパッチでは、以下の問題がアップデートされています。

  • PR 3318350:sfcb サービスが失敗し、複数のダンプ ファイルが生成されることがある

    null 参照が原因で、sfcbd サービスが失敗することがあります。/var/core/sfcb-vmware_bas-zdump に複数のダンプ コア ファイルが作成されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3284149:vmw_ahci ドライバからのメッセージが vmkernel ログに大量に記録される

    一部のサーバでは、デバイスが接続されていない場合でも、Advanced Host Controller Interface (AHCI) コントローラから予期しない割り込み信号 Port Connect Change Status が非常に頻繁に報告されることがあります。その結果、vmw_ahci ドライバは、vmkernel ログ ファイルに次のメッセージを毎秒約 100 回送信します。

    vmw_ahci[000000170]:<0> CompletionBottomHalf:hotplug port status: 40, IPM(0), SPD(0), DET(1)vmw_ahci[000000170]:<0> CompletionBottomHalf:Port Status Reporting Port Connect Enable: Clearing PxSERR.DIAG.xvmw_ahci[000000170]:<0> CompletionBottomHalf:hotplug port status: 40, IPM(0), SPD(0), DET(0)vmw_ahci[000000170]:<0> CompletionBottomHalf:Port Status Reporting Port Connect Enable: Clearing PxSERR.DIAG.x

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、AHCI コントローラは Port Connect Change Status 割り込み信号を生成しなくなり、ドライバは上記のメッセージを出力しなくなります。

  • PR 3297607:NVMe over TCP コントローラへの接続中に ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    nvmetcp ドライバでまれに発生する問題が原因で、NVMe over TCP コントローラへの接続中に ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。「WARNING: NVMFDEV:xxxx Failed to connect controller」のような警告がバックトレースに記録されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3281791:データ ダイジェストが有効になっている NVMe over TCP コントローラで I/O が失敗することがある

    データ ダイジェスト フィールドが 1 つのメモリ バッファを超えると、nvmetcp ドライバによる読み取りができなくなることがあります。その結果、ドライバが NVMe over TCP 接続をドロップし、キューのリセットをトリガする可能性があります。この状況が繰り返されると、I/O エラーが発生し始め、それによって NVMe over TCP ストレージがアクセス不能になったり、アプリケーションが失敗したりするなどの問題が発生し、最悪の場合、ESXi ホストが停止してパープル スクリーンが表示されることがあります。vmkernel ログには、「Failed to receive data digest: Failure」などのエラーが記録されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3266231:TCP パケットの最大セグメント サイズ (MSS) が 64 バイト未満の場合、Intel X700 シリーズ NIC でネットワーク接続のドロップが発生することがある

    Intel X700 シリーズ NIC は、MSS が 64 バイト未満の TCP パケットを悪意のあるパケットと見なします。その結果、仮想マシンがこのようなパケットを送信する際に、Intel X700 シリーズ NIC は Tx パスを処理しないことがあります。これにより、ネットワーク接続が解除されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、Intel i40en ドライバは MSS が確実に有効なサイズになるように自動的に修正します。

  • PR 3317598:vSAN クラスタ内のディスクがエラーを表示せずに動作を停止し、クラスタ内の仮想マシンの応答停止または動作の停止を引き起こすことがある

    まれに、vSAN クラスタ内のディスク上のハードウェアまたはファームウェアの問題が原因で I/O が停止し、一時的なエラーが同時に発生すると、停止した I/O と一時的なエラーの処理の間の競合により、デッドロックが発生することがあります。vSAN はデッドロック後のイベントに関するレポートを処理しないため、通知は送信されません。その結果、影響を受けるディスクのクラスタにある仮想マシンがログや警告なしで応答しなくなったり動作を停止したりします。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3273653:64 GB を超えるメモリ カードを使用している vSphere システムで、「Unable to allocate SCSI_Command」というログ メッセージが記録されることがある

    vSphere システムで 64 GB を超える物理メモリ カードを使用する場合、仮想マシンの台数が増えたときに、SCSI コマンドによるスラブやヒープの割り当てに関して、「VSCSI: 590: VSCSI_VmkAccumulateSG failed: Out of memory」や「Unable to allocate SCSI_Command」などのエラーが示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、物理メモリのサイズに基づくスケール係数が適用されます。

  • PR 3326739:vmkdevmgr サービスが失敗したときにデバッグ ログが出力されない

    ごくまれに、vmkdevmgr サービスが失敗し、コア ダンプが有効になっていない場合、失敗の元になった問題の特定に役立つデバッグ ログが出力されないことがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、vmkdevmgr サービスでコア ダンプが有効になっているかどうかの自動チェックが追加されます。

  • PR 3309601:ESXi ホスト上の仮想マシンに仮想マシン ポリシーを適用しているときに、vSphere Virtual Volumes サービスが失敗してダンプが生成されることがある

    まれに、vSphere API for Storage Awareness (VASA) セッションでベンダー プロバイダ パラメータに対する追跡されていない参照が削除後にアクセスされると、ダンプが生成されることがあります。その結果、ESXi ホスト上の仮想マシンに仮想マシン ポリシーを適用しているときに、vSphere Virtual Volumes サービスが失敗してダンプが生成されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3265330:vSphere Virtual Volumes がある仮想マシンの移行中、ソース上のボリュームを閉じるのに時間がかかると、VMX サービスが失敗することがある

    仮想マシンに vSphere Virtual Volumes と変更ブロックのトラッキング (CBT) がある場合や、仮想マシンで Content Based Read Cache (CBRC) が有効になっている場合など、一部のシナリオでは、ストレージの移行中、ソースのボリュームを閉じる際に保留中の I/O をフラッシュするのに 10 秒程度の長い時間がかかることがあります。VMX サービスがターゲット ホスト上のボリュームへのアクセスを試行するまでに保留中の I/O のクリアが完了しない場合、サービスは失敗します。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、ソース ホスト上のすべての vSphere Virtual Volumes とディスクは、ターゲット ホストが開こうとする前に確実に閉じられます。

  • PR 3331375:セキュア ワイプ処理中に、SATA ドライブへのパスが完全に失われた状態に移行することがある

    一部の SATA ドライブは、セキュア ワイプ処理中に、ホストからのクエリに対して適切な重要な製品データ (VPD) を提供しないことがあります。その結果、HPP プラグインが物理メディアの変更を誤って解釈し、SATA デバイスへのパスを永続的に失われたとマークすることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3328638:プローブ I/O が長時間にわたって再試行可能なエラーで失敗すると、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    まれに、一時的なデバイス エラーやコントローラのリセットなど、短時間の中断が原因で失敗した操作の再試行をアダプタまたはデバイスが長時間続ける場合に、CPU のロックアップが発生することがあります。その結果、ESXi ホストで障害が発生し、パープル スクリーンが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3293469:vSphere Client で、vSphere Virtual Volumes データストアの読み取り/書き込み I/O 遅延の統計情報に変化のない線が表示される

    vSphere Client で、監視] > [詳細] > [データストア の順に移動して仮想マシンの詳細パフォーマンス メトリックを表示すると、vSphere Virtual Volumes データストアの読み取り/書き込み I/O 遅延の統計情報として変化のない線が表示されることがあります。この問題は、読み取り/書き込み I/O 遅延のカウンタが誤って累積平均として計算されているために発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3303842:マッピング解除ビットが設定された WRITE SAME (16) コマンドがシック ディスクで失敗する

    ゲスト OS によるシック ディスクに対する WRITE SAME (16) コマンドのマッピング解除ビットの有効化が VPD ページ B2 の情報によって防がれない場合、このコマンドは予想されるとおり vSphere 環境で失敗します。また、ゲスト OS は適切なエラー コードを受け取らない場合、Block Zeroing とも呼ばれる WRITE SAME (16) を使用してマッピング解除要求を発行し続け、これによって I/O エラーが発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、VPD ページ B2 はマッピング解除がサポートされている WRITE SAME (16) に対して適切なレポートを返します。また、マッピング解除がサポートされていない場合は、ゲスト OS が適切なエラー コードを受け取り、ゲストによる不要なマッピング解除の試行を防ぎます。

  • PR 3314400:ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンと次のメッセージが表示される:@BlueScreen: NMI IPI: Panic requested by another PCPU

    NSX Data Center がある vSphere 環境では、vmxnet3 ドライバの追加のサニティ チェックにより、ポートまたはポートセットのロックが発生して、ロックの競合を引き起こす可能性があります。その結果、ESXi ホストが機能を停止し、パープル スクリーンと次のようなメッセージが表示されることがあります:@BlueScreen: NMI IPI: Panic requested by another PCPU

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、不要な vmxnet3 ドライバ チェックが削除されます。

  • PR 3346924:古い DVSPORT_FLAG_RESERVED フラグが原因で、VMware NSX のアップグレードが失敗する

    ごくまれに、失敗した vSphere vMotion タスクによってポートの DVSPORT_FLAG_RESERVED フラグが保持されて、そのポートを含むスイッチを削除できないために、VMware NSX のアップグレードが妨げられることがあります。このフラグをクリーンアップするには、ESXi ホストを再起動する必要があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3243360:Integrated Dell Remote Access Controller (iDRAC) で ESXi ホスト名が表示されない

    iDRAC 環境でコマンド localcli hardware ipmi bmc get を実行すると、ESXi ホスト名の一部のフィールドが空で表示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、ESXi ホストが静的に構成されて再起動された場合、固定 IP アドレスの構成時に IPMI BMC ホスト名が更新されます。

  • PR 3289605:転送キュー オプションが無効になっていると、ネットワーク パフォーマンスを最適化できないことがある

    転送キューの NetSchedHClkVnicMQ 詳細オプションが有効でない場合、複数のキューを持つ vNIC がすべてのキューを利用できず、スループットの大幅な向上が妨げられる可能性があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、NetSchedHClkVnicMQ オプションはデフォルトで有効になります。

  • PR 3346935:コンテナ ポートのマッピング先である ESXi ホスト ポートで vSphere Network I/O Control が有効になっていると、仮想マシンの移行が失敗することがある

    まれに、コンテナ ポートのマッピング先である ESXi ホスト ポートで vSphere Network I/O Control が有効になっていると、ターゲット ホストにダミー ポートが作成されるために仮想マシンの移行が失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3301661:IOFilterVP のメモリ リークが原因で I/O フィルタ プロバイダがオフラインと表示されることがある

    IOFilterVP のメモリ リークが原因で、ESXi ホストの I/O フィルタ プロバイダが vSphere Client の 構成 > ストレージ でオフラインと表示されることがあります。この問題は、SSL キャッシュが VASA API 要求を処理する際に、特定の場合にすべてのヒープ メモリを使用することが原因で発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、SSL キャッシュ セッションにタイムアウトが追加されて、メモリ リークが防止されます。

  • PR 3346816:ESXi ホストを再起動しないと、NVIDIA GRID vGPU グラフィック カードの VIB を更新できない

    NVIDIA GRID vGPU グラフィック カードの VIB のサイズが大きい場合、カーネル モジュールに十分な容量が割り当てられていないと、自動更新ができないことがあり、操作を完了するために ESXi ホストを手動で再起動する必要があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3309482:再起動時または vSAN ディスク グループのマウント時に vSAN ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示される

    vSAN 論理ログ LLOG のリカバリ中に、まれに発生する問題が原因でコンポーネントの内部属性の初期化が正しく行われないことがあります。その結果、vSAN ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示され、ログに次のようなエラーが記録されることがあります。

    VMK_ASSERT(cfDisableAssert || LSNEntryLessThan(entry, cfParams->gcpEntry))

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3306033:TCP/UDP のデフォルト ポート 514、SSL プロトコルのデフォルト ポート 1514 とは異なるポートでファイアウォールを手動で開く必要がある

    ESXi 7.0 Update 3q 以降では、Syslog リモート ホストまたは loghost を標準以外のポートで構成すると、永続的な動的ファイアウォール ルールが vmsyslogd サービスによって自動的に作成されます。TCP/UDP のデフォルト ポート 514、SSL プロトコルのデフォルト ポート 1514 のそれぞれと異なるポートでファイアウォールを手動で開く必要はなくなりました。標準ポートを使用してリモート ホストを構成する場合でも、引き続き Syslog ファイアウォール ルールセットを有効にする必要があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。詳細については、「リモート ホストに対する Syslog の排出のためにファイアウォールを開く」を参照してください。

  • PR 3282267:無効なセンサー データ レコードが原因で hostd サービスが断続的に失敗することがある

    まれに、ベースボード管理コントローラ (BMC) から hostd サービスに無効なセンサー データ レコードが提供されて、サービスが失敗することがあります。その結果、ESXi ホストが応答しなくなったり、vCenter Server から切断されたりします。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、センサー データ レコードを hostd サービスに渡す前に検証するチェックが実装されました。

  • PR 3237506:RAID5 または RAID6 のストレージ ポリシーを使用している場合に [vSAN キャパシティ] 画面での What If 分析で誤った値が表示される

    vSAN クラスタの キャパシティ 画面では、クラスタで RAID5 または RAID6 のストレージ ポリシーを使用している場合に、What If 分析で誤った空き容量が表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3276174:ESXi 7.x ホスト間の vSphere vMotion 操作が「Destination failed to preopen disks」というエラーで失敗する

    ESXi 7.x ホストで古い Virtual Volumes ストレージ プロバイダ(VASA プロバイダ)を使用している場合、移行とパワーオンのパフォーマンスを最適化するために複数の vSphere Virtual Volumes をまとめてバインドすることが許可されない可能性があります。その結果、7.x ホスト間で vSphere vMotion 操作を実行すると、vSphere Client に「Destination failed to preopen disks」というエラーが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3311831:ESXi ホストが断続的に動作を停止し、パープル スクリーンと「Spin count exceeded - possible deadlock」というエラーが表示される

    TCP 接続でパケットの順序が乱れるという問題がまれに発生することが原因で、ESXi ホストが断続的に動作を停止し、パープル スクリーンと「Spin count exceeded - possible deadlock」というエラーが表示される場合があります。vmkernel.log ファイルには、tcpip スタックのエラーに関する次のようなバックトレースが記録されます。

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bbf0:[0x42003081b976]Lock_CheckSpinCount@vmkernel#nover+0x26f stack: 0xfffffffffffffff8, 0x15a8f9ed9da6c33, 0x3ff, 0x43201ac1efd8, 0x1

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bc40:[0x420030908c8d]SP_WaitReadLock@vmkernel#nover+0xba stack: 0x43201ac1efd8, 0x43201ac1efdc, 0x0, 0x0, 0x41ffd380b7a0

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bc80:[0x420030908d2a]SPAcqWriteLockWork@vmkernel#nover+0x33 stack: 0x43201ac10f60, 0x420031ce1595, 0x43201cac3b80, 0x420031d4da3b, 0x43201cac3b80

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bca0:[0x420031ce1594]rw_wlock@(tcpip4)#<None>+0x8d stack: 0x43201cac3b80, 0x41ffd38030b0, 0x6, 0x41ffd380b7a0, 0x43201ac10f60

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bcb0:[0x420031d4da3a]tcp_usr_attach@(tcpip4)#<None>+0x7b stack: 0x6, 0x41ffd380b7a0, 0x43201ac10f60, 0x43201ac1aff0, 0x453c10e1bd58

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bcf0:[0x420031cff0a6]socreate@(tcpip4)#<None>+0x1fb stack: 0x58, 0x43201ac1aff0, 0x41ffd380b7a0, 0x1, 0x6

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bd40:[0x420031ceb2b6]vmk_socket@(tcpip4)#<None>+0xa3 stack: 0x1, 0x420031ccf047, 0x45dbc1758950, 0x4313d2803210, 0x43201ac01700

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3252235:親子関係にあるオブジェクトに対する開く操作と名前変更操作の間でまれにデッドロックが発生して、ESXi ホストの起動に失敗することがある

    名前変更操作では、親オブジェクトのアドレスの方が小さいという前提で、オブジェクト ポインタ アドレスに基づいてソース ディレクトリとターゲット ディレクトリをロックします。まれに、この前提条件に該当しない場合があり、子が先、親が後の順で名前変更のロックが行われ、一方で親が先、子が後の順で開く操作のロックが行われることがあります。その結果、開く操作と名前変更操作の間でデッドロックが発生し、ESXi ホストの起動に失敗します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3313970:アップリンク ウォッチドッグの書き込みロックが原因で、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    定期的なサニティ チェック中に、アップリンク ウォッチドッグが書き込みロックを保持して他のサービスからの読み取りを妨げ、ESXi ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示されることがあります。次のようなエラーがバックトレースに記録されます。

    Panic Message: @BlueScreen: NMI IPI: Panic requested by another PCPU. RIPOFF(base):RBP:CS

    [0x14e1e0(0x420033000000):0x430201d03440:0xf48] (Src 0x4, CPU14)

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、定期的なサニティ チェックでは書き込みロックが読み取りロックに置き換えられます。

  • PR 3331539:多数のコンテナ論理ポートがある NSX セグメント間の移行によって ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    多数のコンテナ論理ポートがある NSX セグメントでの vSphere vMotion タスク間でまれに発生する競合により、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3240662:ホスト プロファイルのコンプライアンス チェックで誤ったエラー メッセージ「IPv4 vmknic gateway configuration doesn't match the specification」が表示される

    vSphere Client でホスト プロファイルに対してコンプライアンス チェックを実行すると、「IPv4 vmknic gateway configuration doesn't match the specification」エラーが表示されることがあります。ホスト プロファイルを修正しても、エラーは引き続き発生します。ただし、デフォルト ゲートウェイ設定はホストのカスタマイズ ワークフローから定義されるため、コンプライアンス チェック時にこのエラー メッセージは表示されません。このメッセージはホスト プロファイルの機能に影響しないため、無視してください。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3271089:vmx サービスが失敗した後、Lightweight Delta (LWD) スナップショットを作成済みの仮想マシンの起動に失敗することがある

    まれに、LWD スナップショットの作成中に vmx サービスが失敗すると、部分的に初期化された LWD スナップショット ファイルがデータストアに残ることがあります。その結果、このような LWD スナップショットが作成された仮想マシンは、検証エラーが原因で起動に失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3304469:まれに発生する、namespacemgr.db ファイルに名前空間がないという問題が原因で、vSphere vMotion 操作が失敗することがある

    仮想マシンに名前空間が構成されていて、何らかの理由で namespacemgr.db ファイル内の名前空間テーブルが ESXi ホスト データベースで空になっている場合、vSphere vMotion を使用してそのような仮想マシンを移行すると失敗することがあります。vmware.log ファイルには次のようなエラーが記録されます。

    vmx - NamespaceMgrCheckpoint: No valid queue found while restoring the namespace events. The migrate type is 1.

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3291105:ESXi ホストから拡張ネットワーク スタック (ENS) ポートを分離するときに、ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    アップグレードや vNIC 構成の変更などのシナリオで ENS を無効にしているときに、ENS がアクティブな ESXi ホストから ENS ポートを分離すると、ポートがポート リストから削除されて、それ以降は参照できなくなり、無効なメモリ アクセス エラーが発生する可能性があります。その結果、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3346938:NSX Distributed Security のインストール後、vSphere vMotion がターゲット側のスイッチ セキュリティ フィルタをリストアしないことがある

    NSX Distributed Security の [セキュリティのみ] オプションをインストールするように選択すると、vSphere vMotion がターゲット側のスイッチ セキュリティ フィルタをリストアせず、アドレス解決プロトコル (ARP) が失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3312150:vSphere API for Storage Awareness (VASA) プロバイダからのメタデータの順序が正しくないため、vSphere Virtual Volume データストア上の仮想マシンのフェイルオーバーが失敗することがある

    特定の VASA プロバイダでは、ESXi ホストの要求とは異なる順序でメタデータ情報が返されることがあります。その結果、vSphere Virtual Volume データストア上の仮想マシンがリカバリ サイトにフェイルオーバーすると、ターゲット サイトで仮想マシンが再起動できなくなります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、ESXi ホストの要求とは異なる順序で VASA プロバイダからメタデータ情報が返されても、フェイルオーバーは成功します。

  • PR 3328641:Read-Modify-Write (RMW) 操作中にまれに発生する問題が原因で、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    512e ソフトウェアによってエミュレートされたデバイスでは、I/O 要求が 4,096 の倍数でない場合に ESXi が RMW 操作を実行します。このような場合は、最終的な書き込み I/O 発行パスが書き込みコマンド フレームにアクセスする前に、ターゲットへの書き込みが発行されます。発行パスが書き込みフレームにアクセスする前にターゲットが書き込み要求を完了すると、書き込みフレームは解放されます。その結果、ESXi ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示される Use-After-Free シナリオが発生することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3332098:vSAN ファイル サービスで SMB ファイル共有への非同期書き込み操作を行うと、データ転送の問題が発生することがある

    まれに、vSAN ファイル サービスで SMB ファイル共有に対して非同期書き込みを実行している間に競合状態が発生し、切り詰めなどのデータ転送の問題が発生することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3256992:無作為検出モードが有効になっているポート グループの仮想マシンで、vSphere vMotion タスクが失敗する

    受信時にパケット データの整合性がチェックされる安全なネットワーク プロトコルで顕在化する、ネットワーク パケットの破損に関する問題がまれに発生します。これにより、無作為検出モードが有効になっているポート グループで接続の問題が発生する可能性があります。その結果として、そのようなポート グループの仮想マシンで vSphere vMotion タスクが失敗することがあります。バックトレースに、「Failed to decrypt ciphertext」などのデータの整合性エラーが記録されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3244429:hostd サービスでの終了コード 127 エラーによって、ESXi ホストが vCenter Server から一時的に切断されることがある

    オープン ソースの glibc コンポーネントの問題により、ESXi ホストにインストールされている I/O フィルタのリストを hostd が処理する際に、終了コード 127 エラーが断続的に発生することがあります。/var/run/log/syslog.log に、次のような行が記録されます。

    2022-10-13T08:00:20.180Z watchdog-hostd[<PID>]: 'hostd ++min=0,swapscope=system' exited after X seconds 127

    その結果、hostd ウォッチドッグがサービスを再起動して接続がリストアされるまで、ESXi ホストが vCenter Server から一時的に切断されます。この問題は、vmwarelwd I/O フィルタのロード時に確認されています。

    本リリースで、この問題は修正されました。ESXi 7.0 Update 3q では、vCenter Server システムから I/O フィルタを削除せずに無効にして、そのようなフィルタのレポートをホスト構成オーバーヘッドでスキップできる hostd 構成オプションが追加されています。このオプションを使用するには、SSH にログインし、次の手順を実行します。

    1. VMware ナレッジベースの記事 KB82227 で説明されているとおり、hostd 構成の plugins/hostsvc/report_disabled_filters_in_host_config オプションを False に設定します。

    2. ホストで次の python スクリプトを直接実行して、vmwarelwd フィルタを無効にします。

      import vmware.vsi as vsi

      vsi.set('/iofilters/statusDisabledEvent', {'filterName': 'vmwarelwd', 'failureReason' : 'workaround'})

  • PR 3332691:仮想マシンのマルチライター仮想ディスクで vSAN IOPS パフォーマンス データを使用できない

    監視 > vSAN > パフォーマンス > 仮想ディスク にある vSAN 仮想マシン マルチライター仮想ディスクの次のパフォーマンス チャートは、使用できません。IOPS、IOPS の制限、遅延正規化 IOPS。これらのチャートは、マルチライター モードが有効になっていないディスクでのみ使用できます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3288607:NVMe デバイスでまれに発生するストレージ ヒープの破損により、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    まれに、NVMe デバイスを使用しているデータストアから仮想マシンを削除するなどの NVMe デバイスからの I/O スレッドが、High-Performance Plug-in (HPP) がデバイスに対してスレッドの完了を要求する前に完了することがあります。その結果、HPP は存在しないスレッドにアクセスを試行するため、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されて、「PSOD @BlueScreen: PANIC bora/vmkernel/main/dlmalloc.c:4763」などのエラーが示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3273752:ESXi ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示され、「#PF Exception 14 in world 2097479:HELPER_SCSI_」エラーが示される

    PsaNvmeController などのコントローラの名前空間リストを変更すると、更新セマフォは想定どおりに機能しますが、ロックが使用できないために変更が完了しない可能性があります。その結果、ESXi ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示され、「#PF Exception 14 in world 2097479:HELPER_SCSI_ error」エラーが示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3267977:仮想マシンのディスク スナップショットの作成後、遅延パフォーマンス メトリックに急増が発生する

    仮想マシンのディスク スナップショットの作成後、vSphere パフォーマンス チャートで遅延の急増が発生することがあります。これらの遅延の異常な急増は、ストレージ サブシステムでの一部の内部システム オブジェクトの再作成と、遅延パフォーマンス カウンタの再起動が原因で発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正で、仮想マシンのディスク スナップショット作成後の誤った遅延アラームは発生しなくなります。

  • PR 3305227:NSX-T Data Center カーネル モジュールをインストールする前に TCP/IP ヒープ メモリの制限を増やさないと、ESXi ホストがクラッシュすることがある

    負荷の高い ESXi ホストに NSX-T Data Center カーネル モジュールをインストールすると、起動中に事前割り当てされる、処理のために必要な TCP/IP ヒープが不足して、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。この問題は、このような ESXi ホストでメモリの断片化が発生したときに、TCP/IP ヒープを十分な速さで拡張して 2 MB の連続的なメモリ割り当てを提供することができない場合に発生します。その結果、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示され、次のような vmkernel.log エラーが示されることがあります。

    Heap: 3707: Heap tcpip (44384680/1073746344): Maximum allowed growth (1048576) too small for size (1203496)

    NSX-T Data Center カーネル モジュールをインストールする前に ESXi ホストをメンテナンス モードにすると、メンテナンス モードによってメモリに対する負荷が大幅に軽減されるため、パープル スクリーン障害の発生頻度は低下します。

    本リリースで、この問題は部分的に修正されました。ESXi 7.0 Update 3 以降では、NSX-T Data Center のインストールを計画している場合、起動時に事前割り当てされる TcpipHeapSize の上限を 128 MB に増やすことができます。たとえば、TcpipHeapSize の割り当てを最大値まで増やす場合は、次の手順を実行します。

    1. 次のコマンドを使用して、ヒープ サイズを 128 MB に増やします。 esxcfg-advcfg -s 128 /Net/TcpipHeapSize

    2. ヒープ サイズが 128 MB であることを確認します。 esxcfg-advcfg -g /Net/TcpipHeapSize

    3. ESXi ホストを再起動します。

    この問題を回避するには、ESXi ホストを再起動し、仮想マシンを実行していない状態で NSX-T Data Center をインストールします。

  • PR 3328301:High Performance Plug-in (HPP) で競合状態が発生したために ESXi ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示されることがある

    HPP でまれに発生する競合状態が原因で、ストレージ パスのフェイルオーバーとデバイスの削除が同時に発生すると、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3257098:仮想マシンが McastFilter_Deactivate エラーで失敗する

    ごくまれに、仮想マシンのメモリが少ない場合、再起動時にコード パスのすべてのメンバーが初期化されないために仮想マシンが動作を停止し、パープル スクリーンとなって「McastFilter_Deactivate」などのエラーが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。同様の問題を回避するために、仮想マシンのメモリが少ない状態を避けてください。

  • PR 3317448:ESXi ホストでルーターのアドバタイズを無効にした後、IPv6 ルーティングが表示されなくなり、ホストの接続が失われる

    物理ネットワークで IPv6 ルーター アドバタイズ (RA) を無効にするか、VMkernel レベルで [ルーター アドバタイズを使用して IP アドレスを取得] オプションをオフにすると、アダプタに固定 IPv6 アドレスがある場合でも、VMkernel アダプタのデフォルト ルートが表示されなくなることがあります。この問題は、固定 IP アドレスと RA メッセージで指定されたプリフィックスの両方の IPv6 プリフィックスが同じ場合にのみ発生します。この結果、固定 IP アドレスが同じプリフィックスに対してアクティブなままであるにもかかわらず、ESXi がその特定のサブネットのルート エントリを誤って削除するため、ESXi ホストの接続が失われます。

    本リリースで、この問題は修正されました。この問題を回避するために、固定 IP アドレスと RA メッセージで自動的に構成される IP アドレスの両方に同じ IPv6 プリフィックスを使用しないでください。

  • PR 3312843:ESXi ホストが vCenter Server システムから断続的に切断され、hostd サービスが再起動する

    ESXi ホストで使用されているマルチパス プラグインが HPP または NMP のいずれかのみの場合、hostd サービスがスケジュールされた間隔でテレメトリ データを収集するときに、呼び出しに対して null ポインタ値が返されることがあります。nullptr を逆参照すると hostd が失敗する可能性がありますが、サービスは自動的に再起動します。その結果、ESXi ホストが vCenter Server システムから断続的に切断されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、nullptr チェックが追加されます。

  • PR 3328337:プロセス間通信 (IPC) でまれに発生する問題が原因で、再起動後に hostd サービスが応答しなくなることがある

    IPC プロセスで IPC パケットのペイロードが正しくない場合(ヘッダーのバージョンが正しくないなど)、iSCSI デーモンでデッドロックが発生して、hostd の再起動後に hostd サービスが応答しなくなることがあります。その結果、影響を受ける ESXi ホストおよび仮想マシンでは、vSphere Client を使用した操作を一切実行できなくなります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3285491:Raw Device Mapping を使用するディスクに対して、ホスト プロファイルを使用してパス選択ポリシーを構成できない

    ホスト プロファイルを使用して複数の仮想マシンのパス選択ポリシーの変更または構成を試行すると、Raw Device Mapping を使用する仮想マシンに対する操作が失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3296093:ESXi ホストが断続的に動作を停止してパープル スクリーンと PF Exception 14 エラーが表示される

    ESXi アップグレードを実行すると、ディスクの初期化中のデバイス登録でまれに競合状態が発生して ESXi ホストの失敗を引き起こし、パープル スクリーンが表示されることがあります。パープル スクリーンには「@BlueScreen: #PF Exception 14 in world XXXXX:HELPER_SCSI_ IP」などのエラーが表示され、バックトレースには vmk_ScsiGetDeviceStatenmp_DeviceUpdatePathStates が記録されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3321157:Intel i40en 物理 NIC を使用し、拡張データ パスが有効になっている vSphere システムでネットワークが停止することがある

    Intel i40en NIC で、最大セグメント サイズ (MSS) である 8 セグメントを超える TSO パケットが原因で NIC が応答しなくなることがあります。まれに、仮想マシンまたは vmknic からの TSO パケットが 8 セグメントの制限を超えると、物理 NIC の Tx トラフィックがブロックされるためにネットワークが停止することがあります。Intel i40en 物理 NIC を使用し、拡張データ パスが有効になっている vSphere システムでは、この問題が発生する可能性が高くなります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3307580:TCP セグメンテーション オフロード (TSO) パケットのサイズが大きい場合、ネットワーク トラフィックの遅延が発生し、一部の仮想マシンの接続が断続的に失われることがある

    拡張データ パス ネットワーク スタック モードが有効になっている環境では、サイズの大きい TSO パケットの処理に関する問題のために、一部の仮想マシンでネットワーク トラフィックが遅延し、接続が断続的に失われることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3275137:サービス挿入を使用する vSphere システムでまれに発生するデータ破損の問題により、ESXi ホストが動作を停止することがある

    サービス挿入を使用する vSphere システムでは、データをプルする前の使用可能なバッファ サイズのチェックでエラーが発生することによってデータが破損し、ESXi ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、サービス挿入中のデータのプルは、十分なバッファがある場合にのみ実行されます。

  • PR 3270210:エコー モードを無効にした後、ESXi ホスト上の Busybox シェルが失敗することがある

    ESXi ホスト上の Busybox sh シェルでエコー モードを無効にする stty -echo の後にコマンドを入力すると、シェルが失敗してコアダンプが出力されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3319535:independent_nonpersistent ディスクを持つ仮想マシンは、リセット後にアクセスできなくなることがある

    independent_nonpersistent ディスクを持つ仮想マシンでは、リセット中に既存の redo ログ ファイルが削除され、新しい redo ログが作成されます。vmx プロセスは、.vmx ファイルではなくメモリ内の新しい .redo 設定を更新します。hostd サービスは同期時に .vmx ファイルからディスク プロパティを読み取るときに、redo ログに一貫性がないと認識する場合があります。その結果、hostd が仮想マシンを無効としてマークし、その仮想マシンはアクセスできなくなります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3317445:大規模な vSphere システムで拡張ネットワーク データパス (EDP) が過大なメモリを予約してリソースの問題を引き起こすことがある

    EDP 予約は合計メモリ量に対し線形的で、合計メモリの最大 1.6% を予約します。大規模な vSphere システムにおいて大量のメモリが予約された仮想マシンでは、このようなメモリ バッファは大きすぎる場合があります。たとえば、システムのメモリが 100 TB の場合、EDP 予約は 1.6 TB になる可能性があります。その結果、メモリ予約が多い仮想マシンに vNIC をホットアドできないなどのリソースの問題が発生することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、EDP 予約制限はメモリ合計の 1% に設定され、1 つのメモリ予約に 5 GB の上限が課されます。メモリ予約の制限は、VMKernel 起動オプション ensMbufPoolMaxMinMB を使用するか、次のコマンドを使用することによって調整できます。esxcli system settings kernel set -s ensMbufPoolMaxMBPerGB -v <value-in-MB>。いずれの場合でも、変更を有効にするには ESXi ホストを再起動する必要があります。

  • PR 3283501:次の古いロックファイルが原因で SFCB の開始、停止、レポート作成操作が失敗する:/var/run/sfcbd-init.lock

    まれに、スクリプトの複数のインスタンスが同時に実行されないようにロックファイル /var/run/sfcbd-init.lock を作成する sfcbd-init スクリプトが SIGPIPE 信号を受信します。これにより、スクリプトが終了してロックファイルが処理されないままになります。その結果、スクリプトをその後実行しても、ロックを取得できないため失敗します。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、sfcbd-init スクリプトの trap コマンドによって処理されるシグナルのリストに SIGPIPE が追加されます。これにより、スクリプトが SIGPIPE 信号を受信した場合でもロックファイルはクリアされます。

  • PR 3285243:新しいディレクトリの作成中に NFS サーバから長さ 0 のファイル ハンドルが送信されると、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    NFSv4.1 を使用してマウントされたボリュームで、NFS サーバが新しいディレクトリの要求に対する応答として長さ 0 のファイル ハンドルを送信すると、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3317088:NVMe SSD を含む vSphere 環境で応答時間が長くなる

    NVMe SSD が機能を停止すると、未処理の I/O を閉じるなどの NVMe ドライバからのコマンドに応答しなくなります。その結果、多くの I/O および NVMe ドライバ コマンドが保留状態のままになり、vSphere 環境での応答時間が長くなったり、上位レイヤーのアプリケーションが失敗したりすることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、NVMe ドライバは、ドライバ コマンドが有効でないときには、未処理の I/O を閉じることができるようにコントローラまたはキューのリセットを開始します。

  • PR 3302202:新しい ESXi 仮想マシンのゲスト OS バージョンのドロップダウン メニューにプレースホルダが表示されることがある

    新しい仮想マシンを作成するとき、ゲスト OS のバージョン ドロップダウン メニューに、Windows 12 や Windows Server 2025 などのプレースホルダが表示されることがあります。このようなプレースホルダを使用して新しい仮想マシンを作成することはできません。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3289669:Open Virtual Format (OVF) ファイルのエクスポートが失敗した後、またはキャンセルされた後に、仮想マシンをパワーオンできない

    仮想マシンの OVF ファイルとしてのエクスポートが失敗したり、キャンセルされたりすることで、まれにデッドロックが発生し、それ以降、その仮想マシンが起動できなくなる場合があります。仮想マシンは、VM_STATE_EXPORTING 状態と表示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。この問題は、ネットワークの停止が原因で OVF ファイルのエクスポートが失敗する場合には回避できませんが、OVF エクスポートを手動でキャンセルしていない場合には回避できます。この問題がすでに発生している場合は、SSH コマンド /etc/init.d/hostd restart を使用するか、ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスの トラブルシューティング オプション の下にある 管理エージェントの再起動 を選択して、影響を受けている ESXi ホスト上の hostd サービスを再起動します。ホスト サービスを再起動すると、ESXi ホスト上のすべての処理が停止します。

  • PR 3313882:ESXi ファイアウォールの更新後、仮想マシンとデータ オブジェクトにアクセスできなくなることがある

    一部のシナリオでは、vSAN クラスタの ESXi ファイアウォールを更新すると、ESXi 構成ストア (ConfigStore) 内の不完全なオブジェクトが参照され、Reliable Datagram Transport (RDT) ファイアウォール ルールとクラスタ監視、メンバーシップ、ディレクトリ サービス (CMMDS) ファイアウォール ルールが無効になることがあります。その結果、一部のクラスタが隔離されて、仮想マシンおよびデータ オブジェクトにアクセスできなくなることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3280714:Linux 仮想マシンの Web コンソールで Caps Lock オプションの動作に一貫性がない

    Linux 仮想マシンの Web コンソールで Caps Lock オプションを有効にすると、入力に対する大文字の出力に一貫性が欠ける場合があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3287440:ESXi ホストが vSphere Client からのタスクへの応答を停止する

    競合するサービスからの vSphere Distributed Switch データへのアクセスによってまれに発生する競合状態が原因で、ESXi ホストが vSphere Client からのタスクへの応答を停止することがあります。たとえば、NSX Data Center for vSphere の環境で、他のタスクの実行を妨げる「TN Profile attachment to the cluster is in progress」などのエラーが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3282224:ゲスト仮想マシンからポート 4789 に対して生成された VXLAN トラフィックが失敗する

    ESXi ホストでは、VXLAN ポート 8472 がデフォルトで有効で、NSX 6.2.3 以降のデフォルトである UDP ポート 4789 は有効になっていません。その結果、VXLAN ポート 4789 へのトラフィックが失敗します。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、デフォルトの VXLAN ポートのリストにポート 4789 が追加されています。

  • PR 3260070:tardisk オブジェクト内の null ポインタ参照が原因で、ESXi ホストが機能を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    バックトレース中に VisorFSTarDoIOInt() を含む null ポインタ違反が発生すると、ESXi ホストが機能を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。この問題は、次の条件下で発生します。

    1. vSphere 管理者が SSH を使用してホストに手動でログインする

    2. /etc などに含まれている tardisk ファイルを完全に書き直すのではなく変更する

    3. そのファイルが含まれている VIB を置き換えるアップグレードを実行する

    4. 変更されたファイルに管理者または ESXi サービスがアクセスする

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3284133:NVMe PCIe デバイスがある環境の ESXi ホストの接続が、診断情報の収集中に一時的に失われることがある

    vm-support コマンドを使用してネットワーク、ストレージ、vSAN など ESXi システムについての情報を収集すると、NVMe PCIe コントローラのテレメトリ イベントおよび永続的イベントのログが一時的に ramdisk の /tmp ディレクトリに保存されます。システムに多数の NVMe PCIe デバイスが含まれている場合や、ログ ファイルが大きい場合は、ramdisk の/tmp ディレクトリに短時間で空き領域がなくなります。その結果、vm-support による収集が完了するまで、NVMe PCIe デバイスがある環境の ESXi ホストの接続が一時的に失われることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、空き容量が最も多い VMFS データストアが nvme ログの保存先として選択され、各ログ ファイルが圧縮されてストレージ容量が節約されます。

  • PR 3275377:AMD プロセッサで実行されている ESXi ホストで、VBS 対応の Windows 仮想マシンが断続的に停止してブルー スクリーンが表示されることがある

    AMD プロセッサで実行されている ESXi ホストで、仮想化ベースのセキュリティ (VBS) が有効になっている Windows 仮想マシンが断続的に停止し、ブルー スクリーンが表示されることがあります。BSOD の署名は次のとおりです。

    SECURE_KERNEL_ERROR (18b)The secure kernel has encountered a fatal error.Arguments: Arg1: 000000000000018c Arg2: 000000000000100b Arg3: 0000000000000000 Arg4: 000000000000409b

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3259205:ステートレス ESXi ホストの再起動後に vCenter Server との接続が失われることがある

    ステートレス ESXi ホストの起動中に、ごくまれに管理 vmknic が予期せず変更されて、ホストの IP アドレスが変更されることがあります。その結果、ホストが vCenter Server から切断されます。ホスト プロファイルを適用すると、vSphere Client に次のようなエラーが表示されることがあります。ホスト プロファイルの適用が次のエラーで失敗しました:Error: 指定されたパラメータが正しくありませんでした。SelectVnic.vnic.Specification.NetStackInstanceKey。

    本リリースで、この問題は修正されました。

ESXi-7.0U3q-23794027-no-tools

プロファイル名

ESXi-7.0U3q-23794027-no-tools

ビルド

ビルドの詳細については、「本リリースに含まれるパッチ」を参照してください。

ベンダー

VMware by Broadcom

リリース日

2024 年 5 月 21 日

許容レベル

PartnerSupported

影響を受けるハードウェア

該当なし

影響を受けるソフトウェア

該当なし

影響のある VIB

  • VMware_bootbank_gc_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_esx-xserver_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_esx-dvfilter-generic-fastpath_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_esxio-combiner_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_vdfs_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_crx_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_esx-ui_2.13.2-22721163

  • VMware_bootbank_esx-base_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_trx_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_vsanhealth_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_cpu-microcode_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_native-misc-drivers_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_vsan_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_bmcal_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_esx-update_7.0.3-0.125.23794027

  • VMware_bootbank_loadesx_7.0.3-0.125.23794027

  • VMW_bootbank_i40en_1.11.1.32-1vmw.703.0.125.23794027

  • VMW_bootbank_nvmetcp_1.0.0.3-1vmw.703.0.125.23794027

  • VMW_bootbank_vmw-ahci_2.0.11-3vmw.703.0.125.23794027

修正されたパッチ リリース

3269229、3336578、3332098、3324772、3337108、3319535、3336916、3331375、3326805、3335978、3267977、3323978、3331256、3332691、3313970、3312843、3309601、3317598、3323119、3326739、3317618、3244429、3328641、3328638、3328337、3326300、3329238、3328301、3297696、3296093、3317448、3285491、3276174、3297629、3314959、3309482、3320147、3297625、3297729、3311303、3297704、3309472、3297749、3298709、3320949、3310432、3297774、3302255、3270210、3311302、3257098、3311831、3309603、3317088、3321157、2964964、3305227、3318350、3256083、3269969、3317445、3314400、3267704、2760003、3313882、3243360、3293469、3284876、3265330、3303842、3303855、3293093、3309148、3307580、3301661、3304469、3260297、3260070、3297409、3252235、3287748、3306033、3273752、3288607、3289238、3284916、3303694、3284133、3273653、3298508、3289605、3289669、3291198、3240347、3280468、3285518、3283501、3275377、3267449、3282267、3256992、3251790、3275137、3240662、3259035、3259205、3266912、3282224、3273653、3346924、3346935、3346816、3237506、3331539、3271089、3291105、3346938、3312150、3284149、3266231、3317204、3297607、3281791

関連する CVE 番号

CVE-2024-22273

このパッチでは、以下の問題がアップデートされています。

  • PR 3318350:sfcb サービスが失敗し、複数のダンプ ファイルが生成されることがある

    null 参照が原因で、sfcbd サービスが失敗することがあります。/var/core/sfcb-vmware_bas-zdump に複数のダンプ コア ファイルが作成されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3284149:vmw_ahci ドライバからのメッセージが vmkernel ログに大量に記録される

    一部のサーバでは、デバイスが接続されていない場合でも、Advanced Host Controller Interface (AHCI) コントローラから予期しない割り込み信号 Port Connect Change Status が非常に頻繁に報告されることがあります。その結果、vmw_ahci ドライバは、vmkernel ログ ファイルに次のメッセージを毎秒約 100 回送信します。

    vmw_ahci[000000170]:<0> CompletionBottomHalf:hotplug port status: 40, IPM(0), SPD(0), DET(1)vmw_ahci[000000170]:<0> CompletionBottomHalf:Port Status Reporting Port Connect Enable: Clearing PxSERR.DIAG.xvmw_ahci[000000170]:<0> CompletionBottomHalf:hotplug port status: 40, IPM(0), SPD(0), DET(0)vmw_ahci[000000170]:<0> CompletionBottomHalf:Port Status Reporting Port Connect Enable: Clearing PxSERR.DIAG.x

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、AHCI コントローラは Port Connect Change Status 割り込み信号を生成しなくなり、ドライバは上記のメッセージを出力しなくなります。

  • PR 3297607:NVMe over TCP コントローラへの接続中に ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    nvmetcp ドライバでまれに発生する問題が原因で、NVMe over TCP コントローラへの接続中に ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。「WARNING: NVMFDEV:xxxx Failed to connect controller」のような警告がバックトレースに記録されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3281791:データ ダイジェストが有効になっている NVMe over TCP コントローラで I/O が失敗することがある

    データ ダイジェスト フィールドが 1 つのメモリ バッファを超えると、nvmetcp ドライバによる読み取りができなくなることがあります。その結果、ドライバが NVMe over TCP 接続をドロップし、キューのリセットをトリガする可能性があります。この状況が繰り返されると、I/O エラーが発生し始め、それによって NVMe over TCP ストレージがアクセス不能になったり、アプリケーションが失敗したりするなどの問題が発生し、最悪の場合、ESXi ホストが停止してパープル スクリーンが表示されることがあります。vmkernel ログには、「Failed to receive data digest: Failure」などのエラーが記録されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3266231:TCP パケットの最大セグメント サイズ (MSS) が 64 バイト未満の場合、Intel X700 シリーズ NIC でネットワーク接続のドロップが発生することがある

    Intel X700 シリーズ NIC は、MSS が 64 バイト未満の TCP パケットを悪意のあるパケットと見なします。その結果、仮想マシンがこのようなパケットを送信する際に、Intel X700 シリーズ NIC は Tx パスを処理しないことがあります。これにより、ネットワーク接続が解除されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、Intel i40en ドライバは MSS が確実に有効なサイズになるように自動的に修正します。

  • PR 3317598:vSAN クラスタ内のディスクがエラーを表示せずに動作を停止し、クラスタ内の仮想マシンの応答停止または動作の停止を引き起こすことがある

    まれに、vSAN クラスタ内のディスク上のハードウェアまたはファームウェアの問題が原因で I/O が停止し、一時的なエラーが同時に発生すると、停止した I/O と一時的なエラーの処理の間の競合により、デッドロックが発生することがあります。vSAN はデッドロック後のイベントに関するレポートを処理しないため、通知は送信されません。その結果、影響を受けるディスクのクラスタにある仮想マシンがログや警告なしで応答しなくなったり動作を停止したりします。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3273653:64 GB を超えるメモリ カードを使用している vSphere システムで、「Unable to allocate SCSI_Command」というログ メッセージが記録されることがある

    vSphere システムで 64 GB を超える物理メモリ カードを使用する場合、仮想マシンの台数が増えたときに、SCSI コマンドによるスラブやヒープの割り当てに関して、「VSCSI: 590: VSCSI_VmkAccumulateSG failed: Out of memory」や「Unable to allocate SCSI_Command」などのエラーが示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、物理メモリのサイズに基づくスケール係数が適用されます。

  • PR 3326739:vmkdevmgr サービスが失敗したときにデバッグ ログが出力されない

    ごくまれに、vmkdevmgr サービスが失敗し、コア ダンプが有効になっていない場合、失敗の元になった問題の特定に役立つデバッグ ログが出力されないことがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、vmkdevmgr サービスでコア ダンプが有効になっているかどうかの自動チェックが追加されます。

  • PR 3309601:ESXi ホスト上の仮想マシンに仮想マシン ポリシーを適用しているときに、vSphere Virtual Volumes サービスが失敗してダンプが生成されることがある

    まれに、vSphere API for Storage Awareness (VASA) セッションでベンダー プロバイダ パラメータに対する追跡されていない参照が削除後にアクセスされると、ダンプが生成されることがあります。その結果、ESXi ホスト上の仮想マシンに仮想マシン ポリシーを適用しているときに、vSphere Virtual Volumes サービスが失敗してダンプが生成されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3265330:vSphere Virtual Volumes がある仮想マシンの移行中、ソース上のボリュームを閉じるのに時間がかかると、VMX サービスが失敗することがある

    仮想マシンに vSphere Virtual Volumes と変更ブロックのトラッキング (CBT) がある場合や、仮想マシンで Content Based Read Cache (CBRC) が有効になっている場合など、一部のシナリオでは、ストレージの移行中、ソースのボリュームを閉じる際に保留中の I/O をフラッシュするのに 10 秒程度の長い時間がかかることがあります。VMX サービスがターゲット ホスト上のボリュームへのアクセスを試行するまでに保留中の I/O のクリアが完了しない場合、サービスは失敗します。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、ソース ホスト上のすべての vSphere Virtual Volumes とディスクは、ターゲット ホストが開こうとする前に確実に閉じられます。

  • PR 3331375:セキュア ワイプ処理中に、SATA ドライブへのパスが完全に失われた状態に移行することがある

    一部の SATA ドライブは、セキュア ワイプ処理中に、ホストからのクエリに対して適切な重要な製品データ (VPD) を提供しないことがあります。その結果、HPP プラグインが物理メディアの変更を誤って解釈し、SATA デバイスへのパスを永続的に失われたとマークすることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3328638:プローブ I/O が長時間にわたって再試行可能なエラーで失敗すると、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    まれに、一時的なデバイス エラーやコントローラのリセットなど、短時間の中断が原因で失敗した操作の再試行をアダプタまたはデバイスが長時間続ける場合に、CPU のロックアップが発生することがあります。その結果、ESXi ホストで障害が発生し、パープル スクリーンが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3293469:vSphere Client で、vSphere Virtual Volumes データストアの読み取り/書き込み I/O 遅延の統計情報に変化のない線が表示される

    vSphere Client で、監視] > [詳細] > [データストア の順に移動して仮想マシンの詳細パフォーマンス メトリックを表示すると、vSphere Virtual Volumes データストアの読み取り/書き込み I/O 遅延の統計情報として変化のない線が表示されることがあります。この問題は、読み取り/書き込み I/O 遅延のカウンタが誤って累積平均として計算されているために発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3303842:マッピング解除ビットが設定された WRITE SAME (16) コマンドがシック ディスクで失敗する

    ゲスト OS によるシック ディスクに対する WRITE SAME (16) コマンドのマッピング解除ビットの有効化が VPD ページ B2 の情報によって防がれない場合、このコマンドは予想されるとおり vSphere 環境で失敗します。また、ゲスト OS は適切なエラー コードを受け取らない場合、Block Zeroing とも呼ばれる WRITE SAME (16) を使用してマッピング解除要求を発行し続け、これによって I/O エラーが発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、VPD ページ B2 はマッピング解除がサポートされている WRITE SAME (16) に対して適切なレポートを返します。また、マッピング解除がサポートされていない場合は、ゲスト OS が適切なエラー コードを受け取り、ゲストによる不要なマッピング解除の試行を防ぎます。

  • PR 3314400:ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンと次のメッセージが表示される:@BlueScreen: NMI IPI: Panic requested by another PCPU

    NSX Data Center がある vSphere 環境では、vmxnet3 ドライバの追加のサニティ チェックにより、ポートまたはポートセットのロックが発生して、ロックの競合を引き起こす可能性があります。その結果、ESXi ホストが機能を停止し、パープル スクリーンと次のようなメッセージが表示されることがあります:@BlueScreen: NMI IPI: Panic requested by another PCPU

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、不要な vmxnet3 ドライバ チェックが削除されます。

  • PR 3346924:古い DVSPORT_FLAG_RESERVED フラグが原因で、VMware NSX のアップグレードが失敗する

    ごくまれに、失敗した vSphere vMotion タスクによってポートの DVSPORT_FLAG_RESERVED フラグが保持されて、そのポートを含むスイッチを削除できないために、VMware NSX のアップグレードが妨げられることがあります。このフラグをクリーンアップするには、ESXi ホストを再起動する必要があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3243360:Integrated Dell Remote Access Controller (iDRAC) で ESXi ホスト名が表示されない

    iDRAC 環境でコマンド localcli hardware ipmi bmc get を実行すると、ESXi ホスト名の一部のフィールドが空で表示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、ESXi ホストが静的に構成されて再起動された場合、固定 IP アドレスの構成時に IPMI BMC ホスト名が更新されます。

  • PR 3289605:転送キュー オプションが無効になっていると、ネットワーク パフォーマンスを最適化できないことがある

    転送キューの NetSchedHClkVnicMQ 詳細オプションが有効でない場合、複数のキューを持つ vNIC がすべてのキューを利用できず、スループットの大幅な向上が妨げられる可能性があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、NetSchedHClkVnicMQ オプションはデフォルトで有効になります。

  • PR 3346935:コンテナ ポートのマッピング先である ESXi ホスト ポートで vSphere Network I/O Control が有効になっていると、仮想マシンの移行が失敗することがある

    まれに、コンテナ ポートのマッピング先である ESXi ホスト ポートで vSphere Network I/O Control が有効になっていると、ターゲット ホストにダミー ポートが作成されるために仮想マシンの移行が失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3301661:IOFilterVP のメモリ リークが原因で I/O フィルタ プロバイダがオフラインと表示されることがある

    IOFilterVP のメモリ リークが原因で、ESXi ホストの I/O フィルタ プロバイダが vSphere Client の 構成 > ストレージ でオフラインと表示されることがあります。この問題は、SSL キャッシュが VASA API 要求を処理する際に、特定の場合にすべてのヒープ メモリを使用することが原因で発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、SSL キャッシュ セッションにタイムアウトが追加されて、メモリ リークが防止されます。

  • PR 3346816:ESXi ホストを再起動しないと、NVIDIA GRID vGPU グラフィック カードの VIB を更新できない

    NVIDIA GRID vGPU グラフィック カードの VIB のサイズが大きい場合、カーネル モジュールに十分な容量が割り当てられていないと、自動更新ができないことがあり、操作を完了するために ESXi ホストを手動で再起動する必要があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3309482:再起動時または vSAN ディスク グループのマウント時に vSAN ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示される

    vSAN 論理ログ LLOG のリカバリ中に、まれに発生する問題が原因でコンポーネントの内部属性の初期化が正しく行われないことがあります。その結果、vSAN ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示され、ログに次のようなエラーが記録されることがあります。

    VMK_ASSERT(cfDisableAssert || LSNEntryLessThan(entry, cfParams->gcpEntry))

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3306033:TCP/UDP のデフォルト ポート 514、SSL プロトコルのデフォルト ポート 1514 とは異なるポートでファイアウォールを手動で開く必要がある

    ESXi 7.0 Update 3q 以降では、Syslog リモート ホストまたは loghost を標準以外のポートで構成すると、永続的な動的ファイアウォール ルールが vmsyslogd サービスによって自動的に作成されます。TCP/UDP のデフォルト ポート 514、SSL プロトコルのデフォルト ポート 1514 のそれぞれと異なるポートでファイアウォールを手動で開く必要はなくなりました。標準ポートを使用してリモート ホストを構成する場合でも、引き続き Syslog ファイアウォール ルールセットを有効にする必要があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。詳細については、「リモート ホストに対する Syslog の排出のためにファイアウォールを開く」を参照してください。

  • PR 3282267:無効なセンサー データ レコードが原因で hostd サービスが断続的に失敗することがある

    まれに、ベースボード管理コントローラ (BMC) から hostd サービスに無効なセンサー データ レコードが提供されて、サービスが失敗することがあります。その結果、ESXi ホストが応答しなくなったり、vCenter Server から切断されたりします。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、センサー データ レコードを hostd サービスに渡す前に検証するチェックが実装されました。

  • PR 3237506:RAID5 または RAID6 のストレージ ポリシーを使用している場合に [vSAN キャパシティ] 画面での What If 分析で誤った値が表示される

    vSAN クラスタの キャパシティ 画面では、クラスタで RAID5 または RAID6 のストレージ ポリシーを使用している場合に、What If 分析で誤った空き容量が表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3276174:ESXi 7.x ホスト間の vSphere vMotion 操作が「Destination failed to preopen disks」というエラーで失敗する

    ESXi 7.x ホストで古い Virtual Volumes ストレージ プロバイダ(VASA プロバイダ)を使用している場合、移行とパワーオンのパフォーマンスを最適化するために複数の vSphere Virtual Volumes をまとめてバインドすることが許可されない可能性があります。その結果、7.x ホスト間で vSphere vMotion 操作を実行すると、vSphere Client に「Destination failed to preopen disks」というエラーが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3311831:ESXi ホストが断続的に動作を停止し、パープル スクリーンと「Spin count exceeded - possible deadlock」というエラーが表示される

    TCP 接続でパケットの順序が乱れるという問題がまれに発生することが原因で、ESXi ホストが断続的に動作を停止し、パープル スクリーンと「Spin count exceeded - possible deadlock」というエラーが表示される場合があります。vmkernel.log ファイルには、tcpip スタックのエラーに関する次のようなバックトレースが記録されます。

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bbf0:[0x42003081b976]Lock_CheckSpinCount@vmkernel#nover+0x26f stack: 0xfffffffffffffff8, 0x15a8f9ed9da6c33, 0x3ff, 0x43201ac1efd8, 0x1

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bc40:[0x420030908c8d]SP_WaitReadLock@vmkernel#nover+0xba stack: 0x43201ac1efd8, 0x43201ac1efdc, 0x0, 0x0, 0x41ffd380b7a0

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bc80:[0x420030908d2a]SPAcqWriteLockWork@vmkernel#nover+0x33 stack: 0x43201ac10f60, 0x420031ce1595, 0x43201cac3b80, 0x420031d4da3b, 0x43201cac3b80

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bca0:[0x420031ce1594]rw_wlock@(tcpip4)#<None>+0x8d stack: 0x43201cac3b80, 0x41ffd38030b0, 0x6, 0x41ffd380b7a0, 0x43201ac10f60

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bcb0:[0x420031d4da3a]tcp_usr_attach@(tcpip4)#<None>+0x7b stack: 0x6, 0x41ffd380b7a0, 0x43201ac10f60, 0x43201ac1aff0, 0x453c10e1bd58

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bcf0:[0x420031cff0a6]socreate@(tcpip4)#<None>+0x1fb stack: 0x58, 0x43201ac1aff0, 0x41ffd380b7a0, 0x1, 0x6

    2023-08-28T02:05:27.920Z cpu96:558792334)0x453c10e1bd40:[0x420031ceb2b6]vmk_socket@(tcpip4)#<None>+0xa3 stack: 0x1, 0x420031ccf047, 0x45dbc1758950, 0x4313d2803210, 0x43201ac01700

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3252235:親子関係にあるオブジェクトに対する開く操作と名前変更操作の間でまれにデッドロックが発生して、ESXi ホストの起動に失敗することがある

    名前変更操作では、親オブジェクトのアドレスの方が小さいという前提で、オブジェクト ポインタ アドレスに基づいてソース ディレクトリとターゲット ディレクトリをロックします。まれに、この前提条件に該当しない場合があり、子が先、親が後の順で名前変更のロックが行われ、一方で親が先、子が後の順で開く操作のロックが行われることがあります。その結果、開く操作と名前変更操作の間でデッドロックが発生し、ESXi ホストの起動に失敗します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3313970:アップリンク ウォッチドッグの書き込みロックが原因で、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    定期的なサニティ チェック中に、アップリンク ウォッチドッグが書き込みロックを保持して他のサービスからの読み取りを妨げ、ESXi ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示されることがあります。次のようなエラーがバックトレースに記録されます。

    Panic Message: @BlueScreen: NMI IPI: Panic requested by another PCPU. RIPOFF(base):RBP:CS

    [0x14e1e0(0x420033000000):0x430201d03440:0xf48] (Src 0x4, CPU14)

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、定期的なサニティ チェックでは書き込みロックが読み取りロックに置き換えられます。

  • PR 3331539:多数のコンテナ論理ポートがある NSX セグメント間の移行によって ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    多数のコンテナ論理ポートがある NSX セグメントでの vSphere vMotion タスク間でまれに発生する競合により、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3240662:ホスト プロファイルのコンプライアンス チェックで誤ったエラー メッセージ「IPv4 vmknic gateway configuration doesn't match the specification」が表示される

    vSphere Client でホスト プロファイルに対してコンプライアンス チェックを実行すると、「IPv4 vmknic gateway configuration doesn't match the specification」エラーが表示されることがあります。ホスト プロファイルを修正しても、エラーは引き続き発生します。ただし、デフォルト ゲートウェイ設定はホストのカスタマイズ ワークフローから定義されるため、コンプライアンス チェック時にこのエラー メッセージは表示されません。このメッセージはホスト プロファイルの機能に影響しないため、無視してください。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3271089:vmx サービスが失敗した後、Lightweight Delta (LWD) スナップショットを作成済みの仮想マシンの起動に失敗することがある

    まれに、LWD スナップショットの作成中に vmx サービスが失敗すると、部分的に初期化された LWD スナップショット ファイルがデータストアに残ることがあります。その結果、このような LWD スナップショットが作成された仮想マシンは、検証エラーが原因で起動に失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3304469:まれに発生する、namespacemgr.db ファイルに名前空間がないという問題が原因で、vSphere vMotion 操作が失敗することがある

    仮想マシンに名前空間が構成されていて、何らかの理由で namespacemgr.db ファイル内の名前空間テーブルが ESXi ホスト データベースで空になっている場合、vSphere vMotion を使用してそのような仮想マシンを移行すると失敗することがあります。vmware.log ファイルには次のようなエラーが記録されます。

    vmx - NamespaceMgrCheckpoint: No valid queue found while restoring the namespace events. The migrate type is 1.

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3291105:ESXi ホストから拡張ネットワーク スタック (ENS) ポートを分離するときに、ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    アップグレードや vNIC 構成の変更などのシナリオで ENS を無効にしているときに、ENS がアクティブな ESXi ホストから ENS ポートを分離すると、ポートがポート リストから削除されて、それ以降は参照できなくなり、無効なメモリ アクセス エラーが発生する可能性があります。その結果、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3346938:NSX Distributed Security のインストール後、vSphere vMotion がターゲット側のスイッチ セキュリティ フィルタをリストアしないことがある

    NSX Distributed Security の [セキュリティのみ] オプションをインストールするように選択すると、vSphere vMotion がターゲット側のスイッチ セキュリティ フィルタをリストアせず、アドレス解決プロトコル (ARP) が失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3312150:vSphere API for Storage Awareness (VASA) プロバイダからのメタデータの順序が正しくないため、vSphere Virtual Volume データストア上の仮想マシンのフェイルオーバーが失敗することがある

    特定の VASA プロバイダでは、ESXi ホストの要求とは異なる順序でメタデータ情報が返されることがあります。その結果、vSphere Virtual Volume データストア上の仮想マシンがリカバリ サイトにフェイルオーバーすると、ターゲット サイトで仮想マシンが再起動できなくなります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、ESXi ホストの要求とは異なる順序で VASA プロバイダからメタデータ情報が返されても、フェイルオーバーは成功します。

  • PR 3328641:Read-Modify-Write (RMW) 操作中にまれに発生する問題が原因で、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    512e ソフトウェアによってエミュレートされたデバイスでは、I/O 要求が 4,096 の倍数でない場合に ESXi が RMW 操作を実行します。このような場合は、最終的な書き込み I/O 発行パスが書き込みコマンド フレームにアクセスする前に、ターゲットへの書き込みが発行されます。発行パスが書き込みフレームにアクセスする前にターゲットが書き込み要求を完了すると、書き込みフレームは解放されます。その結果、ESXi ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示される Use-After-Free シナリオが発生することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3332098:vSAN ファイル サービスで SMB ファイル共有への非同期書き込み操作を行うと、データ転送の問題が発生することがある

    まれに、vSAN ファイル サービスで SMB ファイル共有に対して非同期書き込みを実行している間に競合状態が発生し、切り詰めなどのデータ転送の問題が発生することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3256992:無作為検出モードが有効になっているポート グループの仮想マシンで、vSphere vMotion タスクが失敗する

    受信時にパケット データの整合性がチェックされる安全なネットワーク プロトコルで顕在化する、ネットワーク パケットの破損に関する問題がまれに発生します。これにより、無作為検出モードが有効になっているポート グループで接続の問題が発生する可能性があります。その結果として、そのようなポート グループの仮想マシンで vSphere vMotion タスクが失敗することがあります。バックトレースに、「Failed to decrypt ciphertext」などのデータの整合性エラーが記録されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3244429:hostd サービスでの終了コード 127 エラーによって、ESXi ホストが vCenter Server から一時的に切断されることがある

    オープン ソースの glibc コンポーネントの問題により、ESXi ホストにインストールされている I/O フィルタのリストを hostd が処理する際に、終了コード 127 エラーが断続的に発生することがあります。/var/run/log/syslog.log に、次のような行が記録されます。

    2022-10-13T08:00:20.180Z watchdog-hostd[<PID>]: 'hostd ++min=0,swapscope=system' exited after X seconds 127

    その結果、hostd ウォッチドッグがサービスを再起動して接続がリストアされるまで、ESXi ホストが vCenter Server から一時的に切断されます。この問題は、vmwarelwd I/O フィルタのロード時に確認されています。

    本リリースで、この問題は修正されました。ESXi 7.0 Update 3q では、vCenter Server システムから I/O フィルタを削除せずに無効にして、そのようなフィルタのレポートをホスト構成オーバーヘッドでスキップできる hostd 構成オプションが追加されています。このオプションを使用するには、SSH にログインし、次の手順を実行します。

    1. VMware ナレッジベースの記事 KB82227 で説明されているとおり、hostd 構成の plugins/hostsvc/report_disabled_filters_in_host_config オプションを False に設定します。

    2. ホストで次の python スクリプトを直接実行して、vmwarelwd フィルタを無効にします。

      import vmware.vsi as vsi

      vsi.set('/iofilters/statusDisabledEvent', {'filterName': 'vmwarelwd', 'failureReason' : 'workaround'})

  • PR 3332691:仮想マシンのマルチライター仮想ディスクで vSAN IOPS パフォーマンス データを使用できない

    監視 > vSAN > パフォーマンス > 仮想ディスク にある vSAN 仮想マシン マルチライター仮想ディスクの次のパフォーマンス チャートは、使用できません。IOPS、IOPS の制限、遅延正規化 IOPS。これらのチャートは、マルチライター モードが有効になっていないディスクでのみ使用できます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3288607:NVMe デバイスでまれに発生するストレージ ヒープの破損により、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    まれに、NVMe デバイスを使用しているデータストアから仮想マシンを削除するなどの NVMe デバイスからの I/O スレッドが、High-Performance Plug-in (HPP) がデバイスに対してスレッドの完了を要求する前に完了することがあります。その結果、HPP は存在しないスレッドにアクセスを試行するため、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されて、「PSOD @BlueScreen: PANIC bora/vmkernel/main/dlmalloc.c:4763」などのエラーが示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3273752:ESXi ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示され、「#PF Exception 14 in world 2097479:HELPER_SCSI_」エラーが示される

    PsaNvmeController などのコントローラの名前空間リストを変更すると、更新セマフォは想定どおりに機能しますが、ロックが使用できないために変更が完了しない可能性があります。その結果、ESXi ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示され、「#PF Exception 14 in world 2097479:HELPER_SCSI_ error」エラーが示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3267977:仮想マシンのディスク スナップショットの作成後、遅延パフォーマンス メトリックに急増が発生する

    仮想マシンのディスク スナップショットの作成後、vSphere パフォーマンス チャートで遅延の急増が発生することがあります。これらの遅延の異常な急増は、ストレージ サブシステムでの一部の内部システム オブジェクトの再作成と、遅延パフォーマンス カウンタの再起動が原因で発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正で、仮想マシンのディスク スナップショット作成後の誤った遅延アラームは発生しなくなります。

  • PR 3305227:NSX-T Data Center カーネル モジュールをインストールする前に TCP/IP ヒープ メモリの制限を増やさないと、ESXi ホストがクラッシュすることがある

    負荷の高い ESXi ホストに NSX-T Data Center カーネル モジュールをインストールすると、起動中に事前割り当てされる、処理のために必要な TCP/IP ヒープが不足して、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。この問題は、このような ESXi ホストでメモリの断片化が発生したときに、TCP/IP ヒープを十分な速さで拡張して 2 MB の連続的なメモリ割り当てを提供することができない場合に発生します。その結果、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示され、次のような vmkernel.log エラーが示されることがあります。

    Heap: 3707: Heap tcpip (44384680/1073746344): Maximum allowed growth (1048576) too small for size (1203496)

    NSX-T Data Center カーネル モジュールをインストールする前に ESXi ホストをメンテナンス モードにすると、メンテナンス モードによってメモリに対する負荷が大幅に軽減されるため、パープル スクリーン障害の発生頻度は低下します。

    本リリースで、この問題は部分的に修正されました。ESXi 7.0 Update 3 以降では、NSX-T Data Center のインストールを計画している場合、起動時に事前割り当てされる TcpipHeapSize の上限を 128 MB に増やすことができます。たとえば、TcpipHeapSize の割り当てを最大値まで増やす場合は、次の手順を実行します。

    1. 次のコマンドを使用して、ヒープ サイズを 128 MB に増やします。 esxcfg-advcfg -s 128 /Net/TcpipHeapSize

    2. ヒープ サイズが 128 MB であることを確認します。 esxcfg-advcfg -g /Net/TcpipHeapSize

    3. ESXi ホストを再起動します。

    この問題を回避するには、ESXi ホストを再起動し、仮想マシンを実行していない状態で NSX-T Data Center をインストールします。

  • PR 3328301:High Performance Plug-in (HPP) で競合状態が発生したために ESXi ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示されることがある

    HPP でまれに発生する競合状態が原因で、ストレージ パスのフェイルオーバーとデバイスの削除が同時に発生すると、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3257098:仮想マシンが McastFilter_Deactivate エラーで失敗する

    ごくまれに、仮想マシンのメモリが少ない場合、再起動時にコード パスのすべてのメンバーが初期化されないために仮想マシンが動作を停止し、パープル スクリーンとなって「McastFilter_Deactivate」などのエラーが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。同様の問題を回避するために、仮想マシンのメモリが少ない状態を避けてください。

  • PR 3317448:ESXi ホストでルーターのアドバタイズを無効にした後、IPv6 ルーティングが表示されなくなり、ホストの接続が失われる

    物理ネットワークで IPv6 ルーター アドバタイズ (RA) を無効にするか、VMkernel レベルで [ルーター アドバタイズを使用して IP アドレスを取得] オプションをオフにすると、アダプタに固定 IPv6 アドレスがある場合でも、VMkernel アダプタのデフォルト ルートが表示されなくなることがあります。この問題は、固定 IP アドレスと RA メッセージで指定されたプリフィックスの両方の IPv6 プリフィックスが同じ場合にのみ発生します。この結果、固定 IP アドレスが同じプリフィックスに対してアクティブなままであるにもかかわらず、ESXi がその特定のサブネットのルート エントリを誤って削除するため、ESXi ホストの接続が失われます。

    本リリースで、この問題は修正されました。この問題を回避するために、固定 IP アドレスと RA メッセージで自動的に構成される IP アドレスの両方に同じ IPv6 プリフィックスを使用しないでください。

  • PR 3312843:ESXi ホストが vCenter Server システムから断続的に切断され、hostd サービスが再起動する

    ESXi ホストで使用されているマルチパス プラグインが HPP または NMP のいずれかのみの場合、hostd サービスがスケジュールされた間隔でテレメトリ データを収集するときに、呼び出しに対して null ポインタ値が返されることがあります。nullptr を逆参照すると hostd が失敗する可能性がありますが、サービスは自動的に再起動します。その結果、ESXi ホストが vCenter Server システムから断続的に切断されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、nullptr チェックが追加されます。

  • PR 3328337:プロセス間通信 (IPC) でまれに発生する問題が原因で、再起動後に hostd サービスが応答しなくなることがある

    IPC プロセスで IPC パケットのペイロードが正しくない場合(ヘッダーのバージョンが正しくないなど)、iSCSI デーモンでデッドロックが発生して、hostd の再起動後に hostd サービスが応答しなくなることがあります。その結果、影響を受ける ESXi ホストおよび仮想マシンでは、vSphere Client を使用した操作を一切実行できなくなります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3285491:Raw Device Mapping を使用するディスクに対して、ホスト プロファイルを使用してパス選択ポリシーを構成できない

    ホスト プロファイルを使用して複数の仮想マシンのパス選択ポリシーの変更または構成を試行すると、Raw Device Mapping を使用する仮想マシンに対する操作が失敗することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3296093:ESXi ホストが断続的に動作を停止してパープル スクリーンと PF Exception 14 エラーが表示される

    ESXi アップグレードを実行すると、ディスクの初期化中のデバイス登録でまれに競合状態が発生して ESXi ホストの失敗を引き起こし、パープル スクリーンが表示されることがあります。パープル スクリーンには「@BlueScreen: #PF Exception 14 in world XXXXX:HELPER_SCSI_ IP」などのエラーが表示され、バックトレースには vmk_ScsiGetDeviceStatenmp_DeviceUpdatePathStates が記録されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3321157:Intel i40en 物理 NIC を使用し、拡張データ パスが有効になっている vSphere システムでネットワークが停止することがある

    Intel i40en NIC で、最大セグメント サイズ (MSS) である 8 セグメントを超える TSO パケットが原因で NIC が応答しなくなることがあります。まれに、仮想マシンまたは vmknic からの TSO パケットが 8 セグメントの制限を超えると、物理 NIC の Tx トラフィックがブロックされるためにネットワークが停止することがあります。Intel i40en 物理 NIC を使用し、拡張データ パスが有効になっている vSphere システムでは、この問題が発生する可能性が高くなります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3307580:TCP セグメンテーション オフロード (TSO) パケットのサイズが大きい場合、ネットワーク トラフィックの遅延が発生し、一部の仮想マシンの接続が断続的に失われることがある

    拡張データ パス ネットワーク スタック モードが有効になっている環境では、サイズの大きい TSO パケットの処理に関する問題のために、一部の仮想マシンでネットワーク トラフィックが遅延し、接続が断続的に失われることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3275137:サービス挿入を使用する vSphere システムでまれに発生するデータ破損の問題により、ESXi ホストが動作を停止することがある

    サービス挿入を使用する vSphere システムでは、データをプルする前の使用可能なバッファ サイズのチェックでエラーが発生することによってデータが破損し、ESXi ホストが動作を停止してパープル スクリーンが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、サービス挿入中のデータのプルは、十分なバッファがある場合にのみ実行されます。

  • PR 3270210:エコー モードを無効にした後、ESXi ホスト上の Busybox シェルが失敗することがある

    ESXi ホスト上の Busybox sh シェルでエコー モードを無効にする stty -echo の後にコマンドを入力すると、シェルが失敗してコアダンプが出力されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3319535:independent_nonpersistent ディスクを持つ仮想マシンは、リセット後にアクセスできなくなることがある

    independent_nonpersistent ディスクを持つ仮想マシンでは、リセット中に既存の redo ログ ファイルが削除され、新しい redo ログが作成されます。vmx プロセスは、.vmx ファイルではなくメモリ内の新しい .redo 設定を更新します。hostd サービスは同期時に .vmx ファイルからディスク プロパティを読み取るときに、redo ログに一貫性がないと認識する場合があります。その結果、hostd が仮想マシンを無効としてマークし、その仮想マシンはアクセスできなくなります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3317445:大規模な vSphere システムで拡張ネットワーク データパス (EDP) が過大なメモリを予約してリソースの問題を引き起こすことがある

    EDP 予約は合計メモリ量に対し線形的で、合計メモリの最大 1.6% を予約します。大規模な vSphere システムにおいて大量のメモリが予約された仮想マシンでは、このようなメモリ バッファは大きすぎる場合があります。たとえば、システムのメモリが 100 TB の場合、EDP 予約は 1.6 TB になる可能性があります。その結果、メモリ予約が多い仮想マシンに vNIC をホットアドできないなどのリソースの問題が発生することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、EDP 予約制限はメモリ合計の 1% に設定され、1 つのメモリ予約に 5 GB の上限が課されます。メモリ予約の制限は、VMKernel 起動オプション ensMbufPoolMaxMinMB を使用するか、次のコマンドを使用することによって調整できます。esxcli system settings kernel set -s ensMbufPoolMaxMBPerGB -v <value-in-MB>。いずれの場合でも、変更を有効にするには ESXi ホストを再起動する必要があります。

  • PR 3283501:次の古いロックファイルが原因で SFCB の開始、停止、レポート作成操作が失敗する:/var/run/sfcbd-init.lock

    まれに、スクリプトの複数のインスタンスが同時に実行されないようにロックファイル /var/run/sfcbd-init.lock を作成する sfcbd-init スクリプトが SIGPIPE 信号を受信します。これにより、スクリプトが終了してロックファイルが処理されないままになります。その結果、スクリプトをその後実行しても、ロックを取得できないため失敗します。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、sfcbd-init スクリプトの trap コマンドによって処理されるシグナルのリストに SIGPIPE が追加されます。これにより、スクリプトが SIGPIPE 信号を受信した場合でもロックファイルはクリアされます。

  • PR 3285243:新しいディレクトリの作成中に NFS サーバから長さ 0 のファイル ハンドルが送信されると、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    NFSv4.1 を使用してマウントされたボリュームで、NFS サーバが新しいディレクトリの要求に対する応答として長さ 0 のファイル ハンドルを送信すると、ESXi ホストが動作を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3317088:NVMe SSD を含む vSphere 環境で応答時間が長くなる

    NVMe SSD が機能を停止すると、未処理の I/O を閉じるなどの NVMe ドライバからのコマンドに応答しなくなります。その結果、多くの I/O および NVMe ドライバ コマンドが保留状態のままになり、vSphere 環境での応答時間が長くなったり、上位レイヤーのアプリケーションが失敗したりすることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、NVMe ドライバは、ドライバ コマンドが有効でないときには、未処理の I/O を閉じることができるようにコントローラまたはキューのリセットを開始します。

  • PR 3302202:新しい ESXi 仮想マシンのゲスト OS バージョンのドロップダウン メニューにプレースホルダが表示されることがある

    新しい仮想マシンを作成するとき、ゲスト OS のバージョン ドロップダウン メニューに、Windows 12 や Windows Server 2025 などのプレースホルダが表示されることがあります。このようなプレースホルダを使用して新しい仮想マシンを作成することはできません。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3289669:Open Virtual Format (OVF) ファイルのエクスポートが失敗した後、またはキャンセルされた後に、仮想マシンをパワーオンできない

    仮想マシンの OVF ファイルとしてのエクスポートが失敗したり、キャンセルされたりすることで、まれにデッドロックが発生し、それ以降、その仮想マシンが起動できなくなる場合があります。仮想マシンは、VM_STATE_EXPORTING 状態と表示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。この問題は、ネットワークの停止が原因で OVF ファイルのエクスポートが失敗する場合には回避できませんが、OVF エクスポートを手動でキャンセルしていない場合には回避できます。この問題がすでに発生している場合は、SSH コマンド /etc/init.d/hostd restart を使用するか、ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスの トラブルシューティング オプション の下にある 管理エージェントの再起動 を選択して、影響を受けている ESXi ホスト上の hostd サービスを再起動します。ホスト サービスを再起動すると、ESXi ホスト上のすべての処理が停止します。

  • PR 3313882:ESXi ファイアウォールの更新後、仮想マシンとデータ オブジェクトにアクセスできなくなることがある

    一部のシナリオでは、vSAN クラスタの ESXi ファイアウォールを更新すると、ESXi 構成ストア (ConfigStore) 内の不完全なオブジェクトが参照され、Reliable Datagram Transport (RDT) ファイアウォール ルールとクラスタ監視、メンバーシップ、ディレクトリ サービス (CMMDS) ファイアウォール ルールが無効になることがあります。その結果、一部のクラスタが隔離されて、仮想マシンおよびデータ オブジェクトにアクセスできなくなることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3280714:Linux 仮想マシンの Web コンソールで Caps Lock オプションの動作に一貫性がない

    Linux 仮想マシンの Web コンソールで Caps Lock オプションを有効にすると、入力に対する大文字の出力に一貫性が欠ける場合があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3287440:ESXi ホストが vSphere Client からのタスクへの応答を停止する

    競合するサービスからの vSphere Distributed Switch データへのアクセスによってまれに発生する競合状態が原因で、ESXi ホストが vSphere Client からのタスクへの応答を停止することがあります。たとえば、NSX Data Center for vSphere の環境で、他のタスクの実行を妨げる「TN Profile attachment to the cluster is in progress」などのエラーが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3282224:ゲスト仮想マシンからポート 4789 に対して生成された VXLAN トラフィックが失敗する

    ESXi ホストでは、VXLAN ポート 8472 がデフォルトで有効で、NSX 6.2.3 以降のデフォルトである UDP ポート 4789 は有効になっていません。その結果、VXLAN ポート 4789 へのトラフィックが失敗します。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、デフォルトの VXLAN ポートのリストにポート 4789 が追加されています。

  • PR 3260070:tardisk オブジェクト内の null ポインタ参照が原因で、ESXi ホストが機能を停止し、パープル スクリーンが表示されることがある

    バックトレース中に VisorFSTarDoIOInt() を含む null ポインタ違反が発生すると、ESXi ホストが機能を停止し、パープル スクリーンが表示されることがあります。この問題は、次の条件下で発生します。

    1. vSphere 管理者が SSH を使用してホストに手動でログインする

    2. /etc などに含まれている tardisk ファイルを完全に書き直すのではなく変更する

    3. そのファイルが含まれている VIB を置き換えるアップグレードを実行する

    4. 変更されたファイルに管理者または ESXi サービスがアクセスする

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3284133:NVMe PCIe デバイスがある環境の ESXi ホストの接続が、診断情報の収集中に一時的に失われることがある

    vm-support コマンドを使用してネットワーク、ストレージ、vSAN など ESXi システムについての情報を収集すると、NVMe PCIe コントローラのテレメトリ イベントおよび永続的イベントのログが一時的に ramdisk の /tmp ディレクトリに保存されます。システムに多数の NVMe PCIe デバイスが含まれている場合や、ログ ファイルが大きい場合は、ramdisk の/tmp ディレクトリに短時間で空き領域がなくなります。その結果、vm-support による収集が完了するまで、NVMe PCIe デバイスがある環境の ESXi ホストの接続が一時的に失われることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。この修正により、空き容量が最も多い VMFS データストアが nvme ログの保存先として選択され、各ログ ファイルが圧縮されてストレージ容量が節約されます。

  • PR 3275377:AMD プロセッサで実行されている ESXi ホストで、VBS 対応の Windows 仮想マシンが断続的に停止してブルー スクリーンが表示されることがある

    AMD プロセッサで実行されている ESXi ホストで、仮想化ベースのセキュリティ (VBS) が有効になっている Windows 仮想マシンが断続的に停止し、ブルー スクリーンが表示されることがあります。BSOD の署名は次のとおりです。

    SECURE_KERNEL_ERROR (18b)The secure kernel has encountered a fatal error.Arguments: Arg1: 000000000000018c Arg2: 000000000000100b Arg3: 0000000000000000 Arg4: 000000000000409b

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • PR 3259205:ステートレス ESXi ホストの再起動後に vCenter Server との接続が失われることがある

    ステートレス ESXi ホストの起動中に、ごくまれに管理 vmknic が予期せず変更されて、ホストの IP アドレスが変更されることがあります。その結果、ホストが vCenter Server から切断されます。ホスト プロファイルを適用すると、vSphere Client に次のようなエラーが表示されることがあります。ホスト プロファイルの適用が次のエラーで失敗しました:Error: 指定されたパラメータが正しくありませんでした。SelectVnic.vnic.Specification.NetStackInstanceKey。

    本リリースで、この問題は修正されました。

ESXi-7.0U3sq-23794019-standard

プロファイル名

ESXi-7.0U3sq-23794019-standard

ビルド

ビルドの詳細については、「本リリースに含まれるパッチ」を参照してください。

ベンダー

VMware by Broadcom

リリース日

2024 年 5 月 21 日

許容レベル

PartnerSupported

影響を受けるハードウェア

該当なし

影響を受けるソフトウェア

該当なし

影響のある VIB

  • VMware_bootbank_crx_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_cpu-microcode_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_gc_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_esx-xserver_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_bmcal_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_vdfs_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_native-misc-drivers_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_trx_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_vsanhealth_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_esx-base_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_vsan_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_esxio-combiner_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_esx-ui_2.13.2-22721163

  • VMware_bootbank_esx-dvfilter-generic-fastpath_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_loadesx_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_esx-update_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_locker_tools-light_12.3.5.22544099-23794019

修正されたパッチ リリース

3352357、3340944、3330942、3293531、3368526、3373896、3378149、3331610、3293308、3269602、3293518、3312311、3293459、3293188、3260854、3293307、3302202、3293541、3269861、3296323、3280714、3304808、3293185、3388772

関連する CVE 番号

CVE-2024-22273

このパッチでは、以下の問題がアップデートされています。

  • ESXi 7.0 Update 3q での VMware Tools のバンドルの変更

    次の VMware Tools ISO イメージが ESXi 7.0 Update 3q にバンドルされます。

    • windows.iso:VMware Tools 12.3.5 は Windows 7 SP1 または Windows Server 2008 R2 SP1 以降をサポートします。

    • linux.iso:Linux OS、glibc 2.11 以降用の VMware Tools 10.3.26 ISO イメージ。

    次の VMware Tools の ISO イメージをダウンロードできます。

    • VMware Tools 11.0.6:

      • windows.iso:Windows Vista (SP2) および Windows Server 2008 Service Pack 2 (SP2) 用。

    • VMware Tools 10.0.12:

      • winPreVista.iso:Windows 2000、Windows XP、Windows 2003 用。

      • linuxPreGLibc25.iso:Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5、SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11、Ubuntu 7.04 より前のゲスト OS と、glibc バージョンが 2.5 より前のその他のディストリビューションをサポートします。

    • solaris.iso:VMware Tools イメージ 10.3.10 (Solaris)。

    • darwin.iso:Mac OS X バージョン 10.11 以降をサポートします。

    ESXi にバンドルされていない、特定のプラットフォーム用の VMware Tools をダウンロードする場合は、次のドキュメントに記載されている手順に従ってください。

    • VMware Tools 12.3.5 リリース ノート

    • 以前のバージョンの VMware Tools

    • すべての vSphere 管理者が VMware Tools について知っておくべきこと

    • Auto Deploy でプロビジョニングされたホストの VMware Tools

    • VMware Tools のアップグレード

  • ESXi 7.0 Update 3q では、次のセキュリティ アップデートが提供されます。

    • Python ライブラリはバージョン 3.8.18 にアップデートされました。

    • zlib ライブラリはバージョン 1.3 にアップデートされました。

    • cURL ライブラリはバージョン 8.4.0 にアップデートされました。

    • c-ares C ライブラリはバージョン 1.19.1 にアップデートされました。

  • ESXi 7.0 Update 3q には、次の Intel マイクロコードが含まれています。

    コード ネーム

    FMS

    Plt ID

    MCU のリビジョン

    MCU の日付

    ブランド名

    Nehalem EP

    0x106a5 (06/1a/5)

    0x03

    0x1d

    5/11/2018

    Intel Xeon 35xx シリーズ、Intel Xeon 55xx シリーズ

    Clarkdale

    0x20652 (06/25/2)

    0x12

    0x11

    5/8/2018

    Intel i3/i5 Clarkdale シリーズ、Intel Xeon 34xx Clarkdale シリーズ

    Arrandale

    0x20655 (06/25/5)

    0x92

    0x7

    4/23/2018

    Intel Core i7-620LE Processor

    Sandy Bridge DT

    0x206a7 (06/2a/7)

    0x12

    0x2f

    2/17/2019

    Intel Xeon E3-1100 シリーズ、Intel Xeon E3-1200 シリーズ、Intel i7-2655-LE シリーズ、Intel i3-2100 シリーズ

    Westmere EP

    0x206c2 (06/2c/2)

    0x03

    0x1f

    5/8/2018

    Intel Xeon 56xx シリーズ、Intel Xeon 36xx シリーズ

    Sandy Bridge EP

    0x206d6 (06/2d/6)

    0x6d

    0x621

    3/4/2020

    Intel Pentium 1400 シリーズ、Intel Xeon E5-1400 シリーズ、Intel Xeon E5-1600 シリーズ、Intel Xeon E5-2400 シリーズ、Intel Xeon E5-2600 シリーズ、Intel Xeon E5-4600 シリーズ

    Sandy Bridge EP

    0x206d7 (06/2d/7)

    0x6d

    0x71a

    3/24/2020

    Intel Pentium 1400 シリーズ、Intel Xeon E5-1400 シリーズ、Intel Xeon E5-1600 シリーズ、Intel Xeon E5-2400 シリーズ、Intel Xeon E5-2600 シリーズ、Intel Xeon E5-4600 シリーズ

    Nehalem EX

    0x206e6 (06/2e/6)

    0x04

    0xd

    5/15/2018

    Intel Xeon 65xx シリーズ、Intel Xeon 75xx シリーズ

    Westmere EX

    0x206f2 (06/2f/2)

    0x05

    0x3b

    5/16/2018

    Intel Xeon E7-8800 シリーズ、Intel Xeon E7-4800 シリーズ、Intel Xeon E7-2800 シリーズ

    Ivy Bridge DT

    0x306a9 (06/3a/9)

    0x12

    0x21

    2/13/2019

    Intel i3-3200 シリーズ、Intel i7-3500-LE/UE、Intel i7-3600-QE、Intel Xeon E3-1200-v2 シリーズ、Intel Xeon E3-1100-C-v2 シリーズ、Intel Pentium B925C

    Haswell DT

    0x306c3 (06/3c/3)

    0x32

    0x28

    11/12/2019

    Intel Xeon E3-1200-v3 シリーズ、Intel i7-4700-EQ シリーズ、Intel i5-4500-TE シリーズ、Intel i3-4300 シリーズ

    Ivy Bridge EP

    0x306e4 (06/3e/4)

    0xed

    0x42e

    3/14/2019

    Intel Xeon E5-4600-v2 シリーズ、Intel Xeon E5-2600-v2 シリーズ、Intel Xeon E5-2400-v2 シリーズ、Intel Xeon E5-1600-v2 シリーズ、Intel Xeon E5-1400-v2 シリーズ

    Ivy Bridge EX

    0x306e7 (06/3e/7)

    0xed

    0x715

    3/14/2019

    Intel Xeon E7-8800/4800/2800-v2 Series

    Haswell EP

    0x306f2 (06/3f/2)

    0x6f

    0x49

    8/11/2021

    Intel Xeon E5-4600-v3 シリーズ、Intel Xeon E5-2600-v3 シリーズ、Intel Xeon E5-2400-v3 シリーズ、Intel Xeon E5-1600-v3 シリーズ、Intel Xeon E5-1400-v3 シリーズ

    Haswell EX

    0x306f4 (06/3f/4)

    0x80

    0x1a

    5/24/2021

    Intel Xeon E7-8800/4800-v3 Series

    Broadwell H

    0x40671 (06/47/1)

    0x22

    0x22

    11/12/2019

    Intel Core i7-5700EQ、Intel Xeon E3-1200-v4 シリーズ

    Avoton

    0x406d8 (06/4d/8)

    0x01

    0x12d

    9/16/2019

    Intel Atom C2300 シリーズ、Intel Atom C2500 シリーズ、Intel Atom C2700 シリーズ

    Broadwell EP/EX

    0x406f1 (06/4f/1)

    0xef

    0xb000040

    5/19/2021

    Intel Xeon E7-8800/4800-v4 シリーズ、Intel Xeon E5-4600-v4 シリーズ、Intel Xeon E5-2600-v4 シリーズ、Intel Xeon E5-1600-v4 シリーズ

    Skylake SP

    0x50654 (06/55/4)

    0xb7

    0x2007006

    3/6/2023

    Intel Xeon Platinum 8100 シリーズ、Intel Xeon Gold 6100/5100、Silver 4100、Bronze 3100 シリーズ、Intel Xeon D-2100 シリーズ、Intel Xeon D-1600 シリーズ、Intel Xeon W-3100 シリーズ、Intel Xeon W-2100 シリーズ

    Cascade Lake B-0

    0x50656 (06/55/6)

    0xbf

    0x4003604

    3/17/2023

    Intel Xeon Platinum 9200/8200 シリーズ、Intel Xeon Gold 6200/5200、Intel Xeon Silver 4200/Bronze 3200、Intel Xeon W-3200

    Cascade Lake

    0x50657 (06/55/7)

    0xbf

    0x5003604

    3/17/2023

    Intel Xeon Platinum 9200/8200 シリーズ、Intel Xeon Gold 6200/5200、Intel Xeon Silver 4200/Bronze 3200、Intel Xeon W-3200

    Cooper Lake

    0x5065b (06/55/b)

    0xbf

    0x7002703

    3/21/2023

    Intel Xeon Platinum 8300 シリーズ、Intel Xeon Gold 6300/5300

    Broadwell DE

    0x50662 (06/56/2)

    0x10

    0x1c

    6/17/2019

    Intel Xeon D-1500 Series

    Broadwell DE

    0x50663 (06/56/3)

    0x10

    0x700001c

    6/12/2021

    Intel Xeon D-1500 Series

    Broadwell DE

    0x50664 (06/56/4)

    0x10

    0xf00001a

    6/12/2021

    Intel Xeon D-1500 Series

    Broadwell NS

    0x50665 (06/56/5)

    0x10

    0xe000014

    9/18/2021

    Intel Xeon D-1600 Series

    Skylake H/S

    0x506e3 (06/5e/3)

    0x36

    0xf0

    11/12/2021

    Intel Xeon E3-1500-v5 シリーズ、Intel Xeon E3-1200-v5 シリーズ

    Denverton

    0x506f1 (06/5f/1)

    0x01

    0x38

    12/2/2021

    Intel Atom C3000 Series

    Ice Lake SP

    0x606a6 (06/6a/6)

    0x87

    0xd0003b9

    9/1/2023

    Intel Xeon Platinum 8300 シリーズ、Intel Xeon Gold 6300/5300 シリーズ、Intel Xeon Silver 4300 シリーズ

    Ice Lake D

    0x606c1 (06/6c/1)

    0x10

    0x1000268

    9/8/2023

    Intel Xeon D-2700 シリーズ、Intel Xeon D-1700 シリーズ

    Snow Ridge

    0x80665 (06/86/5)

    0x01

    0x4c000023

    2/22/2023

    Intel Atom P5000 Series

    Snow Ridge

    0x80667 (06/86/7)

    0x01

    0x4c000023

    2/22/2023

    Intel Atom P5000 Series

    Tiger Lake U

    0x806c1 (06/8c/1)

    0x80

    0xb4

    9/7/2023

    Intel Core i3/i5/i7-1100 シリーズ

    Tiger Lake U Refresh

    0x806c2 (06/8c/2)

    0xc2

    0x34

    9/7/2023

    Intel Core i3/i5/i7-1100 シリーズ

    Tiger Lake H

    0x806d1 (06/8d/1)

    0xc2

    0x4e

    9/7/2023

    Intel Xeon W-11000E シリーズ

    Sapphire Rapids SP HBM

    0x806f8 (06/8f/8)

    0x10

    0x2c000321

    8/21/2023

    Intel Xeon Max 9400 シリーズ

    Sapphire Rapids SP

    0x806f8 (06/8f/8)

    0x87

    0x2b000541

    8/21/2023

    Intel Xeon Platinum 8400 シリーズ、Intel Xeon Gold 6400/5400 シリーズ、Intel Xeon Silver 4400 シリーズ、Intel Xeon Bronze 3400 シリーズ

    Kaby Lake H/S/X

    0x906e9 (06/9e/9)

    0x2a

    0xf4

    2/23/2023

    Intel Xeon E3-1200-v6 シリーズ、Intel Xeon E3-1500-v6 シリーズ

    Coffee Lake

    0x906ea (06/9e/a)

    0x22

    0xf4

    2/23/2023

    Intel Xeon E-2100 シリーズ、Intel Xeon E-2200 シリーズ(4 または 6 コア)

    Coffee Lake

    0x906eb (06/9e/b)

    0x02

    0xf4

    2/23/2023

    Intel Xeon E-2100 Series

    Coffee Lake

    0x906ec (06/9e/c)

    0x22

    0xf4

    2/23/2023

    Intel Xeon E-2100 Series

    Coffee Lake Refresh

    0x906ed (06/9e/d)

    0x22

    0xfa

    2/27/2023

    Intel Xeon E-2200 Series(8 コア)

    Rocket Lake S

    0xa0671 (06/a7/1)

    0x02

    0x5d

    9/3/2023

    Intel Xeon E-2300 Series

    Raptor Lake E/HX/S

    0xb0671 (06/b7/1)

    0x32

    0x11e

    8/31/2023

    Intel Xeon E-2400 シリーズ

ESXi-7.0U3sq-23794019-no-tools

プロファイル名

ESXi-7.0U3sq-23794019-no-tools

ビルド

ビルドの詳細については、「本リリースに含まれるパッチ」を参照してください。

ベンダー

VMware by Broadcom

リリース日

2024 年 5 月 21 日

許容レベル

PartnerSupported

影響を受けるハードウェア

該当なし

影響を受けるソフトウェア

該当なし

影響のある VIB

  • VMware_bootbank_crx_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_cpu-microcode_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_gc_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_esx-xserver_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_bmcal_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_vdfs_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_native-misc-drivers_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_trx_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_vsanhealth_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_esx-base_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_vsan_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_esxio-combiner_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_esx-ui_2.13.2-22721163

  • VMware_bootbank_esx-dvfilter-generic-fastpath_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_loadesx_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_bootbank_esx-update_7.0.3-0.120.23794019

  • VMware_locker_tools-light_12.3.5.22544099-23794019

修正されたパッチ リリース

3352357、3340944、3330942、3293531、3368526、3373896、3378149、3331610、3293308、3269602、3293518、3312311、3293459、3293188、3260854、3293307、3302202、3293541、3269861、3296323、3280714、3304808、3293185、3388772

関連する CVE 番号

CVE-2024-22273

このパッチでは、以下の問題がアップデートされています。

  • ESXi 7.0 Update 3q では、次のセキュリティ アップデートが提供されます。

    • Python ライブラリはバージョン 3.8.18 にアップデートされました。

    • zlib ライブラリはバージョン 1.3 にアップデートされました。

    • cURL ライブラリはバージョン 8.4.0 にアップデートされました。

    • c-ares C ライブラリはバージョン 1.19.1 にアップデートされました。

  • ESXi 7.0 Update 3q には、次の Intel マイクロコードが含まれています。

    コード ネーム

    FMS

    Plt ID

    MCU のリビジョン

    MCU の日付

    ブランド名

    Nehalem EP

    0x106a5 (06/1a/5)

    0x03

    0x1d

    5/11/2018

    Intel Xeon 35xx シリーズ、Intel Xeon 55xx シリーズ

    Clarkdale

    0x20652 (06/25/2)

    0x12

    0x11

    5/8/2018

    Intel i3/i5 Clarkdale シリーズ、Intel Xeon 34xx Clarkdale シリーズ

    Arrandale

    0x20655 (06/25/5)

    0x92

    0x7

    4/23/2018

    Intel Core i7-620LE Processor

    Sandy Bridge DT

    0x206a7 (06/2a/7)

    0x12

    0x2f

    2/17/2019

    Intel Xeon E3-1100 シリーズ、Intel Xeon E3-1200 シリーズ、Intel i7-2655-LE シリーズ、Intel i3-2100 シリーズ

    Westmere EP

    0x206c2 (06/2c/2)

    0x03

    0x1f

    5/8/2018

    Intel Xeon 56xx シリーズ、Intel Xeon 36xx シリーズ

    Sandy Bridge EP

    0x206d6 (06/2d/6)

    0x6d

    0x621

    3/4/2020

    Intel Pentium 1400 シリーズ、Intel Xeon E5-1400 シリーズ、Intel Xeon E5-1600 シリーズ、Intel Xeon E5-2400 シリーズ、Intel Xeon E5-2600 シリーズ、Intel Xeon E5-4600 シリーズ

    Sandy Bridge EP

    0x206d7 (06/2d/7)

    0x6d

    0x71a

    3/24/2020

    Intel Pentium 1400 シリーズ、Intel Xeon E5-1400 シリーズ、Intel Xeon E5-1600 シリーズ、Intel Xeon E5-2400 シリーズ、Intel Xeon E5-2600 シリーズ、Intel Xeon E5-4600 シリーズ

    Nehalem EX

    0x206e6 (06/2e/6)

    0x04

    0xd

    5/15/2018

    Intel Xeon 65xx シリーズ、Intel Xeon 75xx シリーズ

    Westmere EX

    0x206f2 (06/2f/2)

    0x05

    0x3b

    5/16/2018

    Intel Xeon E7-8800 シリーズ、Intel Xeon E7-4800 シリーズ、Intel Xeon E7-2800 シリーズ

    Ivy Bridge DT

    0x306a9 (06/3a/9)

    0x12

    0x21

    2/13/2019

    Intel i3-3200 シリーズ、Intel i7-3500-LE/UE、Intel i7-3600-QE、Intel Xeon E3-1200-v2 シリーズ、Intel Xeon E3-1100-C-v2 シリーズ、Intel Pentium B925C

    Haswell DT

    0x306c3 (06/3c/3)

    0x32

    0x28

    11/12/2019

    Intel Xeon E3-1200-v3 シリーズ、Intel i7-4700-EQ シリーズ、Intel i5-4500-TE シリーズ、Intel i3-4300 シリーズ

    Ivy Bridge EP

    0x306e4 (06/3e/4)

    0xed

    0x42e

    3/14/2019

    Intel Xeon E5-4600-v2 シリーズ、Intel Xeon E5-2600-v2 シリーズ、Intel Xeon E5-2400-v2 シリーズ、Intel Xeon E5-1600-v2 シリーズ、Intel Xeon E5-1400-v2 シリーズ

    Ivy Bridge EX

    0x306e7 (06/3e/7)

    0xed

    0x715

    3/14/2019

    Intel Xeon E7-8800/4800/2800-v2 Series

    Haswell EP

    0x306f2 (06/3f/2)

    0x6f

    0x49

    8/11/2021

    Intel Xeon E5-4600-v3 シリーズ、Intel Xeon E5-2600-v3 シリーズ、Intel Xeon E5-2400-v3 シリーズ、Intel Xeon E5-1600-v3 シリーズ、Intel Xeon E5-1400-v3 シリーズ

    Haswell EX

    0x306f4 (06/3f/4)

    0x80

    0x1a

    5/24/2021

    Intel Xeon E7-8800/4800-v3 Series

    Broadwell H

    0x40671 (06/47/1)

    0x22

    0x22

    11/12/2019

    Intel Core i7-5700EQ、Intel Xeon E3-1200-v4 シリーズ

    Avoton

    0x406d8 (06/4d/8)

    0x01

    0x12d

    9/16/2019

    Intel Atom C2300 シリーズ、Intel Atom C2500 シリーズ、Intel Atom C2700 シリーズ

    Broadwell EP/EX

    0x406f1 (06/4f/1)

    0xef

    0xb000040

    5/19/2021

    Intel Xeon E7-8800/4800-v4 シリーズ、Intel Xeon E5-4600-v4 シリーズ、Intel Xeon E5-2600-v4 シリーズ、Intel Xeon E5-1600-v4 シリーズ

    Skylake SP

    0x50654 (06/55/4)

    0xb7

    0x2007006

    3/6/2023

    Intel Xeon Platinum 8100 シリーズ、Intel Xeon Gold 6100/5100、Silver 4100、Bronze 3100 シリーズ、Intel Xeon D-2100 シリーズ、Intel Xeon D-1600 シリーズ、Intel Xeon W-3100 シリーズ、Intel Xeon W-2100 シリーズ

    Cascade Lake B-0

    0x50656 (06/55/6)

    0xbf

    0x4003604

    3/17/2023

    Intel Xeon Platinum 9200/8200 シリーズ、Intel Xeon Gold 6200/5200、Intel Xeon Silver 4200/Bronze 3200、Intel Xeon W-3200

    Cascade Lake

    0x50657 (06/55/7)

    0xbf

    0x5003604

    3/17/2023

    Intel Xeon Platinum 9200/8200 シリーズ、Intel Xeon Gold 6200/5200、Intel Xeon Silver 4200/Bronze 3200、Intel Xeon W-3200

    Cooper Lake

    0x5065b (06/55/b)

    0xbf

    0x7002703

    3/21/2023

    Intel Xeon Platinum 8300 シリーズ、Intel Xeon Gold 6300/5300

    Broadwell DE

    0x50662 (06/56/2)

    0x10

    0x1c

    6/17/2019

    Intel Xeon D-1500 Series

    Broadwell DE

    0x50663 (06/56/3)

    0x10

    0x700001c

    6/12/2021

    Intel Xeon D-1500 Series

    Broadwell DE

    0x50664 (06/56/4)

    0x10

    0xf00001a

    6/12/2021

    Intel Xeon D-1500 Series

    Broadwell NS

    0x50665 (06/56/5)

    0x10

    0xe000014

    9/18/2021

    Intel Xeon D-1600 Series

    Skylake H/S

    0x506e3 (06/5e/3)

    0x36

    0xf0

    11/12/2021

    Intel Xeon E3-1500-v5 シリーズ、Intel Xeon E3-1200-v5 シリーズ

    Denverton

    0x506f1 (06/5f/1)

    0x01

    0x38

    12/2/2021

    Intel Atom C3000 Series

    Ice Lake SP

    0x606a6 (06/6a/6)

    0x87

    0xd0003b9

    9/1/2023

    Intel Xeon Platinum 8300 シリーズ、Intel Xeon Gold 6300/5300 シリーズ、Intel Xeon Silver 4300 シリーズ

    Ice Lake D

    0x606c1 (06/6c/1)

    0x10

    0x1000268

    9/8/2023

    Intel Xeon D-2700 シリーズ、Intel Xeon D-1700 シリーズ

    Snow Ridge

    0x80665 (06/86/5)

    0x01

    0x4c000023

    2/22/2023

    Intel Atom P5000 Series

    Snow Ridge

    0x80667 (06/86/7)

    0x01

    0x4c000023

    2/22/2023

    Intel Atom P5000 Series

    Tiger Lake U

    0x806c1 (06/8c/1)

    0x80

    0xb4

    9/7/2023

    Intel Core i3/i5/i7-1100 シリーズ

    Tiger Lake U Refresh

    0x806c2 (06/8c/2)

    0xc2

    0x34

    9/7/2023

    Intel Core i3/i5/i7-1100 シリーズ

    Tiger Lake H

    0x806d1 (06/8d/1)

    0xc2

    0x4e

    9/7/2023

    Intel Xeon W-11000E シリーズ

    Sapphire Rapids SP HBM

    0x806f8 (06/8f/8)

    0x10

    0x2c000321

    8/21/2023

    Intel Xeon Max 9400 シリーズ

    Sapphire Rapids SP

    0x806f8 (06/8f/8)

    0x87

    0x2b000541

    8/21/2023

    Intel Xeon Platinum 8400 シリーズ、Intel Xeon Gold 6400/5400 シリーズ、Intel Xeon Silver 4400 シリーズ、Intel Xeon Bronze 3400 シリーズ

    Kaby Lake H/S/X

    0x906e9 (06/9e/9)

    0x2a

    0xf4

    2/23/2023

    Intel Xeon E3-1200-v6 シリーズ、Intel Xeon E3-1500-v6 シリーズ

    Coffee Lake

    0x906ea (06/9e/a)

    0x22

    0xf4

    2/23/2023

    Intel Xeon E-2100 シリーズ、Intel Xeon E-2200 シリーズ(4 または 6 コア)

    Coffee Lake

    0x906eb (06/9e/b)

    0x02

    0xf4

    2/23/2023

    Intel Xeon E-2100 Series

    Coffee Lake

    0x906ec (06/9e/c)

    0x22

    0xf4

    2/23/2023

    Intel Xeon E-2100 Series

    Coffee Lake Refresh

    0x906ed (06/9e/d)

    0x22

    0xfa

    2/27/2023

    Intel Xeon E-2200 Series(8 コア)

    Rocket Lake S

    0xa0671 (06/a7/1)

    0x02

    0x5d

    9/3/2023

    Intel Xeon E-2300 Series

    Raptor Lake E/HX/S

    0xb0671 (06/b7/1)

    0x32

    0x11e

    8/31/2023

    Intel Xeon E-2400 シリーズ

ESXi7.0U3q - 23794027

名前

ESXi

バージョン

ESXi7.0U3q - 23794027

リリース日

2024 年 5 月 21 日

カテゴリ

バグ修正

影響を受けるコンポーネント

  • ESXi コンポーネント - コア

  • ESXi VIB の ESXi インストール/アップグレード コンポーネント

  • Intel(R) X710/XL710/XXV710/X722 アダプタ用ネットワーク ドライバ

  • VMware ネイティブ AHCI ドライバ

修正されたパッチ リリース

3269229、3336578、3332098、3324772、3337108、3319535、3336916、3331375、3326805、3335978、3267977、3323978、3331256、3332691、3313970、3312843、3309601、3317598、3323119、3326739、3317618、3244429、3328641、3328638、3328337、3326300、3329238、3328301、3297696、3296093、3317448、3285491、3276174、3297629、3314959、3309482、3320147、3297625、3297729、3311303、3297704、3309472、3297749、3298709、3320949、3310432、3297774、3302255、3270210、3311302、3257098、3311831、3309603、3317088、3321157、2964964、3305227、3318350、3256083、3269969、3317445、3314400、3267704、2760003、3313882、3243360、3293469、3284876、3265330、3303842、3303855、3293093、3309148、3307580、3301661、3304469、3260297、3260070、3297409、3252235、3287748、3306033、3273752、3288607、3289238、3284916、3303694、3284133、3273653、3298508、3289605、3289669、3291198、3240347、3280468、3285518、3283501、3275377、3267449、3282267、3256992、3251790、3275137、3240662、3259035、3259205、3266912、3282224、3273653、3346924、3346935、3346816、3237506、3331539、3271089、3291105、3346938、3312150、3284149、3266231、3317204、3297607、3281791

関連する CVE 番号

CVE-2024-22273

このパッチは、「ESXi-7.0U3q-23794027-standard」に記載されている問題を解決します。

ESXi7.0U3sq - 23794019

名前

ESXi

バージョン

ESXi7.0U3sq - 23794019

リリース日

2024 年 5 月 21 日

カテゴリ

セキュリティ

影響を受けるコンポーネント

  • ESXi コンポーネント - コア ESXi VIB

  • ESXi のインストール/アップグレード コンポーネント

  • ESXi Tools コンポーネント

修正されたパッチ リリース

3352357、3340944、3330942、3293531、3368526、3373896、3378149、3331610、3293308、3269602、3293518、3312311、3293459、3293188、3260854、3293307、3302202、3293541、3269861、3296323、3280714、3304808、3293185

関連する CVE 番号

CVE-2024-22273

このパッチは、「ESXi-7.0U3sq-23794019-standard」に記載されている問題を解決します。

既知の問題

  • 仮想マシンの管理の問題

仮想マシンの管理の問題

  • 割り当て可能なハードウェアの互換性チェックが、外部デバイスが使用されていない場合でも失敗することがある

    GPU リソースなどの割り当て可能なハードウェア (AH) デバイスがある仮想マシンを、その仮想マシンに AH デバイスがなかったときのスナップショットに戻した場合、一部の古いバインドが残ることがあります。その結果、GPU リソースが接続されていなくても、元に戻した仮想マシンでの互換性チェックが失敗して「InsufficientResourcesFault for pciPassthru0」などのエラーが表示されます。

    回避策:ESXi バージョン 7.x でこの問題を回避するには、パワーオフ状態の仮想マシンから作成したスナップショットのみを使用して、AH またはパススルー デバイスがある仮想マシンを元に戻します。すでにこの問題が発生している場合は、hostd サービスを再起動して古いバインドを解放し、GPU 仮想マシンを起動します。または、ホストを ESXi バージョン 8.0 以降にアップグレードします。

以前のリリースからの既知の問題

  • vSphere クラスタ サービスの問題
  • インストール、アップグレード、および移行の問題
  • セキュリティ機能の問題
  • ネットワークの問題
  • ストレージの問題
  • vCenter Server および vSphere Client の問題
  • 仮想マシンの管理の問題
  • vSphere HA および Fault Tolerance の問題
  • vSphere Lifecycle Manager の問題
  • その他の問題
  • vSphere Client の問題
  • vSAN の問題

vSphere クラスタ サービスの問題

  • vSphere 7.0 Update 3 環境にデプロイされた新しい vCLS 仮想マシンで互換性の問題が発生する

    vSphere 7.0 Update 3 環境にデプロイされた新しい vCLS 仮想マシンのデフォルト名には、パターン vCLS-UUID が使用されます。以前の vCenter Server バージョンで作成された vCLS 仮想マシンは、パターン vCLS (n) を引き続き使用しています。括弧 () の使用は、vSphere と相互運用する多くのソリューションでサポートされていないため、互換性の問題が発生することがあります。

    回避策:vSphere 7.0 Update 3 へのアップデート後、退避モードを使用して vCLS を再構成します。

インストール、アップグレード、および移行の問題

  • vCenter Server のアップグレード/移行の事前チェックが「予期しないエラー 87」で失敗する

    Security Token Service (STS) 証明書に Subject Alternative Name (SAN) フィールドが含まれていない場合、vCenter Server のアップグレード/移行の事前チェックは失敗します。この状況は、vCenter 5.5 Single Sign-On 証明書を SAN フィールドのないカスタム証明書に置き換えてから、vCenter Server 7.0 にアップグレードしようとした場合に発生します。アップグレード プロセスによって STS 証明書が無効であると判断され、事前チェックによってアップグレード プロセスが続行されなくなります。

    回避策:STS 証明書を、SAN フィールドを含む有効な証明書に置き換えてから、vCenter Server 7.0 のアップグレードまたは移行を続行します。

  • vSphere 6.7 環境からの破損した VFAT パーティションにより、ESXi 7.x へのアップグレードが失敗することがある

    vSphere 6.7 環境からの破損した VFAT パーティションにより、ESXi 7.x へのアップグレード中に、ESXi ホストの起動ディスクの再パーティショニングに失敗することがあります。その結果、次のようなエラーが表示されることがあります:

    ESXi 7.0 Update 3l にアップグレードすると、処理が停止し、パープル スクリーンが表示され、次のようなエラーが表示されます:

    • An error occurred while backing up VFAT partition files before re-partitioning: Failed to calculate size for temporary Ramdisk: <error>

    • An error occurred while backing up VFAT partition files before re-partitioning: Failed to copy files to Ramdisk: <error>

      ISO インストーラを使用すると、エラーは表示されますが、パープル スクリーンは表示されません。

    7.0 Update 3l よりも前の ESXi 7.x バージョンにアップグレードすると、以下が表示されることがあります。

    • vmkwarning.log ファイルの ramdisk (root) is full などのログ。

    • 再起動時に ESXi 6.5 または 6.7 に予期しないロールバックが発生しました。

    • /bootbank/altbootbank、および ESX-OSData パーティションが存在しません。

    回避策:ESXi 7.x へのアップグレードを完了する前に、まず破損したパーティションを修正する必要があります。詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB91136 を参照してください。

  • 既存の CIM プロバイダを伴う vSphere 7.0 へのアップグレードに関する問題

    アップグレード後、ESXi には 64 ビットの CIM プロバイダが必要であるため、以前にインストールした 32 ビットの CIM プロバイダは動作を停止します。CIMPDK、NDDK(ネイティブ DDK)、HEXDK、VAIODK(I/O フィルタ)に関連する管理 API 関数が失われ、uwglibc 依存関係に関連するエラーが表示されることがあります。

    Syslog では、モジュールが見つからないため、「32 ビットの共有ライブラリがロードされていません」とレポートされます。

    回避策:対処法はありません。修正するには、新しい 64 ビットの CIM プロバイダをベンダーからダウンロードします。

  • ESXi 7.0 ホストへの 7.0 Update 1 ドライバのインストールが失敗することがある

    ESXi 7.0 または 7.0 b を実行しているホストに、ESXi 7.0 Update 1 に適用されるドライバをインストールすることはできません。

    次のようなエラーが発生して、操作は失敗します。

    VMW_bootbank_qedrntv_3.40.4.0-12vmw.701.0.0.xxxxxxx requires vmkapi_2_7_0_0, but the requirement cannot be satisfied within the ImageProfile. ​Please refer to the log file for more details.

    回避策:ESXi ホストを 7.0 Update 1 にアップデートします。ドライバのインストールを再試行します。

  • ESXi 7.0 の以前のバージョンから ESXi 7.0 Update 2 へのアップデート時、ESXi ホストの UEFI ブートがエラーで停止する場合がある

    vSphere Lifecycle Manager パッチ ベースラインを使用して、以前のバージョンの ESXi 7.0環境を 7.0 Update 2 にアップデートする際に、ESXi ホストの UEFI ブートが停止し、次のようなエラーが表示される場合があります。

    Loading /boot.cfgFailed to load crypto64.efiFatal error: 15 (Not found)

    回避策:詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB83063 および KB83107 を参照してください。

  • ESXi ホスト上でレガシー VIB が使用されていると、vSphere Lifecycle Manager が目的のソフトウェア仕様を抽出して新しいクラスタにシードできない

    vCenter Server 7.0 Update 2 では、単一のリファレンス ホストから目的のソフトウェア仕様をインポートすることで、新しいクラスタを作成できます。しかし、レガシー VIB が ESXi ホストで使用されていると、クラスタを作成する vCenter Server インスタンスで、vSphere Lifecycle Manager はこのホストからリファレンス ソフトウェア仕様を抽出することができません。/var/log/lifecycle.log に次のようなエラーが記録されます。

    020-11-11T06:54:03Z lifecycle: 1000082644: HostSeeding:499 ERROR Extract depot failed: Checksum doesn't match. Calculated 5b404e28e83b1387841bb417da93c8c796ef2497c8af0f79583fd54e789d8826, expected: 0947542e30b794c721e21fb595f1851b247711d0619c55489a6a8cae6675e796 2020-11-11T06:54:04Z lifecycle: 1000082644: imagemanagerctl:366 ERROR Extract depot failed. 2020-11-11T06:54:04Z lifecycle: 1000082644: imagemanagerctl:145 ERROR [VibChecksumError]

    回避策:VMware のナレッジベースの記事 KB83042 に記載された手順を参照してください。

  • ESXi を起動するたびに syslog.log に短いログ メッセージが大量に記録される

    ESXi 7.0 Update 2 に更新した後、ESXi を起動するたびに短いログ メッセージが大量に発生する場合があります。

    このログは ESXi に問題があることを示すものではないため、メッセージは無視できます。例:

    ​2021-01-19T22:44:22Z watchdog-vaai-nasd: '/usr/lib/vmware/nfs/bin/vaai-nasd -f' exited after 0 seconds (quick failure 127) 12021-01-19T22:44:22Z watchdog-vaai-nasd: Executing '/usr/lib/vmware/nfs/bin/vaai-nasd -f'2021-01-19T22:44:22.990Z aainasd[1000051135]: Log for VAAI-NAS Daemon for NFS version=1.0 build=build-00000 option=DEBUG2021-01-19T22:44:22.990Z vaainasd[1000051135]: DictionaryLoadFile: No entries loaded by dictionary.2021-01-19T22:44:22.990Z vaainasd[1000051135]: DictionaryLoad: Cannot open file "/usr/lib/vmware/config": No such file or directory.2021-01-19T22:44:22.990Z vaainasd[1000051135]: DictionaryLoad: Cannot open file "//.vmware/config": No such file or directory.2021-01-19T22:44:22.990Z vaainasd[1000051135]: DictionaryLoad: Cannot open file "//.vmware/preferences": No such file or directory.2021-01-19T22:44:22.990Z vaainasd[1000051135]: Switching to VMware syslog extensions2021-01-19T22:44:22.992Z vaainasd[1000051135]: Loading VAAI-NAS plugin(s).2021-01-19T22:44:22.992Z vaainasd[1000051135]: DISKLIB-PLUGIN : Not loading plugin /usr/lib/vmware/nas_plugins/lib64: Not a shared library.

    回避策:なし

  • vSphere Quick Boot の互換性チェック レポートに見つからない VIB に関する警告メッセージが表示される

    ESXi 7.0 Update 2 へのアップグレード後、/usr/lib/vmware/loadesx/bin/loadESXCheckCompat.py コマンドを使用して環境の vSphere Quick Boot の互換性を確認すると、シェルに VIB が見つからないという警告メッセージが表示される場合があります。例:

    Cannot find VIB(s) ... in the given VIB collection.Ignoring missing reserved VIB(s) ..., they are removed from reserved VIB IDs.

    この警告は互換性の問題を示すものではありません。

    回避策:見つからない VIB に関するメッセージは無視しても問題ありません。vSphere Quick Boot の互換性レポートには影響しません。ホストの互換性の有無は、loadESXCheckCompat コマンドの出力の最後の行に明確に示されます。

  • vSphere Lifecycle Manager イメージを使用して管理するクラスタの自動ブートストラップがエラーで失敗する

    vSphere Lifecycle Manager イメージを使用して管理するクラスタに自動ブートストラップを実行してステートフル インストールを実行し、VMFS パーティションを上書きすると、操作はエラーで失敗します。サポート バンドルには次のようなメッセージが記録されます。

    2021-02-11T19:37:43Z Host Profiles[265671 opID=MainThread]: ERROR: EngineModule::ApplyHostConfig. Exception: [Errno 30] Read-only file system

    回避策:ベンダーのガイダンスに従ってターゲット ホストの VMFS パーティションをクリーンアップし、操作を再度実行します。または、空のディスクを使用します。ESXi でのディスク パーティショニング ユーティリティの詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB1036609 を参照してください。

  • ESXCLI を使用して ESXi 6.5.x および 6.7.0 から 7.x にアップグレードすると、容量の制限のために失敗することがある

    esxcli software profile update または esxcli software profile install ESXCLI コマンドを使用して ESXi 6.5x および 6.7.0 から 7.x にアップグレードすると、ESXi ブート バンクのサイズがイメージ プロファイルのサイズよりも小さいために失敗することがあります。ESXi Shell または PowerCLI シェルに、次のようなエラーが表示されます。

    [InstallationError] The pending transaction requires 244 MB free space, however the maximum supported size is 239 MB. Please refer to the log file for more details.

    この問題は、esxcli software vib update または esxcli software vib install ESXCLI コマンドを使用して、ESXi ホストのアップグレードを実行した場合にも発生します。

    回避策:次の 2 つの手順でアップグレードを実行できます。1 つは、esxcli software profile update コマンドを使用して ESXi ホストを ESXi 6.7 Update 1 以降に更新してから、7.0 Update 1c にアップデートする方法です。もう 1 つは、ISO イメージと vSphere Lifecycle Manager を使用してアップグレードを実行する方法です。

  • vCenter Server 間でリンク クローンを移行できない

    vCenter Server 間でリンク クローンを移行すると、クローン元仮想マシンでのパワーオンや削除などの操作が「Invalid virtual machine state」エラーで失敗することがあります。

    回避策:リンク クローンをクローン元の仮想マシンと同じ vCenter Server に保持します。または、移行前にリンク クローンをフル クローンに昇格させます。

  • 仮想ディスクとスナップショット レベルが多数ある仮想マシンの vCenter Server を、TCP ストレージ上の NVMe のデータストアまで移行すると、失敗することがある

    180 台を超える仮想ディスクと 32 を超えるスナップショット レベルがある仮想マシンの vCenter Server を、TCP ストレージ上の NVMe のデータストアまで移行すると、失敗することがあります。ESXi ホストは、「The migration has exceeded the maximum switchover time of 100 second(s)」などのエラーで予防的に失敗します。

    回避策:なし

  • 仮想パフォーマンス監視カウンタ (VPMC) が有効になっている仮想マシンが ESXi ホスト間で移行に失敗することがある

    VPMC が有効になっている仮想マシンを、vSphere vMotion を使用して移行しようとすると、移行先ホストがメモリまたはパフォーマンス統計の計算に何らかのカウンタを使用している場合、操作が失敗することがあります。操作は、「A performance counter used by the guest is not available on the host CPU」などのエラーで失敗します。

    回避策:仮想マシンをパワーオフしてからコールド移行を使用します。詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB81191 を参照してください。

  • インストーラ ISO を使用した ESXi 7.0 Update 3 への対話型またはスクリプトによるアップグレードの直前に、ライブ VIB のインストール、アップグレード、または削除操作を実行すると、アップグレードが失敗する

    インストーラ ISO を使用した ESXi 7.0 Update 3 への対話型またはスクリプトによるアップグレードの直前に、ライブ VIB のインストール、アップグレード、または削除操作を実行すると、ConfigStore でアップグレードの構成の一部が維持されないことがあります。その結果、アップグレードが成功したように見えるにもかかわらず、アップグレード操作後に ESXi ホストにアクセスできなくなります。この問題を回避するために、ESXi 7.0 Update 3 インストーラでは、このようなシナリオをブロックする一時的なチェックが追加されています。ESXi インストーラ コンソールには、次のエラーが表示されます:Live VIB installation, upgrade or removal may cause subsequent ESXi upgrade to fail when using the ISO installer

    回避策:ESXCLI の使用、vSphere Lifecycle Manager の使用など、別のアップグレード方法によって問題を回避します。

  • vCenter Server 7.0 にアップグレードした後、スマート カードと RSA SecurID 認証が機能しなくなることがある

    スマート カードまたは RSA SecurID 認証用に vCenter Server を構成した場合は、vSphere 7.0 アップグレード プロセスを開始する前に、https://kb.vmware.com/s/article/78057 の VMware ナレッジベースの記事を参照してください。ナレッジベースに記載されている回避策を実行しないと、次のエラー メッセージが表示される場合があり、スマート カードまたは RSA SecurID 認証が機能しません。

    「スマート カード認証が機能しなくなることがあります。スマート カードの設定が保存されず、スマート カード認証が機能しなくなることがあります。」

    または

    「RSA SecurID 認証が機能しなくなることがあります。RSA SecurID の設定が保持されず、RSA SecurID 認証が機能しなくなることがあります。」

    回避策:vSphere 7.0 にアップグレードする前に、https://kb.vmware.com/s/article/78057 の VMware ナレッジベースの記事を参照してください。

  • カスタム インストール スクリプトの vlanid プロパティが機能しないことがある

    vlanid プロパティを設定するカスタム インストール スクリプトを使用して目的の VLAN を指定すると、新しくインストールされた ESXi ホストでこのプロパティが有効にならない場合があります。この問題は、インストールの開始時に物理 NIC がすでに DHCP に接続されている場合にのみ発生します。vlanid プロパティは、新しく接続された NIC を使用すると正常に機能します。

    回避策:ESXi ホストを起動した後で、ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスから VLAN を手動で設定します。または、物理 NIC を無効にしてからホストを起動します。

  • Trusted Platform Module (TPM) を使用する HPE サーバが起動するが、リモート認証に失敗する

    一部の HPE サーバには、TPM リモート認証を適切に完了するための十分なイベント ログ容量がありません。その結果、VMkernel は起動しますが、ログを切り捨てたためにリモート認証に失敗します。

    回避策:なし。

  • 外部 Platform Services Controller を持つ vCenter Server を 6.7u3 から 7.0 にアップグレードすると、VMAFD エラーで失敗する

    外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server デプロイをアップグレードする場合は、Platform Services Controller を vCenter Server Appliance に統合します。エラー install.vmafd.vmdir_vdcpromo_error_21 でアップグレードが失敗する場合、VMAFD の firstboot プロセスが失敗しています。VMAFD の firstboot プロセスは、ソース Platform Services Controller および複製パートナー vCenter Server Appliance から、VMware Directory Service データベース (data.mdb) をコピーします。

    回避策:外部 Platform Services Controller を持つ vCenter Server をアップグレードする前に、ソース Platform Services Controller または複製パートナー vCenter Server Appliance のイーサネット アダプタ上で TCP セグメンテーション オフロード (TSO) およびジェネリック セグメンテーション オフロード (GSO) を無効にします。ナレッジベースの記事 (https://kb.vmware.com/s/article/74678) を参照してください

  • vCenter Server のアップグレード中に、スマート カードと RSA SecurID の設定が保持されない場合がある

    vCenter Server 7.0 へのアップグレード後は、RSA SecurID を使用した認証が機能しません。RSA SecurID ログインを使用してログインしようとすると、この問題についてのエラー メッセージが表示されます。

    回避策:スマート カードまたは RSA SecureID を再構成します。

  • vCenter Server for Windows から vCenter Server Appliance 7.0 に移行すると、ネットワーク エラー メッセージが表示されて失敗する

    vCenter Server for Windows を vCenter Server Appliance 7.0 に移行すると、「IP already exists in the network」というエラー メッセージが表示され、失敗します。これにより、移行プロセスで新しい vCenter Server Appliance のネットワーク パラメータを構成できなくなります。詳細については、次のログ ファイルを確認してください。 /var/log/vmware/upgrade/UpgradeRunner.log

    回避策:

    1. ソース vCenter Server for Windows インスタンスですべての Windows Update が完了していることを確認するか、移行が完了するまで Windows Update の自動更新を無効にします。

    2. vCenter Server for Windows から vCenter Server Appliance 7.0 への移行を再試行します。

  • max_vfs モジュール パラメータを使用して SR-IOV デバイスの仮想関数の数を構成すると、変更が反映されないことがある

    vSphere 7.0 では、仮想インフラストラクチャ管理 (VIM) API を使用して(たとえば vSphere Client を通じて)、SR-IOV デバイスの仮想関数の数を構成できます。このタスクでは ESXi ホストを再起動する必要はありません。VIM API 構成を使用した後に、max_vfs モジュール パラメータを使用して SR-IOV 仮想関数の数を構成しようとすると、VIM API の構成によってオーバーライドされるため、変更が反映されないことがあります。

    回避策:なし。SR-IOV デバイスの仮想関数の数を構成するには、毎回同じ方法を使用します。VIM API を使用するか、max_vfs モジュール パラメータを使用して ESXi ホストを再起動します。

  • アップグレードされた vCenter Server Appliance インスタンスで、ソース インスタンスのすべてのセカンダリ ネットワーク (NIC) が保持されない

    メジャー アップグレードで、vCenter Server Appliance のソース インスタンスが VCHA NIC 以外の複数のセカンダリ ネットワークで構成されている場合、ターゲット vCenter Server インスタンスでは VCHA NIC 以外のセカンダリ ネットワークが保持されません。ソース インスタンスが、Distributed Switch ポート グループの一部である複数の NIC で構成されている場合、アップグレードで NIC 構成は保持されません。標準ポート グループの一部である vCenter Server Appliance インスタンスの構成は保持されます。

    回避策:なし。ターゲット vCenter Server Appliance インスタンスのセカンダリ ネットワークを手動で構成します。

  • 外部 Platform Services Controller を持つ vCenter Server をアップグレードまたは移行した後、Active Directory を使用して認証を行うユーザーが、新しくアップグレードされた vCenter Server インスタンスにアクセスできなくなる

    外部 Platform Services Controller を持つ vCenter Server をアップグレードまたは移行した後に、新しくアップグレードされた vCenter Server が Active Directory ドメインに参加していない場合、Active Directory を使用して認証を行うユーザーは vCenter Server インスタンスにアクセスできなくなります。

    回避策:新しい vCenter Server インスタンスが Active Directory ドメインに参加していることを確認します。ナレッジベースの記事 (https://kb.vmware.com/s/article/2118543) を参照してください

  • Oracle データベースを使用する外部 Platform Services Controller を持つ vCenter Server for Windows を移行すると失敗する

    Oracle のイベントおよびタスク テーブルに ASCII 以外の文字列が含まれていると、イベントおよびタスク データをエクスポートするときに移行が失敗することがあります。次のエラー メッセージが表示されます。UnicodeDecodeError

    回避策:なし。

  • ESXi ホストのアップグレード後、ホストの修正タスクが失敗すると、ホスト プロファイルのコンプライアンス チェックで非準拠ステータスが表示される

    非準拠ステータスは、プロファイルとホスト間での不整合を示します。

    この不整合は、ESXi 7.0 で要求ルールの重複が許可されていないにもかかわらず、使用中のプロファイルに重複するルールが含まれていることが原因で発生することがあります。たとえば、ESXi 6.5 または ESXi 6.7 からバージョン 7.0 にアップグレードする前にホストから抽出したホスト プロファイルを使用しており、ホスト プロファイルにシステムのデフォルト ルールで重複した要求ルールが含まれている場合、問題が発生することがあります。

    回避策:

    1. ホスト プロファイル ドキュメントから、システムのデフォルト ルールで重複した要求ルールを削除します。

    2. コンプライアンスの状態を確認します。

    3. ホストを修正します。

    4. 前の手順で問題が解決しない場合は、ホストを再起動します。

  • vCenter Server 管理インターフェイスにエラー メッセージが表示される

    vCenter Server 7.0 へのインストールまたはアップグレード後、vCenter Server 管理インターフェイス内の [アップデート] パネルに移動すると、「URL を確認して、やり直してください」というエラー メッセージが表示されます。このエラー メッセージが表示されても [アップデート] パネル内の機能は使用できるため、利用可能なアップデートの表示、ステージング、インストールは可能です。

    回避策:なし。

セキュリティ機能の問題

  • 潜在的なセキュリティ上の脆弱性を避けるために ESXi、slpd で Service Location Protocol サービスをオフにする

    slpd、CIM オブジェクト ブローカ、sfcbd、関連する openwsmand サービスなど、ホスト OS 上で実行される ESXi のサービスの一部には、セキュリティ脆弱性があることが判明しています。VMware は VMSA-2019-0022 および VMSA-2020-0023 のすべての既知の脆弱性に対処済みであり、この修正は vSphere 7.0 Update 2 リリースに含まれています。ESXi では、sfcbd と openwsmand はデフォルトで無効になっていますが、slpd はデフォルトで有効です。アップグレード後に脆弱性にさらされることを防ぐには、不要であればオフにする必要があります。

    回避策:slpd サービスをオフにするには、次の PowerCLI コマンドを実行します。

    $ Get-VMHost | Get-VmHostService | Where-Object {$_.key -eq “slpd”} | Set-VMHostService -policy “off”$ Get-VMHost | Get-VmHostService | Where-Object {$_.key -eq “slpd”} | Stop-VMHostService -Confirm:$false

    または、chkconfig slpd off && /etc/init.d/slpd stop コマンドを使用することもできます。

    openwsmand サービスは、ESXi サービスのリストには含まれていません。このサービスの状態を確認するには、次の PowerCLI コマンドを使用します。

    $esx=(Get-EsxCli -vmhost xx.xx.xx.xx -v2)$esx.system.process.list.invoke() | where CommandLine -like '*openwsman*' | select commandline

    ESXi サービスのリストに、sfcbd サービスが sfcbd-watchdog として表示されます。

    詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB76372 および KB1025757 を参照してください。

  • HA 対応の信頼済みクラスタに証明されていないホストが含まれている場合、暗号化された仮想マシンがパワーオンに失敗する

    VMware® vSphere Trust Authority™ で、信頼済みクラスタ上で HA を有効にしていて、クラスタ内の 1 つ以上のホストで証明が失敗した場合、暗号化された仮想マシンはパワーオンできません。

    回避策:信頼済みクラスタからの証明に失敗したすべてのホストを削除するか、修正します。

  • DRS 対応の信頼済みクラスタに証明されていないホストが含まれている場合、暗号化された仮想マシンがパワーオンに失敗する

    VMware® vSphere Trust Authority™ で、信頼されたクラスタで DRS を有効にしていて、クラスタ内の 1 つ以上のホストで証明が失敗した場合、DRS はクラスタ内の証明されていないホストで暗号化された仮想マシンをパワーオンしようとすることがあります。この操作により、仮想マシンがロックされた状態になります。

    回避策:信頼済みクラスタからの証明に失敗したすべてのホストを削除するか、修正します。

  • <span>vCenter Server</span> インスタンス間での暗号化された仮想マシンの移行またはクローン作成が、vSphere Client を使用して実行しようとすると失敗する

    vSphere Client を使用して vCenter Server インスタンス間で暗号化された仮想マシンを移行またはクローン作成しようとすると、次のエラー メッセージが表示されて操作が失敗します。「現在の状態ではその操作を実行できません。」

    回避策:vCenter Server インスタンス間で、暗号化された仮想マシンを移行またはクローン作成するには、vSphere API を使用する必要があります。

ネットワークの問題

  • Intel 82599/X540/X550 NIC でのネットワーク パフォーマンスのスループットの低下

    Intel 82599EB/X540/X550 シリーズの NIC のネットワーク パフォーマンスを向上させるために、新しいキュー ペア機能が ixgben ドライバに追加されたことで、vSphere 7.0 の一部のワークロードでは、vSphere 6.7 と比較してスループットが低下することがあります。

    回避策:vSphere 6.7 と同じネットワーク パフォーマンスを実現するために、モジュール パラメータを使用してキュー ペアを無効にすることができます。キュー ペアを無効にするには、次のコマンドを実行します。

    # esxcli system module parameters set -p "QPair=0,0,0,0..." -m ixgben

    コマンドを実行した後、再起動します。

  • AMD IOMMU が使用されている場合、1 つ以上の I/O デバイスで割り込みが生成されない

    ESXi ホスト上の I/O デバイスで合計 512 個の異なる割り込みソースが提供されている場合、一部のソースに対して、最大値より大きい値を持つ AMD IOMMU の割り込み再マッピング テーブル エントリ (IRTE) インデックスが誤って割り当てられます。このようなソースからの割り込みは失われるため、対応する I/O デバイスは割り込みが無効であるかのように動作します。

    回避策:ESXCLI コマンド esxcli system settings kernel set -s iovDisableIR -v true を使用して、AMD IOMMU 割り込み再マッピングを無効にします。ESXi ホストを再起動して、コマンドの結果を反映します。

  • ネットワーク アダプタにオートネゴシエーションを設定すると、デバイスが停止することがある

    一部の環境では、esxcli network nic set -a -n vmmicx コマンドを使用して、ネットワーク アダプタのリンク速度をオートネゴシエーションに設定すると、デバイスが停止し、再起動をしても接続がリカバリされません。この問題は、一部の Intel X710/X722 ネットワーク アダプタ、SFP+ モジュール、物理スイッチの組み合わせに固有の問題です。この場合、オートネゴシエーションの速度/デュプレックス シナリオはサポートされません。

    回避策:Intel ブランドの SFP+ モジュールを使用します。または、Direct Attach Cable (DAC) ケーブルを使用します。

  • 1x100G ポート モードで構成された Solarflare x2542 および x2541 ネットワーク アダプタのスループットが、vSphere 環境で最大 70 Gbps になる

    vSphere 7.0 Update 2 は、1x100G ポート モードで構成された Solarflare x2542 および x2541 ネットワーク アダプタをサポートします。ただし、vSphere 環境では、デバイスのハードウェア上の制限により、実際のスループットが最大で約 70 Gbps になることがあります。

    回避策:なし

  • NIC のリセット後に VLAN トラフィックが失敗する場合がある

    PCI デバイス ID 8086:1537 の NIC は、コマンド vsish -e set /net/pNics/vmnic0/reset 1 などによるリセット後に VLAN タグ付きパケットの送受信を停止する場合があります。

    回避策:NIC のリセットを避けます。この問題がすでに発生している場合は、次のコマンドを使用して、VLAN の機能を元に戻します。たとえば、vmnic0 の場合は次のようになります。

    # esxcli network nic software set --tagging=1 -n vmnic0# esxcli network nic software set --tagging=0 -n vmnic0

  • NetQueue バランサ設定を変更すると、ESXi ホストの再起動後に NetQueue が無効になる

    コマンド esxcli/localcli network nic queue loadbalancer set -n <nicname> --<lb_setting> を使用して NetQueue バランサ設定を変更すると、ESXi ホストの再起動後に NetQueue はデフォルトで無効になります。

    回避策:NetQueue バランサ設定を変更してホストを再起動した後は、コマンド configstorecli config current get -c esx -g network -k nics を使用して ConfigStore を取得し、/esx/network/nics/net_queue/load_balancer/enable が想定どおりに動作するかどうかを確認します。

    コマンドを実行すると、次のような出力が表示されます。

    {"mac": "02:00:0e:6d:14:3e","name": "vmnic1","net_queue": { "load_balancer": { "dynamic_pool": true, "enable": true }},"virtual_mac": "00:50:56:5a:21:11"}

    出力が想定どおりでない場合、たとえば "load_balancer": "enable": false" と表示された場合などは、次のコマンドを実行します。

    esxcli/localcli network nic queue loadbalancer state set -n <nicname> -e true

  • 準仮想化 RDMA (PVRDMA) ネットワーク アダプタで NSX ネットワーク ポリシーがサポートされない

    PVRDMA トラフィックで使用するように NSX 分散仮想ポートを構成すると、PVRDMA ネットワーク アダプタ上の RDMA プロトコル トラフィックは NSX ネットワーク ポリシーに準拠しません。

    回避策:NSX 分散仮想ポートは、PVRDMA トラフィックで使用するように構成しないでください。

  • vSphere 7.0 Update 3 では統合 vSphere Distributed Switch (VDS) から NSX-T VDS へのロールバックがサポートされない

    統合 VDS が同じ VDS 上の vSphere 7 トラフィックと NSX-T 3 トラフィックの両方をサポートしている場合、vSphere 7.0 Update 3 では、NSX-T トラフィックの 1 つの N-VDS へのロールバックはサポートされません。

    回避策:なし

  • nmlx5 ネットワーク ドライバ モジュール パラメータを設定しないと、ネットワーク接続または ESXi ホストで障害が発生することがある

    Mellanox ConnectX-4、Mellanox ConnectX-5、および Mellanox ConnectX-6 バージョンの複数のネットワーク アダプタを使用する ESXi ホストで、nmlx5_core ドライバの supported_num_ports モジュール パラメータを設定しないと、ホストのすべての NIC ポートを操作するための十分なメモリがドライバによって割り当てられない可能性があります。その結果、ネットワークの切断または ESXi ホストの障害が発生し、パープル スクリーンが表示されることがあります。

    回避策:ESXi ホスト上の Mellanox ConnectX-4、Mellanox ConnectX-5、および Mellanox ConnectX-6 ネットワーク アダプタ ポートの合計数と等しくなるように、nmlx5_core ネットワーク ドライバの supported_num_ports モジュール パラメータの値を設定します。

  • Network I/O Control (NetIOC) が有効になっている場合、高スループットの仮想マシンでネットワーク パフォーマンスが低下することがある

    高ネットワーク スループットを必要とする仮想マシンでは、NetIOC を有効にして vSphere 6.7 から vSphere 7.0 にアップグレードすると、スループットが低下することがあります。

    回避策:複数のワールドを有効にするように、ethernetx.ctxPerDev 設定を調整します。

  • IPv6 トラフィックが、IPsec を使用する VMkernel ポートを通過できない

    あるポート グループから別のポート グループに VMkernel ポートを移行する場合、IPv6 トラフィックは IPsec を使用する VMkernel ポートを通過しません。

    回避策:影響を受けるサーバから IPsec Security Association (SA) を削除してから、SA を再適用します。IPsec SA を設定および削除する方法については、『vSphere セキュリティ』ドキュメントを参照してください。

  • ESX ネットワーク パフォーマンスが向上すると CPU 使用率が部分的に増加する

    ESX ネットワーク パフォーマンスの向上に伴って、CPU 使用率が部分的に増加する場合があります。

    回避策:ネットワーク インターフェイスを削除し、1 つの rx ディスパッチ キューのみを持つようにして追加します。例:

    esxcli network ip interface remove --interface-name=vmk1

    esxcli network ip interface add --interface-name=vmk1 --num-rxqueue=1

  • ホット アド、ホット リムーブ、または Storage vMotion の後で、仮想マシンのイーサネット トラフィックが失われることがある

    ホット アド、ホット リムーブ、または Storage vMotion の後で、仮想マシンがイーサネット トラフィックの受信を停止することがあります。この問題は、vNIC のアップリンクで SR-IOV が有効になっている仮想マシンに影響します。PVRDMA 仮想 NIC では、仮想ネットワークのアップリンクが Mellanox RDMA 対応の NIC であり、RDMA の名前空間が構成されている場合に、この問題が発生します。

    回避策:仮想マシンの、影響を受けるイーサネット NIC をホット リムーブしてホット アドすると、トラフィックをリストアできます。Linux ゲスト OS では、ネットワークを再起動すると問題が解決する場合もあります。これらの回避策の効果がない場合は、仮想マシンを再起動してネットワーク接続をリカバリできます。

  • 固定 IP アドレスを使用してデプロイした VCSA の IP アドレスを変更する場合、事前に DNS レコードを作成する必要がある

    DDNS の導入により、DNS レコードの更新は、DHCP で構成されたネットワークを使用してデプロイされた VCSA でのみ機能します。VAMI を通じて vCenter Server の IP アドレスを変更すると、次のエラーが表示されます。

    指定された IP アドレスが、指定されたホスト名に解決されません。

    回避策:考えられる回避策は 2 つあります。

    1. 同じ FQDN と必要な IP アドレスを持つ追加の DNS エントリを作成します。VAMI にログインし、手順に従って IP アドレスを変更します。

    2. ssh を使用して VCSA にログインします。次のスクリプトを実行します。

      ./opt/vmware/share/vami/vami_config_net

      eth0 の IP アドレスを変更するには、オプション 6 を使用します。変更が完了したら、次のスクリプトを実行します。

      ./opt/likewise/bin/lw-update-dns

      VCSA 上のすべてのサービスを再起動して、DNS サーバの IP アドレス情報を更新します。

  • NSX Manager で対応する論理スイッチを削除した後、NSX 分散仮想ポート グループ (NSX DVPG) が削除されるまでに、数秒かかる場合があります。

    論理スイッチの数が増えると、NSX Manager で対応する論理スイッチを削除した後、vCenter Server の NSX DVPG が削除されるまでに、より長い時間がかかる場合があります。12,000 個の論理スイッチがある環境では、NSX DVPG が vCenter Server から削除されるまでに約 10 秒かかります。

    回避策:なし。

  • 多数の NSX 分散仮想ポート グループが作成されると、hostd がメモリ不足になり、失敗します。

    vSphere 7.0 では、NSX 分散仮想ポート グループは不透明ネットワークよりも非常に多くのメモリを使用します。このため、NSX 分散仮想ポート グループは、同じ量のメモリで不透明ネットワークと同じスケールをサポートできません。

    回避策:NSX 分散仮想ポート グループの使用をサポートするには、ESXi ホストのメモリ量を増やします。システムに仮想マシンをサポートするのに十分なメモリがあることを確認した場合、次のコマンドを使用して、hostd のメモリを直接増やすことができます。

    localcli --plugin-dir /usr/lib/vmware/esxcli/int/ sched group setmemconfig --group-path host/vim/vmvisor/hostd --units mb --min 2048 --max 2048

    これにより、hostd が、環境内の仮想マシン用に通常予約されているメモリを使用することに注意してください。このため、ESXi ホストがサポートできる仮想マシンの数が減少する可能性があります。

  • 仮想マシンでネットワークの予約が設定されている場合、DRS が vMotion を誤って起動することがある

    仮想マシンでネットワークの予約が設定されている場合、DRS は、指定された要件を満たすホストにのみ仮想マシンを移行することを想定しています。NSX トランスポート ノードがあるクラスタでは、一部のトランスポート ノードが NSX-T 分散仮想スイッチ (N-VDS) によりトランスポート ゾーンに参加し、その他のトランスポート ノードが vSphere Distributed Switch (VDS) 7.0 によりトランスポート ゾーンに参加すると、DRS が誤って vMotion を起動することがあります。この問題は、次の場合に発生することがあります。

    • 仮想マシンがネットワーク予約で構成された NSX 論理スイッチに接続する。

    • 一部のトランスポート ノードが N-VDS を使用してトランスポート ゾーンに参加し、その他のトランスポート ノードが VDS 7.0 を使用してトランスポート ゾーンに参加するか、またはトランスポート ノードが別の VDS 7.0 インスタンスを介してトランスポート ゾーンに参加する。

    回避策:すべてのトランスポート ノードを N-VDS または同じ VDS 7.0 インスタンスによってトランスポート ゾーンに参加させます。

  • NSX ポートグループに VMkernel NIC (vmknic) を追加すると、vCenter Server は「ステートレス ホスト上の NSX ポートグループへの VMKernel アダプタの接続は、サポートされている操作ではありません。分散ポート グループを使用してください。」というエラーを報告する。

    • vSphere Distributed Switch (VDS) のステートレス ESXi では、NSX ポート グループ上の vmknic はブロックされます。代わりに、分散ポート グループを使用する必要があります。

    • Distributed Switch 上のステートフル ESXi では、NSX ポート グループ上の vmknic はサポートされていますが、NSX ポート グループ上で vmknic を使用している場合、vSAN に問題が発生する可能性があります。

    回避策:同じ Distributed Switch で分散ポート グループを使用します。

  • QLogic 4x10GE QL41164HFCU CNA に対して vCenter Server から SRIOV を有効にできないことがある

    QLogic 4x10GE QL41164HFCU CNA を使用している場合、物理ネットワーク アダプタの [設定の編集] ダイアログに移動して SR-IOV を有効にしようとすると、操作が失敗することがあります。SR-IOV を有効にしようとすると、ESXi ホストのネットワークが停止する可能性があります。

    回避策:SR-IOV を有効にするには、ESXi ホストで次のコマンドを使用します。

    esxcfg-module

  • Distributed Resource Scheduler (DRS) を使用しているクラスタ内のホストが、別の Virtual Distributed Switch (VDS) または NSX-T Virtual Distributed Switch (NVDS) と VDS の組み合わせによって NSX-T ネットワークに参加すると、vCenter Server に障害が発生する

    vSphere 7.0 では、vSphere VDS 上で NSX-T ネットワークを DRS クラスタと併用している際に、ホストが同一の VDS または NVDS による NSX トランスポート ゾーンに参加していない場合、vCenter Server に障害が発生することがあります。

    回避策:DRS クラスタ内のホストが、同一の VDS または NVDS を使用する NSX トランスポート ゾーンに参加するようにします。

ストレージの問題

  • SmartPQI コントローラを使用する HPE Gen10 サーバでのディスクのホット リムーブとホット インサートの後、VMFS データストアが自動的にマウントされない

    エクスパンダなしの SmartPQI コントローラを使用する HPE Gen10 サーバの SATA ディスクが、ホット リムーブされてから同じマシンの別のディスク ベイにホット インサートされる場合、または複数のディスクがホット リムーブされてから別の順序でホット インサートされる場合、ディスクに新しいローカル名が割り当てられることがあります。そのディスク上の VMFS データストアはスナップショットとして表示され、デバイス名が変更されたため、自動的にマウントし直されることはありません。

    回避策:なし。SmartPQI コントローラでは、順序なしのホット リムーブおよびホット インサート操作はサポートされていません。

  • NVMe ベースの VMFS データストアに対する VOMA チェックがエラーで失敗する

    VOMA チェックは NVMe ベースの VMFS データストアではサポートされておらず、次のエラーが表示されて失敗します。

    ERROR: Failed to reserve device. Function not implemented 

    例:

    # voma -m vmfs -f check -d /vmfs/devices/disks/: <partition#>Running VMFS Checker version 2.1 in check modeInitializing LVM metadata, Basic Checks will be doneChecking for filesystem activityPerforming filesystem liveness check..|Scanning for VMFS-6 host activity (4096 bytes/HB, 1024 HBs).ERROR: Failed to reserve device. Function not implementedAborting VMFS volume checkVOMA failed to check device : General Error

    回避策:なし。VMFS メタデータを分析する必要がある場合は、-l オプションを使用して収集し、VMware ユーザー サポートに渡します。ダンプを収集するためのコマンドは、次のとおりです。

    voma -l -f dump -d /vmfs/devices/disks/:<partition#> 
  • 仮想マシンの再構成 API を使用して、暗号化された First Class Disk を暗号化された仮想マシンに接続すると、エラーが発生して失敗することがある

    FCD と仮想マシンが異なる暗号化キーで暗号化されている場合、VM reconfigure API を使用して、暗号化された FCD を暗号化された仮想マシンに接続しようとすると、次のエラー メッセージが表示されて失敗することがあります。

    Cannot decrypt disk because key or password is incorrect.

    回避策:VM reconfigure API ではなく、attachDisk API を使用して、暗号化された FCD を暗号化された仮想マシンに接続します。

  • スパンされた VMFS データストアの非ヘッド エクステントが Permanent Device Loss (PDL) 状態になると、ESXi ホストが応答しない状態になることがある

    この問題は、スパンされた VMFS データストアの非ヘッド エクステントがヘッド エクステントとともに失敗した場合には発生しません。この場合、データストア全体にアクセスできなくなり、I/O が許可されなくなります。

    これに対して、非ヘッド エクステントは失敗しても、ヘッド エクステントがアクセス可能である場合、データストアのハートビートは正常であると表示されます。また、ホストとデータストア間の I/O も継続されます。ただし、失敗した非ヘッド エクステントに依存するすべての I/O は失敗し始めます。失敗した I/O の解決を待つ間に、他の I/O トランザクションが蓄積され、ホストが応答していない状態になります。

    回避策:この問題を解決するには、非ヘッド エクステントの PDL 条件を修正します。

  • Virtual NVMe コントローラが Windows 10 ゲスト OS のデフォルトのディスク コントローラである

    ハードウェア バージョン 15 以降を使用している場合、Virtual NVMe コントローラが以下のゲスト OS のデフォルトのディスク コントローラになります。

    Windows 10

    Windows Server 2016

    Windows Server 2019

    Virtual NVMe コントローラを使用している場合、一部の機能が使用できないことがあります。詳細については、https://kb.vmware.com/s/article/2147714 を参照してください

    :一部のクライアントでは、以前のデフォルトの LSI Logic SAS が使用されます。これには、ESXi Host Client と PowerCLI が含まれます。

    回避策:Virtual NVMe で使用できない機能が必要な場合は、VMware 準仮想化 SCSI (PVSCSI) または LSI Logic SAS に切り替えます。VMware 準仮想化 SCSI (PVSCSI) の使用方法については、https://kb.vmware.com/s/article/1010398 を参照してください

  • ESXi ホストを vSphere 7.0 にアップグレードした後、コア要求ルールの重複が存在すると、予期しない動作が発生することがある

    要求ルールは、NMP、HPP などのマルチパス プラグインが特定のストレージ デバイスへのパスを所有するかどうかを判定します。ESXi 7.0 は、要求ルールの重複をサポートしていません。ただし、レガシー リリースからのアップグレードによって継承された既存の要求ルールに重複したルールを追加しても、ESXi 7.0 ホストはアラートを表示しません。重複したルールを使用すると、ストレージ デバイスが意図しないプラグインによって要求され、予期しない結果が発生する可能性があります。

    回避策:重複したコア要求ルールは使用しないでください。新しい要求ルールを追加する前に、一致する既存の要求ルールをすべて削除してください。

  • コンプライアンスの状態フィルタが設定された CNS クエリが、完了するまでに異常に長い時間がかかることがある

    CNS QueryVolume API を使用すると、ボリュームの健全性やコンプライアンスの状態など、CNS ボリュームに関する情報を取得できます。個々のボリュームのコンプライアンスの状態を確認すると、結果が迅速に取得されます。ただし、複数(数十、または数百)のボリュームのコンプライアンスの状態をチェックするために CNS QueryVolume API を呼び出すと、クエリの実行速度が低下することがあります。

    回避策:一括クエリを使わないようにします。コンプライアンスの状態を取得する必要がある場合は、一度に 1 つのボリュームに対するクエリを実行するか、クエリ API のボリュームの数を 20 以下に制限します。クエリを使用している間は、最高のパフォーマンスを得るために、他の CNS 操作を実行しないようにします。

  • APD または PDL の障害からリカバリした後、NVMe over Fabrics の名前空間またはデバイスによってバッキングされた VMFS データストアが完全にアクセス不能になることがある

    ESXi ホスト上の VMFS データストアが NVMe over Fabrics の名前空間またはデバイスによってバッキングされている場合に、APD (All Paths Down) または PDL (Permanent Device Loss) の障害が発生すると、リカバリ後もデータストアにアクセスできないことがあります。ESXi ホストと vCenter Server システムのどちらからもデータストアにアクセスできません。

    回避策:この状態からリカバリするには、ホストまたはクラスタ レベルで再スキャンを実行します。詳細については、「ストレージの再スキャンの実行」を参照してください。

  • 削除された CNS ボリュームが、CNS ユーザー インターフェイスに既存のボリュームとして一時的に表示されることがある

    CNS ボリュームをバッキングする FCD ディスクを削除した後も、そのボリュームが CNS ユーザー インターフェイスに既存のボリュームとして表示される場合があります。ボリュームを削除しようとすると、失敗します。次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。

    The object or item referred to could not be found

    回避策:次回の完全同期で不整合が解決され、CNS ユーザー インターフェイスが正常に更新されます。

  • 複数の CNS ボリュームを同じポッドに接続しようとすると、エラーが発生して失敗することがある

    複数のボリュームを同じポッドに同時に接続しようとすると、接続操作中に同じコントローラ スロットが選択されることがあります。その結果、1 つの操作のみが成功し、それ以外のボリュームのマウントは失敗します。

    回避策:Kubernetes が失敗した操作を再試行した後、ノードの仮想マシンでコントローラ スロットが使用可能な場合、操作は成功します。

  • 状況によっては、CNS の操作が失敗しても、vSphere Client でタスクのステータスが「成功」と表示されることがある

    この問題は、非準拠のストレージ ポリシーを使用して CNS ボリュームを作成する場合などに発生することがあります。操作は失敗しますが、vSphere Client ではタスクのステータスが「成功」と表示されます。

    回避策:vSphere Client でタスクのステータスが成功になっていても、CNS 操作が成功したとは限りません。操作が正常に完了したことを確認するには、結果を確認してください。

  • CNS のパーシステント ボリュームの削除操作に失敗すると、vSphere データストア上にボリュームが削除されずに残ることがある

    この問題は、CNS の削除 API でポッドに接続されているパーシステント ボリュームを削除する際に発生することがあります。たとえば、ポッドが実行されている Kubernetes 名前空間を削除する際に発生することがあります。その結果、ボリュームは CNS から消去され、CNS のクエリ操作でボリュームが返らなくなります。しかし、ボリュームはデータストア上に配置され続け、CNS 削除 API 操作を繰り返しても削除することはできません。

    回避策:なし。

vCenter Server および vSphere Client の問題

  • PNID の変更後にベンダー プロバイダがオフラインになる

    vCenter IP アドレスを変更すると(PNID の変更)、登録されているベンダー プロバイダがオフラインになります。

    回避策:ベンダー プロバイダを再登録します。

  • vCenter Server をまたがった仮想マシンの移行がエラーで失敗する

    vCenter Server をまたがった vMotion を使用して、仮想マシンのストレージとホストを別の vCenter Server インスタンスに移動するときに、次のエラーが表示されることがあります。 The operation is not allowed in the current state.

    このエラーは、暗号化やその他の I/O フィルタ ルールなどのホスト ベースのルールを含むストレージ ポリシーが仮想マシンに割り当てられている場合に、ユーザー インターフェイス ウィザードで、ホストの選択手順の後、データストアの選択手順の前に表示されます。

    回避策:ホスト ベースのルールを持たないストレージ ポリシーに、仮想マシンとそのディスクを割り当てます。ソース仮想マシンが暗号化されている場合は、仮想マシンの復号化が必要になる場合があります。次に、vCenter Server をまたがった vMotion アクションを再試行します。

  • [ハードウェアの健全性] タブのストレージ センサー情報に、vCenter Server ユーザー インターフェイス、ホスト ユーザー インターフェイス、および MOB の正しくない値が表示される

    vCenter Server ユーザー インターフェイスで [ホスト] > [監視] > [ハードウェア健全性] > [ストレージ センサー] の順に移動すると、ストレージ情報として正しくない値または不明な値が表示されます。同じ問題が、ホスト ユーザー インターフェイスと MOB パス runtime.hardwareStatusInfo.storageStatusInfo でも発生します。

    回避策:なし。

  • vSphere ユーザー インターフェイスのホストの高度な設定で、現在のプロダクト ロッカーの場所が空として表示される(デフォルトでは空)

    vSphere ユーザー インターフェイスのホストの高度な設定で、現在のプロダクト ロッカーの場所が空として表示されます(デフォルトでは空)。これは、実際のプロダクトの場所 symlink が作成され、有効であることと一貫していません。これにより、ユーザーに混乱が生じます。デフォルトは、ユーザー インターフェイスからは修正できません。

    回避策:ユーザーは、ホストで esxcli コマンドを使用して、現在のプロダクト ロッカーの場所のデフォルトを次のように修正できます。

    1.既存のプロダクト ロッカーの場所の設定を次のように削除します: "esxcli system settings advanced remove -o ProductLockerLocation"

    2.プロダクト ロッカーの場所の設定を適切なデフォルト値で再追加します。

    2.a.ESXi が完全インストールの場合、デフォルト値は "/locker/packages/vmtoolsRepo" export PRODUCT_LOCKER_DEFAULT="/locker/packages/vmtoolsRepo"

    2.b.ESXi が autodeploy などの PXEboot 構成である場合のデフォルト値は"/vmtoolsRepo" export PRODUCT_LOCKER_DEFAULT="/vmtoolsRepo"

    次のコマンドを実行して、場所を自動的に確認します。 export PRODUCT_LOCKER_DEFAULT=`readlink /productLocker`

    設定を追加します: esxcli system settings advanced add -d "Path to VMware Tools repository" -o ProductLockerLocation -t string -s $PRODUCT_LOCKER_DEFAULT

    上の手順 2 のすべての操作をまとめて、次のように 1 つのコマンドを発行することができます。

    esxcli system settings advanced add -d "Path to VMware Tools repository" -o ProductLockerLocation -t string -s `readlink /productLocker`

  • vCenter Cloud Gateway が Software-Defined Data Center (SDDC) にリンクされていると、リンクされた SDDC 内の vCenter Server インスタンスがオンプレミスの vSphere Client に表示される

    vCenter Cloud Gateway がオンプレミス vCenter Server と同じ環境にデプロイされ、SDDC にリンクされている場合、SDDC の vCenter Server がオンプレミスの vSphere Client に表示されます。これは予期しない動作であり、リンクされた SDDC の vCenter Server は無視する必要があります。リンクされた SDDC の vCenter Server に関連するすべての操作は、vCenter Cloud Gateway 内で実行されている vSphere Client で実行する必要があります。

    回避策:なし。

仮想マシンの管理の問題

  • 7.0 Update 2 より前のバージョンでは、ESXi ホスト上の仮想マシンの UEFI HTTP 起動が失敗する

    仮想マシンの UEFI HTTP 起動は、バージョン ESXi 7.0 Update 2 以降のホストと、ハードウェア バージョン 19 以降の仮想マシンでのみサポートされています。

    回避策:UEFI HTTP 起動は、ハードウェア バージョン 19 以降の仮想マシンでのみ使用します。ハードウェア バージョン 19 を使用すると、仮想マシンは ESXi バージョン 7.0 Update 2 以降のホストにのみ配置されます。

  • Purity バージョン 5.3.10 上の vSphere Virtual Volumes データストアで仮想マシンのスナップショット操作が失敗する

    Purity バージョン 5.3.10 上の vSphere Virtual Volumes データストアで仮想マシンのスナップショット操作が次のようなエラーで失敗します。An error occurred while saving the snapshot: The VVol target encountered a vendor specific errorこの問題は、Purity バージョン 5.3.10 に固有です。

    回避策:Purity バージョン 6.1.7 にアップグレードするか、ベンダーの推奨事項に従ってください。

  • カスタマイズ スクリプトの postcustomization セクションが、ゲストのカスタマイズの前に実行される

    Linux ゲスト OS でゲスト カスタマイズ スクリプトを実行すると、カスタマイズ仕様で定義されているカスタマイズ スクリプトの precustomization セクションがゲスト カスタマイズの前に実行され、その後に postcustomization セクションが実行されます。仮想マシンのゲスト OS で Cloud-Init を有効にすると、Cloud-Init の既知の問題のために、カスタマイズの前に postcustomization セクションが実行されます。

    回避策:Cloud-Init を無効にし、標準のゲスト カスタマイズを使用します。

  • 共有ストレージを使用しない vSphere vMotion、Storage vMotion、vMotion でのグループ移行操作がエラーで失敗する

    複数のディスクとマルチレベルのスナップショットがある仮想マシンでグループ移行操作を実行すると、操作が失敗し、次のエラーが表示されることがあります。 com.vmware.vc.GenericVmConfigFault Failed waiting for data. Error 195887167. Connection closed by remote host, possibly due to timeout.

    回避策:失敗した仮想マシンに対して、一度に 1 台ずつ移行操作を再試行します。

  • URL から OVF または OVA テンプレートをデプロイすると、「403 許可されていません」エラーで失敗する

    HTTP クエリ パラメータを含む URL は、サポートされていません。たとえば、http://webaddress.com?file=abc.ovf または Amazon の事前署名済み S3 URL などです。

    回避策:ファイルをダウンロードし、ローカル ファイル システムからデプロイします。

  • 仮想マシン フォルダ内のネストされたオブジェクトの 3 階層目が表示されない

    次の手順を実行してください。

    1. データセンターに移動し、仮想マシン フォルダを作成します。

    2. 仮想マシン フォルダにネストされた仮想マシン フォルダを作成します。

    3. 2 階層目のフォルダに、別のネストされた仮想マシン、仮想マシン フォルダ、vApp、または仮想マシン テンプレートを作成します。

    その結果、[仮想マシンおよびテンプレート] インベントリ ツリーで、ネストされた 3 階層目のフォルダのオブジェクトが表示されません。

    回避策:3 階層目のネストされたフォルダ内のオブジェクトを表示するには、2 階層目のネストされたフォルダに移動して [仮想マシン] タブを選択します。

vSphere HA および Fault Tolerance の問題

  • クラスタ全体の APD などのストレージにアクセスできない状態からリカバリした後、クラスタ内の仮想マシンの実体がなくなることがある

    クラスタで HA と VMCP が有効になっている場合でも、クラスタ全体の APD がリカバリした後に、一部の仮想マシンが実体のない状態になることがあります。

    この問題は、以下の条件が同時に満たされた場合に発生することがあります。

    • クラスタ内のすべてのホストで APD が発生し、VMCP のタイムアウトに達するまでリカバリしない。

    • ホストでの APD が原因で、HA プライマリがフェイルオーバーを開始する。

    • HA フェイルオーバー中のパワーオン API が、次のいずれかの理由で失敗する。

      • 同じホスト全体の APD

      • クラスタ全体でのカスケード APD

      • ストレージの問題

      • リソースの利用不可

    • FDM が障害の発生した仮想マシンを登録解除しておらず、複数のホストが同じ仮想マシンをレポートしていることが VC のホスト同期によって応答されている場合に、FDM の登録解除と VC のスティール仮想マシン ロジックが開始することがある。FDM と VC の両方が、異なるホストの同じ仮想マシンを対象にした異なる登録済みコピーを登録解除するため、仮想マシンは実体がなくなります。

    回避策:APD のリカバリ後、クラスタ内で実体のない仮想マシンを手動で登録解除し、再登録する必要があります。

    実体のない仮想マシンを手動で再登録しない場合、HA は実体のない仮想マシンのフェイルオーバーを試みますが、APD がいつリカバリされるかに応じて、5 ~ 10 時間かかる場合があります。

    このような場合、クラスタの全体的な機能は影響を受けず、HA は仮想マシンの保護を継続します。これは、問題の発生中にVC に表示される内容に関するアノマリです。

vSphere Lifecycle Manager の問題

  • vSphere 7.0 リリースの vSAN クラスタで、vSphere Lifecycle Manager と vSAN ファイル サービスの両方を有効にできない

    クラスタで vSphere Lifecycle Manager が有効になっている場合、同じクラスタで vSAN ファイル サービスを有効にできません。また、その逆も同様です。vSAN ファイル サービスがすでに有効になっているクラスタで vSphere Lifecycle Manager を有効にするには、最初に vSAN ファイル サービスを無効にして操作を再試行します。1 つのイメージで管理されているクラスタに移行する場合は、そのクラスタで vSphere Lifecycle Manager を無効にすることはできません。

    回避策:なし。

  • ハードウェア サポート マネージャが使用できない場合、vSphere High Availability (HA) 機能に影響がある

    1 つのイメージで管理するクラスタにハードウェア サポート マネージャを使用できない場合に、ファームウェアとドライバのアドオンが選択され、vSphere HA が有効になっていると、vSphere HA 機能が影響を受けます。以下のエラーが発生することがあります。

    • クラスタでの vSphere HA の構成に失敗する。

    • ホスト上で vSphere HA エージェントの構成を完了できない: Applying HA VIBs on the cluster encountered a failure.

    • vSphere HA の修正が失敗する: A general system error occurred: Failed to get Effective Component map.

    • vSphere HA を無効にできない:ソリューションの削除タスクが失敗しました。 A general system error occurred: Cannot find hardware support package from depot or hardware support manager.

    回避策:

    • ハードウェア サポート マネージャが一時的に使用できない場合は、次の手順を実行します。

    1. ハードウェア サポート マネージャを vCenter Server に再接続します。

    2. [ホストおよびクラスタ] メニューからクラスタを選択します。

    3. [構成] タブを選択します。

    4. [サービス] で、[vSphere の可用性] をクリックします。

    5. vSphere HA を再度有効にします。

    • ハードウェア サポート マネージャが完全に使用できない場合は、次の手順を実行します。

    1. ハードウェア サポート マネージャとハードウェア サポート パッケージをイメージ仕様から削除します。

    2. vSphere HA を再度有効にします。

    3. [ホストおよびクラスタ] メニューからクラスタを選択します。

    4. [更新] タブを選択します。

    5. [編集] をクリックします。

    6. ファームウェアとドライバのアドオンを削除し、[保存] をクリックします。

    7. [構成] タブを選択します。

    8. [サービス] で、[vSphere の可用性] をクリックします。

    9. vSphere HA を再度有効にします。

  • vSphere Lifecycle Manager で修正プロセスを実行した後、I/OFilter がクラスタから削除されない

    vSphere Lifecycle Manager でクラスタを修正してクラスタから I/OFilter を削除する操作が次のエラー メッセージとともに失敗します。iofilter XXX already exists。iofilter は、インストール済みとして表示されたままになります。

    回避策:

    1. vCenter Server 管理対象オブジェクト (IoFilterManager) から IOFilter API UninstallIoFilter_Task を呼び出します。

    2. vSphere Lifecycle Manager でクラスタを修正します。

    3. vCenter Server 管理対象オブジェクト (IoFilterManager) から IOFilter API ResolveInstallationErrorsOnCluster_Task を呼び出して、データベースを更新します。

  • vSphere Lifecycle Manager で vSphere HA 対応のクラスタを修正しているときにホストを追加すると vSphere HA エラー状態になる

    vSphere HA 対応のクラスタの修正プロセスで 1 台または複数の ESXi ホストを追加すると、次のエラー メッセージが表示されます。 Applying HA VIBs on the cluster encountered a failure.

    回避策:クラスタの修正操作が完了した後、次のいずれかのタスクを実行します。

    • 障害が発生した ESXi ホストを右クリックし、[vSphere HA 用に再設定] を選択します。

    • クラスタの vSphere HA を無効にしてから再度有効にします。

  • vSphere Lifecycle Manager で vSphere HA 対応のクラスタを修正しているときに vSphere HA を無効にしてから再度有効にすると vSphere HA エラー状態になる

    クラスタの修正プロセスで vSphere HA を無効にしてから再度有効にすると、vSphere HA 健全性チェックでホストに vSphere HA VIB がインストールされていないと報告され、修正プロセスが失敗することがあります。次のエラー メッセージが表示されることがあります。Setting desired image spec for cluster failed

    回避策:クラスタの修正操作が終了した後、クラスタの vSphere HA を無効にしてから再度有効にします。

  • 大規模クラスタにおいて、vSphere Lifecycle Manager での推奨イメージの確認のパフォーマンスが低下する

    ホストが 16 台を超える大規模クラスタでは、推奨の生成タスクが完了するまでに 1 時間以上かかる場合やハングしているように見える場合があります。推奨タスクの完了時間は、各ホストで構成されているデバイスの数と、推奨される有効なイメージを取得する前に vSphere Lifecycle Manager が処理する必要があるデポのイメージ候補の数によって異なります。

    回避策:なし。

  • 大規模クラスタにおいて、vSphere Lifecycle Manager でのハードウェアの互換性の確認のパフォーマンスが低下する

    ホストが 16 台を超える大規模クラスタでは、検証レポートの生成タスクが完了するまでに最大で 30 分かかる場合やハングしているように見える場合があります。完了時間は、各ホストで構成されているデバイスの数と、クラスタで構成されているホストの数によって異なります。

    回避策:なし

  • vSphere Lifecycle Manager でクラスタを修正するときに、英語以外の言語で不完全なエラー メッセージが表示される

    vCenter Server のユーザー インターフェイスで、ローカライズされた言語の不完全なエラー メッセージが表示されることがあります。メッセージは、vSphere Lifecycle Manager でクラスタの修正プロセスが失敗した後に表示されます。たとえば、次のようなエラー メッセージが表示されます。

    英語のエラー メッセージ: Virtual machine 'VMC on DELL EMC -FileServer' that runs on cluster 'Cluster-1' reported an issue which prevents entering maintenance mode: Unable to access the virtual machine configuration: Unable to access file[local-0] VMC on Dell EMC - FileServer/VMC on Dell EMC - FileServer.vmx

    フランス語のエラー メッセージ: La VM « VMC on DELL EMC -FileServer », située sur le cluster « {Cluster-1} », a signalé un problème empêchant le passage en mode de maintenance : Unable to access the virtual machine configuration: Unable to access file[local-0] VMC on Dell EMC - FileServer/VMC on Dell EMC - FileServer.vmx

    回避策:なし。

  • ベンダー アドオン、コンポーネント、ファームウェアおよびドライバ アドオンを含まないイメージを、これらの要素を含むイメージを使用しているクラスタにインポートしたとき、既存のイメージのイメージ要素が削除されない

    ESXi 基本イメージのみが、インポートされたイメージのものと置き換えられます。

    回避策:インポート プロセスが終了したら、イメージを編集し、必要に応じてベンダー アドオン、コンポーネント、ファームウェアおよびドライバ アドオンを削除します。

  • ベースラインを使用するクラスタを単一のイメージを使用するクラスタに変換するとき、vSphere HA VIB が削除されることを示す警告が表示される

    ベースラインを使用する vSphere HA 対応のクラスタを単一のイメージを使用するクラスタに変換するとき、vmware-fdm コンポーネントが削除されることを示す警告メッセージが表示されることがあります。

    回避策:このメッセージは無視してかまいません。変換プロセスによって vmware-fdm コンポーネントがインストールされます。

  • プロキシ サーバ経由でインターネットからパッチ アップデートをダウンロードするように vSphere Update Manager が構成されている状態で、vSphere 7.0 へのアップグレードを行って Update Manager が vSphere Lifecycle Manager に変換された後、VMware パッチ リポジトリからのパッチのダウンロードに失敗することがある

    以前のリリースの vCenter Server では、vCenter Server と vSphere Update Manager に対してプロキシ設定を個別に構成できました。vSphere 7.0 にアップグレードすると、vSphere Update Manager サービスは vSphere Lifecycle Manager サービスの一部になります。vSphere Lifecycle Manager サービスの場合、プロキシ設定は vCenter Server Appliance 設定から構成されます。プロキシ サーバ経由でインターネットからパッチ アップデートをダウンロードするように Update Manager が構成されている一方で vCenter Server Appliance にプロキシ設定の構成がない場合、vCenter Server をバージョン 7.0 にアップグレードすると、vSphere Lifecycle Manager は VMware デポに接続できず、パッチまたはアップデートをダウンロードできません。

    回避策:vCenter Server Appliance 管理インターフェイス (https://<vCenter Server Appliance の FQDN または IP アドレス>:5480) にログインして vCenter Server Appliance のプロキシ設定を構成し、vSphere Lifecycle Manager でプロキシを使用できるようにします。

その他の問題

  • バージョン 6.5 のホスト プロファイルをバージョン 7.0 の ESXi ホストに適用すると、コンプライアンスの確認に失敗する

    バージョン 6.5 のホスト プロファイルをバージョン 7.0 の ESXi ホストに適用すると、コアダンプ ファイル プロファイルがホストに準拠していないと報告されます。

    回避策:考えられる回避策は 2 つあります。

    1. バージョン 6.5 のホスト プロファイルを作成する場合は、ESXi ホストの高度な設定オプション VMkernel.Boot.autoCreateDumpFile を false に設定します。

    2. バージョン 6.5 の既存のホスト プロファイルを適用する場合は、ホスト プロファイルに高度な設定オプション VMkernel.Boot.autoCreateDumpFile を追加し、そのオプションを固定ポリシーに設定して、値を false に設定します。

  • Dynamic Receive Side Scaling (DYN_RSS) または Generic RSS (GEN_RSS) 機能をオンにすると、Mellanox ConnectX-4 または ConnectX-5 のネイティブ ESXi ドライバのスループットがわずかに低下することがある

    DYN_RSS および GEN_RSS 機能がオンのとき、Mellanox ConnectX-4 または ConnectX-5 のネイティブ ESXi ドライバのスループットが 5% を下回る範囲で低下することがありますが、通常のワークロードへの影響はほとんどありません。

    回避策:次のコマンドを使用して、DYN_RSS および GEN_RSS 機能を無効にすることができます。

    # esxcli system module parameters set -m nmlx5_core -p "DYN_RSS=0 GEN_RSS=0"

    # reboot

  • PVRDMA 環境で同じホスト上の 2 台の仮想マシン間の RDMA トラフィックに問題が発生することがある

    PVRDMA 環境の vSphere 7.0 実装では、HCA が配置されている場合、仮想マシンはローカル通信用に HCA を介してトラフィックを渡します。ただし、qedrntv ドライバでは、RDMA トラフィックのループバックは機能しません。たとえば、同一のアップリンク ポートで構成されている仮想マシンで実行されている RDMA のキュー ペアは、相互に通信できません。

    vSphere 6.7 以前では、SRQ が有効な場合にローカルの RDMA トラフィックに HCA が使用されていました。vSphere 7.0 では、RoCE v2 を使用して HW v14 以上で SRQ が有効になっている PVRDMA のバージョンにより、仮想マシンで HCA ループバックを使用します。

    現在のバージョンの Marvell FastLinQ アダプタ ファームウェアでは、同じ PF またはポートの QP 間のループバック トラフィックはサポートされていません。

    回避策:必要なサポートは、vSphere 7.0 に対して認定されている、すぐに利用できるドライバで追加されます。インボックス qedrntv ドライバを使用している場合は、3 ホスト構成を使用して、仮想マシンを 3 台目のホストに移行する必要があります。

  • qedrntv ドライバでの Unreliable Datagram トラフィック QP の制限事項

    Marvell FastLinQ qedrntv RoCE ドライバと Unreliable Datagram (UD) トラフィックには制限があります。バルク トラフィックを含む UD アプリケーションは、qedrntv ドライバで動作しない可能性があります。さらに、UD QP は、DMA メモリ領域 (MR) のみを使用できます。物理 MR または FRMR はサポートされていません。UD QP とともに物理 MR または FRMR を使用するアプリケーションは、qedrntv ドライバとともに使用したときにトラフィックを渡すことができません。このようなテスト アプリケーションの既知の例には、ibv_ud_pingpongib_send_bw があります。

    iSER、NVMe-oF (RoCE)、PVRDMA などの VMware ESXi 環境における標準の RoCE および RoCEv2 のユースケースは、この問題の影響を受けません。UD トラフィックのユースケースは限定的で、この問題はバルク UD トラフィックを必要とする少数のアプリケーションに影響を及ぼします。

    Marvell FastLinQ ハードウェアは、RDMA UD トラフィック オフロードをサポートしていません。GSI QP をサポートするための VMware PVRDMA 要件を満たすために、UD QP サポートの制限付きソフトウェア専用の実装が qedrntv ドライバに追加されました。実装の目的は、制御パスの GSI 通信のサポートを提供することであり、バルク トラフィックと高度な機能をサポートする UD QP の完全な実装ではありません。

    UD のサポートはソフトウェアで実装されるため、大量のトラフィックに対応できず、パケットがドロップされる可能性があります。これにより、バルク UD トラフィックで障害が発生する可能性があります。

    回避策:バルク UD QP トラフィックは qedrntv ドライバでサポートされていません。現時点では回避策はありません。iSER、NVMe、RDMA、PVRDMA などの VMware ESXi RDMA (RoCE) のユースケースは、この問題の影響を受けません。

  • QLogic 578xx NIC を搭載したサーバで iSCSI LUN を頻繁に接続または切断すると、障害が発生することがある

    QLogic 578xx NIC の iSCSI 接続または切断を短時間で頻繁にトリガすると、qfle3 ドライバの問題が原因でサーバに障害が発生することがあります。これは、デバイスのファームウェアの既知の問題によるものです。

    回避策:なし。

  • Broadcom の NVMe over FC 環境で、ドライバのアンロードまたはコントローラの切断操作中に ESXi に障害が発生することがある

    Broadcom の NVMe over FC 環境で、ドライバのアンロードまたはコントローラの切断操作中に ESXi に障害が発生し、次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。 @BlueScreen: #PF Exception 14 in world 2098707:vmknvmeGener IP 0x4200225021cc addr 0x19

    回避策:なし。

  • 一部の Dell サーバ上で i350/X550 NIC の OEM ファームウェアのバージョン番号が ESXi に表示されない

    インボックスの ixgben ドライバは、i350/X550 NIC のファームウェア データ バージョンまたは署名のみを認識します。一部の Dell サーバでは、OEM ファームウェアのバージョン番号が OEM パッケージ バージョンのリージョンにプログラムされています。そのため、インボックスの ixgben ドライバは、この情報を読み取れません。8 桁のファームウェア署名のみが表示されます。

    回避策:OEM ファームウェアのバージョン番号を表示するには、非同期 ixgben ドライバのバージョン 1.7.15 以降をインストールします。

  • X710 または XL710 NIC が ESXi で動作しないことがある

    NIC のリセットや VMkernel の内部デバイス ツリーの操作など、特定の破壊的操作を X710 または XL710 NIC に対して開始すると、NIC ハードウェアがパケット以外のメモリからデータを読み取ることがあります。

    回避策:NIC のリセットや、VMkernel の内部デバイス状態の操作を行わないでください。

  • NVMe-oF では、システムの再起動後にパーシステントな VMHBA 名が使用されるとは限らない

    NVMe-oF は、vSphere 7.0 の新機能です。サーバに vmhba30+ を使用する USB ストレージ インストールがあり、さらに NVMe over RDMA 構成もある場合は、システムの再起動後に VMHBA 名が変更されることがあります。これは、NVMe over RDMA の VMHBA 名の割り当てが PCIe デバイスと異なるためです。ESXi では、パーシステンスを確保できません。

    回避策:なし。

  • サイズが 300 GB 以上の vCenter Server データベースのバックアップに失敗する

    vCenter Server データベースのサイズが 300 GB 以上の場合、ファイルベースのバックアップがタイムアウトして失敗します。次のエラー メッセージが表示されます。 Timeout! Failed to complete in 72000 seconds

    回避策:なし。

  • 外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server 6.x から vCenter Server 7.0 にアップグレードされた vCenter Server 7.0 をリストアすると失敗することがある

    外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server 6.x からバージョン 7.0 にアップグレードされた vCenter Server 7.0 をリストアすると、リストアが失敗し、次のエラーが表示されることがあります。 Failed to retrieve appliance storage list

    回避策:リストア プロセスの最初のステージで、vCenter Server 7.0 のストレージ レベルを増やします。たとえば、vCenter Server 6.7 外部 Platform Services Controller のセットアップ ストレージ タイプが small の場合は、リストア プロセス用に large ストレージ タイプを選択します。

  • [有効な SSL プロトコル] 構成パラメータがホスト プロファイル修正プロセスで構成されない

    Enabled SSL protocols 構成パラメータがホスト プロファイルの修正中に構成されず、システムのデフォルト プロトコルの tlsv1.2 のみが有効になります。この動作は、vCenter Server 7.0 環境にバージョン 7.0 以前のホスト プロファイルがある場合に発生します。

    回避策:SFCB の TLSV 1.0 または TLSV 1.1 SSL プロトコルを有効にするには、SSH を使用して ESXi ホストにログインし、次の ESXCLI コマンドを実行します。 esxcli system wbem -P <protocol_name>

  • ホスト プロファイルを使用してロックダウン モードの設定を構成できない

    セキュリティ ホスト プロファイルを使用してロックダウン モードを構成できず、一度に複数の ESXi ホストに適用できません。各ホストを手動で構成する必要があります。

    回避策:vCenter Server 7.0 では、セキュリティ ホスト プロファイルを使用して、ロックダウン モードを構成し、ロックダウン モードの例外ユーザー リストを管理できます。

  • ホスト プロファイルをクラスタに適用すると、Enhanced vMotion Compatibility (EVC) の設定が ESXi ホストで失われる

    構成ファイルを変更したとき、VMware 構成ファイル /etc/vmware/config 内の一部の設定は、ホスト プロファイルによって管理されず、ブロックされます。その結果、ホスト プロファイルがクラスタに適用されると、EVC 設定が失われ、EVC 機能が失われます。たとえば、マスクされていない CPU がワークロードに公開される可能性があります。

    回避策:クラスタ上に適切な EVC ベースラインを再構成し、EVC 設定をリカバリします。

  • vCenter Server 7.0 でコア ダンプ パーティションを定義するホスト プロファイルを使用すると、エラーが発生する

    vCenter Server 7.0 では、ホスト プロファイルを使用してコア ダンプ パーティションを構成および管理することはできません。コア ダンプ パーティションが定義されたホスト プロファイルを適用すると、次のエラーが発生します。 No valid coredump partition found.

    回避策:なし。vCenter Server 7.0 では、ホスト プロファイルはファイルベースのコア ダンプのみをサポートしています。

  • ESXCLI コマンドを実行してファイアウォール モジュールをアンロードすると、hostd サービスが失敗し、ESXi ホストの接続が失われる

    複数の ESXi ホストを含む環境でファイアウォール構成を自動化し、フィルタを破棄してファイアウォール モジュールをアンロードする ESXCLI コマンド esxcli network firewall unload を実行すると、hostd サービスが失敗し、ESXi ホストの接続が失われます。

    回避策:どのような状況でも、ファイアウォール モジュールのアンロードは推奨されません。ファイアウォール モジュールをアンロードする必要がある場合は、次の手順を実行します。

    1. 次のコマンドを使用して hostd サービスを停止します。

      /etc/init.d/hostd stop.

    2. 次のコマンドを使用して、ファイアウォール モジュールをアンロードします。

      esxcli network firewall unload.

    3. 必要な操作を実行します。

    4. 次のコマンドを使用して、ファイアウォール モジュールをロードします。

      esxcli network firewall load.

    5. 次のコマンドを使用して hostd サービスを開始します。

      /etc/init.d/hostd start.

  • Network File Copy (NFC) マネージャの未認証セッションが原因で、vSAN 環境で vSphere Storage vMotion の操作が失敗することがある

    仮想マシンに 1 つ以上のスナップショットがあり、異なるストレージ ポリシーが設定された複数の仮想ディスクがある場合、vSAN データストアへの移行を vSphere Storage vMotion を使用して実行すると失敗することがあります。この問題は、SOAP (Simple Object Access Protocol) の本文が許容される制限を超えているために発生する NFC マネージャの未認証セッションが原因で発生します。

    回避策:最初に、仮想マシン ホーム名前空間といずれかの仮想ディスクを移行します。処理が完了したら、残りの 2 つのディスクについて、ディスクのみの移行を実行します。

  • ESXi ホスト上のデバイスおよびストレージのプロパティと属性の変更が、再起動後に維持されないことがある

    ESXi ホストの再起動中にデバイス検出ルーチンがタイムアウトになると、ジャンプスタート プラグインは、ホスト上のすべての登録済みデバイスからデバイスとストレージの構成変更の一部を受信しない場合があります。その結果、再起動後に一部のデバイスまたはストレージのプロパティがデフォルト値にリストアされることがあります。

    回避策:影響を受けるデバイスまたはストレージのプロパティの変更を手動でリストアします。

  • ESXi 7.0 のベータ ビルドを使用している場合に、一部のライフサイクル操作中に ESXi ホストで障害が発生し、パープル スクリーンが表示されることがある

    ESXi 7.0 のベータ ビルドを使用している場合に、ドライバのアンロードや、ENS モードとネイティブ ドライバ モードの切り替えなど、一部のライフサイクルの操作中に ESXi ホストで障害が発生し、パープル スクリーンが表示されることがあります。たとえば、ENS モードを変更すると、バックトレースに次のようなエラー メッセージが表示されます。case ENS::INTERRUPT::NoVM_DeviceStateWithGracefulRemove hit BlueScreen: ASSERT bora/vmkernel/main/dlmalloc.c:2733 これはベータ ビルドに固有の問題で、ESXi 7.0 などのリリース ビルドには影響しません。

    回避策:ESXi 7.0 GA にアップデートします。

  • ダイジェスト操作に失敗したというエラーのために仮想マシンのスナップショットを作成できない

    コンテンツ ベースの読み取りキャッシュ (CBRC) ダイジェスト ファイルの更新中に All-Paths-Down (APD) 状態が発生するというまれな競合状態により、ダイジェスト ファイルに不整合が生じることがあります。その結果として、仮想マシンのスナップショットを作成できなくなります。バックトレースに「An error occurred while saving the snapshot: A digest operation has failed」のようなエラーが記録されます。

    回避策:仮想マシンの電源を入れ直すことにより、CBRC ハッシュの計算をトリガし、ダイジェスト ファイルの不整合をクリアします。

  • ESXi ホストをバージョン 7.0 Update 3 にアップグレードする際に、vCenter Server が以前のバージョンの場合、ESXi ホストの Trusted Platform Module (TPM) の認証に失敗する

    ESXi ホストをバージョン 7.0 Update 3 にアップグレードする際に、vCenter Server が以前のバージョンの場合、TPM を有効にすると、ESXi ホストが認証を渡すのに失敗します。vSphere Client には、ホスト TPM の証明アラームに関する警告が表示されます。vCenter Server がバージョン 7.0 Update 3 以外の場合、ESXi 7.0 Update 3 で導入された ECDSA (Elliptic Curve Digital Signature Algorithm) が原因で問題が発生します。

    回避策:vCenter Server をバージョン 7.0 Update 3 にアップグレードするか、アラームを確認します。

  • ブートローダー画面に TPM アセット タグに関する警告が表示される

    TPM が有効な ESXi ホストにアセット タグが設定されていない場合、ブートローダー画面に次のようなアイドル警告メッセージが表示されることがあります。

    Failed to determine TPM asset tag size: Buffer too smallFailed to measure asset tag into TPM: Buffer too small

    回避策:警告を無視するか、次のコマンドを使用してアセット タグを設定します: $ esxcli hardware tpm tag set -d

  • sensord デーモンが ESXi ホストのハードウェア ステータスを報告できない

    IPMI SDR 検証で発生したロジック エラーのために、sensord が電源情報のソースの特定に失敗することがあります。その結果、コマンド vsish -e get /power/hostStats を実行したときに出力が表示されないことがあります。

    回避策:なし

  • ESXi ホストで障害が発生してパープル スクリーンが表示されると、netdump サービスが動作を停止することがある

    ESXi ホストが機能を停止してパープル スクリーンが表示された場合に、まれに netdump サービスが次のようなエラーで停止することがあります:NetDump FAILED: Couldn't attach to dump server at IP x.x.x.x

    回避策:ローカル ストレージを使用するように VMkernel コア ダンプを構成します。

  • 複数の ESXi ホストで VMware Fault Domain Manager (FDM) コア ダンプが頻繁に発生する

    一部の環境では、データストアの数が FDM ファイル記述子の上限を超える場合があります。その結果、複数の ESXi ホストでコア ダンプが頻繁に発生して、FDM の障害が示されます。

    回避策:FDM ファイル記述子の制限を 2,048 に増やします。vSphere Client の vSphere HA の詳細オプションで、設定 das.config.fdm.maxFds を使用できます。詳細については、Set Advanced Optionsを参照してください。

  • NSX-T が有効であり、VLAN トランスポート ゾーンの統合 vSphere Distributed Switch (CVDS) を使用している vSAN クラスタ上の仮想マシンが、パワーオフ後にパワーオンできない

    セカンダリ サイトでディスク容量の 95% が使用されているとき、セカンダリ サイトの障害をシミュレートする前に仮想マシンがパワーオフされると、リカバリ中に一部の仮想マシンがパワーオンに失敗します。その結果、仮想マシンが応答しなくなります。この問題は、サイト リカバリにディスク、ESXi ホスト、または CPU キャパシティの追加が含まれているかどうかに関係なく発生します。

    回避策:パワーオンしない仮想マシンを選択し、仮想マシンのコンテキスト メニューにある [設定の編集] で、ネットワークを [仮想マシン ネットワーク] に変更します。

  • ESXi ホストで障害が発生し、パープル スクリーンにエラー Assert at bora/modules/vmkernel/vmfs/fs6Journal.c:835 が表示されることがある

    まれに、SESparse テストの実行時などに、VMFS データストア内のトランザクションあたりのロック数が J6_MAX_TXN_LOCKACTIONS パラメータの上限である 50 を超えることがあります。その結果、ESXi ホストで障害が発生し、パープル スクリーンにエラー Assert at bora/modules/vmkernel/vmfs/fs6Journal.c:835 が表示されることがあります。

    回避策:なし

  • nmlx5_core ドライバの netq_rss_ens パラメータを変更すると、ESXi ホストで障害が発生してパープル スクリーンが表示されることがある

    nmlx5_core ドライバに拡張データ パスを構成するときに netq_rss_ens パラメータを有効にすると、ESXi ホストで障害が発生してパープル スクリーンが表示されることがあります。NetQ RSS を有効化する netq_rss_ens パラメータは、デフォルトで値が 0 で、無効になっています。

    回避策:nmlx5_core ドライバの netq_rss_ens モジュール パラメータをデフォルトのままにしておきます。

  • すべてのアクティブなパスでのエラーのため、ESXi によって NVMeOF デバイスへの I/O が終了されることがある

    場合によっては、リンクの問題やコントローラの状態が原因で、NVMeOF デバイスへのすべてのアクティブ パスで I/O エラーが登録されることがあります。いずれかのパスのステータスが「非活動」に変わった場合、高パフォーマンス プラグイン (HPP) では、大量のエラーが表示されている別のパスは選択されないことがあります。そのため、I/O が失敗します。

    回避策:構成オプション /Misc/HppManageDegradedPaths を無効にして、I/O のブロックを解除します。

  • インボックス i40enu ネットワーク ドライバの名前が変更されたため、ESXi 7.0 Update 3 へのアップグレードが失敗することがある

    vSphere 7.0 Update 3 以降、ESXi 用のインボックス i40enu ネットワーク ドライバの名前は i40en に戻されます。vSphere 7.0 Update 2 で i40en ドライバの名前が i40enu に変更されましたが、この名称変更によって一部のアップグレード パスが影響を受けました。たとえば、ベースラインおよびベースライン グループを使用して管理する ESXi ホストでは、7.0 Update 2 または 7.0 Update 2a から 7.0 Update 3 へのロールアップ アップグレードが失敗します。ほとんどの場合、i40enu ドライバは追加の手順なしで ESXi 7.0 Update 3 にアップグレードされます。ただし、ドライバのアップグレードに失敗すると、ベースラインおよびベースライン グループで管理している ESXi ホストを更新できません。また、ホスト シードまたは vSphere Lifecycle Manager の単一イメージを使用して ESXi ホストを管理することもできません。システム内の i40enu ドライバおよびデバイスに関連する変更をすでに行っている場合は、ESXi 7.0 Update 3 にアップグレードする前に、ESXi 上の i40enu VIB またはコンポーネントをアンインストールするか、ESXi を ESXi 7.0 Update 2c にアップグレードする必要があります。

    回避策:詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB85982 を参照してください。

  • ESXi 7.0 Update 3d へのアップグレード後に SSH アクセスが失敗する

    ESXi 7.0 Update 3d にアップグレードした後に OpenSSH をバージョン 8.8 にアップデートした場合、状況によっては SSH アクセスに失敗することがあります。

    回避策:詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB88055 を参照してください。

  • ESXi ホストから仮想マシンへの USB デバイス パススルーが失敗することがある

    VMkernel によって USB モデム デバイスが複数のインターフェイスを同時に要求し、仮想マシンへのデバイス パススルーをブロックすることがあります。

    回避策:VMkernel からの NET インターフェイスを無視して、USB モデムによる仮想マシンへのパススルーを許可するには、ESXi ホストに USB.quirks の詳細構成を適用する必要があります。構成は 次の 3 つの方法で適用できます。

    1. ESXi Shell にアクセスし、次のコマンドを実行します。 esxcli system settings advanced set -o /USB/quirks -s 0xvvvv:0xpppp:0:0xffff:UQ_NET_IGNORE | |- Device Product ID |------- Device Vendor ID

      たとえば、Gemalto M2M GmbH Zoom 4625 モデム (vid:pid/1e2d:005b) の場合は、次のコマンドを実行します。

      esxcli system settings advanced set -o /USB/quirks -s 0x1e2d:0x005b:0:0xffff:UQ_NET_IGNORE

      ESXi ホストを再起動します。

    2. vSphere Client または vSphere Web Client から詳細構成を行い、ESXi ホストを再起動します。

    3. ホスト プロファイルを使用して、詳細構成を適用します。

    手順の詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB80416 を参照してください。

  • 特定のライブラリから vSphere への HTTP 要求が拒否されることがある

    vSphere 7.0 の HTTP リバース プロキシでは、以前のリリースと比べて、より厳しい標準コンプライアンスが適用されます。これにより、アプリケーションが vSphere への SOAP 呼び出し用に使用する一部のサードパーティ製ライブラリで、既存の問題が明らかになる可能性があります。

    このようなライブラリを使用する vSphere アプリケーションを開発する場合や、vSphere スタック内のこのようなライブラリに依存するアプリケーションを含める場合、これらのライブラリが HTTP 要求を VMOMI に送信するときに接続の問題が発生する可能性があります。たとえば、vijava ライブラリから発行される HTTP 要求は、次の形式をとることができます。

    POST /sdk HTTP/1.1SOAPActionContent-Type: text/xml; charset=utf-8User-Agent: Java/1.8.0_221

    この例の構文は、SOAPAction の後にコロンを必要とする HTTP プロトコル ヘッダー フィールドの要件に違反しています。そのため、この要求はフライト中に拒否されます。

    回避策:アプリケーションで非準拠のライブラリを利用している開発者は、そのライブラリに代えて HTTP 標準に準拠するライブラリを使用することを検討してください。たとえば、vijava ライブラリを使用している開発者は、そのライブラリに代えて最新バージョンの yavijava ライブラリを使用することを検討してください。

  • Broadcom ドライバ lsi_msgpt3、lsi_msgpt35、および lsi_mr3 を使用すると、ダンプ ファイルが表示されることがある

    lsi_msgpt3、lsi_msgpt35、および lsi_mr3 コントローラを使用している場合、ダンプ ファイル lsuv2-lsi-drivers-plugin-util-zdump が表示されることがあります。このプラグイン ユーティリティで使用されている storelib を終了するときに問題が発生します。ESXi の操作に影響はなく、このダンプ ファイルは無視できます。

    回避策:このメッセージは無視してかまいません。次のコマンドを使用して lsuv2-lsi-drivers-plugin を削除できます。

    esxcli software vib remove -n lsuv2-lsiv2-drivers-plugin

  • vCenter Server で PCI デバイスの SR-IOV を構成した後、再起動は不要というメッセージが表示されることがあるが、サードパーティの拡張機能によるデバイス構成が失われ、再適用が必要になる場合がある

    ESXi 7.0 では、SR-IOV 構成は再起動しなくても適用され、デバイス ドライバが再ロードされます。ESXi ホストでは、起動時にデバイス ドライバがロードされた後で実行する必要があるデバイス構成をサードパーティの拡張機能によって実行することがあります。デバイス構成を再適用するには、このようなサードパーティの拡張機能を実行するために再起動が必要です。

    回避策:サードパーティ製デバイスの構成を適用するには、SR-IOV を構成してから再起動する必要があります。

vSphere Client の問題

  • vSphere Client で BIOS メーカーが「--」と表示される

    vSphere Client で ESXi ホストを選択し、[構成] > [ハードウェア] > [ファームウェア] に移動すると、BIOS のメーカー名ではなく、-- が表示されます。

    回避策:詳細については、VMware ナレッジベースの記事 KB88937 を参照してください。

vSAN の問題

  • PR 2962316:vSAN ファイル サービスは NFSv4 委任をサポートしない

    このリリースでは、vSAN ファイル サービスは NFSv4 委任をサポートしていません。

    回避策:なし

  • PR 3235496:vSAN クラスタ上のアプリケーションが断続的に応答しなくなる

    vSAN クラスタ内の AMD サーバで詳細オプション preferHT が有効になっている場合、仮想マシンの仮想 CPU は同じ最終レベルのキャッシュで実行されます。すべての仮想 CPU が非常にビジーで、I/O を処理する NVMe スレッドが同じ最終レベルのキャッシュでも実行される場合、NVMe スレッドは CPU リソースに関してビジー状態の仮想マシンと競合するため、完了までにかなりの時間を要します。その結果、I/O 遅延が非常に長くなり、vSAN クラスタ上のストレージとアプリケーションが断続的に応答しなくなる場合があります。次のようなエラーがバックログに記録されます: Lost access to volume <uuid> due to connectivity issues. Recovery attempt is in progress and outcome will be reported shortly.

    回避策:NVMe 完了キューとビジー状態の仮想 CPU 間の競合を回避するには、コマンド esxcli system settings advanced set -o /Misc/vmknvmeCwYield -I 0 を使用します。

VMware ESXi 7.0 Update 3q リリース ノート (11)

VMware ESXi 7.0 Update 3q リリース ノート (12)

VMware ESXi 7.0 Update 3q リリース ノート (2024)

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